前のエピソード――第154話　それぞれの始まり

　笹川輝咲（ささがわ　きさき）

　女

　17歳

　立見高校2年

　身長181cm　体重68kg

　鮮やかな紫のショートヘア、瞳の色はブラウン

　得意科目　日本史　歴史

　立見高校の女子バレー部に所属、凛々しく物腰柔らかく王子様のような雰囲気を持ち容姿端麗にして文武両道で女子からの人気が非常に高い。

　抜群の身体能力を誇りバレー部でエースとして活躍、合気道の天才でもあり小学生時代に弥一へ合気道を教えた事が切欠で仲良くなり同じ高校で再会する。

　実は凄いナイスバディで普段はサラシを巻いて誤魔化したりしている。

　三船新吉（みふね　しんきち）

　男

　18歳

　空川学園3年

　身長178cm　体重69kg

　黒髪ドレッドヘアー、瞳の色は黒

　利き足　右

　ポジション　FW（センター）

　得意科目　現代社会

　空川学園のエース、GK以外のポジションをこなせる器用さを持っており強烈なシュートを武器にゴールを重ね、足元の技術も優れている。

　3年となった年は怪我に苦しめられてインターハイ予選の時の立見戦では出場出来なかったが選手権では完治、二度目の立見との試合で出場するも弥一に攻守で阻まれて完敗。レベルの違いを思い知らされた。

　ドレッドヘアーが自慢だが祖母からグレたのかと心配されて普通の髪型に戻そうか悩む。

　原中治（はらなか　おさむ）

　男

　18歳

　北村高校3年

　身長180cm　体重74kg

　坊主に近い短髪黒髪、瞳の色は黒

　利き足　右

　ポジション　DF（センター、サイドもこなせる）

　得意科目　数学、経済

　東京屈指の守備力を誇る北村DFの要、テクニックよりフィジカルで勝負するタイプでガッツ溢れるプレーが持ち味。

　努力家であり軟派な感じの鳥羽とは合わないせいか衝突した事がある。

　3年の今年最後のチャンスに賭けようと北村全員が努力を続けたが全国に行く事は叶わなかった。

　負けた時はやけ食いに走り、その量は半端なく一部ではフードファイター狙えるのではと噂されている。

　辻道也（つじ　みちや）

　男

　17歳

　西久保寺高校2年

　身長166cm、体重53kg

　茶髪で短髪、瞳の色は琥珀

　利き足　両利き

　ポジション　FW（ウイング）DF（サイド）

　得意科目　外国語

　西久保寺の攻撃の要でチーム一の瞬足を誇る、FWではあるがサイドバックもこなせて攻守に渡りスピードやテクニックで翻弄するのが得意。

　元々はそこまで優れたプレーヤーではなかったが高坂からの指導によってめきめきと上達し、今ではチームに欠かせない存在となった。

　負けず嫌いで勝利の為なら苦しくても我慢し、無理をする。立見戦も最後まで出ようとしていたが高坂に止められて無念の交代となる。

　身長を伸ばしたいが牛乳が好きではないのでコーヒー牛乳でも効果あるだろうと思って飲んでおり、効果は未だ出ていない。

　栄田雅史（さかえだ　まさし）

　男

　17歳

　西久保寺高校2年

　身長182cm、体重76kg

　黒髪で短髪、瞳の色は黒

　利き足　右

　ポジション　FW（センター）

　得意科目　地理

　西久保寺の攻撃の要で2年キャプテン、長身を活かしてのフィジカルを武器としチーム最多のゴールを選手権東京予選で上げている根っからのストライカー。

　あまり守備をしてこなかったが高坂の指導により前線からプレスを積極的にかけて走り回るようになる。

　立見戦では1点も取れなかったが東京予選Aブロックの得点王に輝いた。

　密かにモテたいと思っているが中々そうはならず同じFWでモテてる鳥羽を見てどうすればそうなれるのか研究している。

　土門源一（どもん　げんいち）

　男

　17歳

　西久保寺高校2年

　身長188cm　体重85kg

　坊主頭に近い黒髪、瞳の色はブラウン

　利き足　右

　ポジション　DF（センター）

　得意科目　特になし（常に赤点ギリギリ）

　西久保寺の守備を支える要のDF、屈強な肉体によるフィジカルが強烈で競り合う相手を弾き飛ばすパワーファイター。

　自らも積極的に攻撃参加に上がり強烈なミドルやロングシュートで西久保寺の攻撃に貢献する。

　あまり細かい事を考えない性格でとにかくぶつかってファールにならないよう吹っ飛ばせば良いとプレーし、結果ファール率が高く相手にチャンスを与えてしまう事もしばしば。

　練習や試合後に食べる飯が最高に美味いと感じ、飯の為ならとにかく頑張れる。

　前田茶都（まえだ　ちゃど）

　男

　16歳

　西久保寺高校1年

　身長184cm、体重77kg

　長い黒髪を後ろに縛り一つに纏めたポニーテール、肌が黒く顔立ちは外国人。瞳の色は黒。

　利き足　左

　ポジション　DF（サイド、センターもこなせる）

　得意科目　外国語、世界史

　西久保寺の1年でアメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたハーフで日本国籍。

　アメリカ人の父親の血を濃く受け継いだ影響か、日本人離れした力強いフィジカルから繰り出される重戦車ドリブルでサイドを駆け上がり相手を弾き飛ばす、パワーとスピードの両方を兼ね備えているが足元の技術は甘い（弥一曰く）

　陽気な性格でチームを盛り立てる。

　見た目からして外国人であり英語で話される事が多く、困惑していたので英語を勉強し今では得意科目にまでなった。

　小平勝（こひら　しょう）

　男

　16歳

　西久保寺高校1年

　身長165cm、体重55kg

　サラッとした短めの金髪、瞳の色はブラウン

　利き足　右

　ポジション　GK

　得意科目　外国語

　西久保寺の1年で控えのGK、立見との決勝戦で正GKの真中が負傷し急遽出場となりゴールを守る。

　シュートへの反応が素早く低い身長を跳躍力でカバーし、キーパーとして高レベルでプレースキックの技術はチーム随一。

　積極的に前へ出て正確無比なキックで前線へと送り攻撃でもチームに貢献する。

　容姿端麗な美少年で女子からの人気の高さは学校1だが本人にその自覚は無い。

　高坂学（こうさか　まなぶ）

　男

　30歳

　西久保寺高校サッカー部監督

　身長175cm、体重70kg

　短髪で黒髪の七三分け、瞳の色は黒

　利き足　右

　西久保寺の若き監督で元プロサッカー選手、現役時代は日本代表入りも期待された逸材だったが試合中の接触によって選手生命が絶たれる程の大怪我を負って引退。その後はユース世代の育成に力を注ぐようになり西久保寺でサッカー部を創設、彼の指導により部員達は上達していき5年目で選手権の全国出場を狙えるレベルにまで成長する。

　自身が怪我で苦しんだ経験を持つ為、選手達が軽めの怪我を負った時は躊躇なく交代させて選手の身を守る。

　現役プロの太一とは元々同じプロチームの先輩後輩という関係、彼とは家族ぐるみで仲が良く高坂の妻と太一の妻は幼馴染。