第7話 かるた①
あの時のジャックとの会話のおかげでかるたを作ることにした。
この世界では紙は貴重だ。だからかるたには綺麗に長さや厚さを揃えてある木の板を使用して作ることになった。
「ノア、かるたという物を作ろうと思うんだけど…」
「カルタ、とは何ですか?話は聞いていたんですけど詳しくは分からなくて…。」
「たしかこの木の板を使うんですよね?」
「うん。」
「かるたはね、遊びながら文字を学べる物なんだけど、、
こんな感じでさっき試しに書いてみたんだけど、半分は文字・半分は絵になってるでしょ。」
「文字の方を読み札・絵の方を絵札といって読み札がアップルだったらアップルが書いてある絵札を取る。
こうして、数人で遊んで最終的に1番多く枚数を取れた人が勝ちという感じで遊びながら文字も覚えられる優れ物なんだ。」
「凄いですねカルタ…間違いなくこれが普及したら識字率は上がりますね。」
ノアにかるたの説明を終えて、早速今回かるたの絵や文字を担当してくれる人の面接をしに行った。
普段ならセバスチャンに任せてしまうところだが、これから長い付き合いになりそうなので僕も面接官として参加する事になった。
今回は合計10名面接に来てくれたけど最終的に絵はハリーという少年、文字はミアという少女に決まった。
「領主様、今回は俺を採用してくれてありがとうございます。」
「領主様、ありがとうございます。」
「2人とも、これからよろしくね。」
「それと、領主様じゃなくてレオンって呼んで構わないよ。」
「「ありがとうございます、レオン様 !!」」
良い人達が見つかって良かったな、、。
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