第6話 識字率

最近2つの問題が片付いて、次は何をすればいいのか考えている。

前世の世界では当たり前に出来ていた事でも、この世界では出来ない事が多い。

例えば、全体的にも衛生面の管理がされていないし、他にも平民の識字率が低かったり・教育機関や医療機関も揃っていない事などが挙げられる。


逆にこの世界での当たり前は階級制度があったり・魔法が使えたり、魔物が居たりする事だ。

前世と今世の世界では本当に全然違う。



(コンコン)

「どうぞ。」

「レオン様、入ります。」

「もう交代の時間か。」

「そういえばジャックって平民だよね?」

「はい!そうです。」

「ちょっと聞きたい事があるんだけど、、。ジャックの周りで文字を書ける人ってどれくらい居る?」

「仕事仲間、騎士団の人達は全員文字を読み書きできます。でも両親や兄弟、知り合いの農家の人達はほぼ全員文字を読み書き出来ないです。‎」

「そっか。」

「ジャックが文字を覚える時はどうやって勉強した?」

「騎士団に入ってから、何度も書いて覚えました。」


前世だとかるたで遊んで覚えたりもしてたよな、、それが出来たらもっと文字を覚えるのが楽になるかもしれない。


「もし、遊びながら文字を覚える事が出来るかもって言ったらどう?」

「皆んなそれはもう喜ぶと思います!」



決まった!次はかるたを作ろう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る