第9話 作戦開始?作戦開始!
作戦立案をした日から3日が経ち私は地図を見てから最終確認をする為に青宮さんの執務室へ向かった。
「失礼します青宮さん」
「あぁ彗羽か。入っていいぞ」
彼の声を聞いたあと私はドアを開け1度頭を下げたあと彼に近寄り持ってきた地図を渡し「最終確認に来ました」と告げた
「あぁ分かった。始めてくれ」
「はい。まず例の地区近くに3人、そして地区の中に5人。その5人の中に青宮さんも含まれます……私はスラム街で元々住んでいた辺りで地図を見ながら指示を出す……で合ってますか?」
「あぁ。部下たちにもそう伝えてある。確認事項はそれくらいか?」
「はい……あとスラム街だとその服は目立つので気をつけた方がいいかと。」
「分かった。30分後に出発する。お前も準備して外で待機してろ」
「分かりました。失礼します」
私はそう告げてから青宮さんの部屋を出てから自分の部屋へと向かった。
「……動きやすくて目立たない服……スラムに居た頃の服は全部捨てられたからな……これでいいか」
カチャリと小さな音を立てて取り出した服はグレーのパーカーと黒のスキニーパンツ。あとは適当なスニーカーを合わせた。
「……よし。行ってきます」
私はそう部屋に告げてから地図を持ってから外に出て青宮さんとその部下の人たちを待った。
「彗羽。悪い待たせたか」
「いえ。」
「そうか……っとこれを渡すのを忘れてた」
「……これは?」
「インカムだ。これなら電話より早く指示を出せるからな。お前も付けとけ」
「分かりました。」
私はこくりと頷き付け方を教えて貰いながら耳に付け、小さく笑みを浮かべた。
「よし。お前ら準備はいいな?行くぞ」
さぁ作戦開始だ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます