第3話 立場により許されること
人とのコミュニケーションには難しさがあります
私のような人間と、普通の人間のあいだには深い谷があるのです。
人との会話はキャッチボール、まずは相手の話を聞くのが大事と言われます。
しかしそれは建前で、実際の社会では発話してよい人と発話してはいけない人がいます。その場の空気を形成している人がおり、その人は自由に発話して良いけれど、私が発話するタイミングは基本的にはありません。
いわゆる暗黙の了解というやつです。
以前は、それが理不尽だと思っていました。しかしそれを知ってしまった今は、もっと早く知っていれば理不尽さから距離を置けて、人との軋轢が少なく済んだのに、と思ってしまいます。社会人になる前に、というよりは義務教育で、私がひとりでは知ることのできない暗黙の了解について教えてもらえたらよかったのに。
今はインターネットやブログ、SNSなど自分ひとりだけで発信できる場所はたくさんあります。人とムダに「コミュニケーション」をしようと試行錯誤するより、発信できる場所で発信し続ければ、もっと楽しい人生になったのになと思います。
そしていま、ここで書いているわけです。
心に移りゆくよしなし事 @chie-n
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