第6話 始まりの街の市長の娘
で、勇者カリク達をぶっ飛ばしザマァしてしまったオレ大輝は途方に暮れていた。勇者カリクは始まりの街を資金面で牛耳っており殴った時点から噂は広まり俺と女神ノノッチは街でハブられてしまった。
中立のギルドすら俺らに仕事は出せないだと。世の中世知辛え!!
ノノッチはそれでも元気だった。ハブられてるの気づいてないのかも。
今日もモンスター狩りに出ると宿屋前に少女が立っていた。青髪のロングいいとこの服を着ていた。
「おじさん達? 勇者様を倒したのは?」
「そうだが? なんか用か?」
「ダイキ! だめだよ。子供に優しくしなきゃ。」
子供でも嫌味言われると思って聞いていた。少女はそれを聞いて興奮し始めた。なんだか俺らのファンらしい。
「私、ファミ! あのサウザンドソード騎士エレンを倒したおじ様達にお願いがあるんです!!」
「なんだ?」
「なんです?」
「もう一度エレンをやっつけて欲しいのです! 私をあなた達のパーティに入れて!」
はーーーーーーーー????
聞いてみたらエレンとファミはご令嬢で親友で腐れ縁らしい。いつもエレンの武勇伝を聞いてたファミはいつかエレンをボコりたかったらしい。そんなのに、俺ら巻き込まれてもなあ。
「じゃあ、決まりです! 明日午後始まりの街外の丘。勇者パーティと決闘です!」
「おいおいおい!」
「いいじゃ無いですか? 勇者カリクをもっかい殴ればギルドも大輝を認めますって!」
「ノノッチは気楽だなあ。」
こうして勇者カリクパーティと再戦になった。
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