第1話 丑の刻参り
「ヒィッ」
思わず声が
突然吹いてきた風の冷たさに
道中はだれにも見つからないようにと念を押された。私だってうら若き
スマホのライト機能を使って周囲を確認する。ここは街外れにある台地のヘリ。周囲を木々が
神社の御神木である
木の幹に軽く手を当て
ゴツゴツとした荒い表皮。
さらによく見ると、真新しい小さな穴が所々に開いていた。
「これって……もしかして……」
丑の刻参りは今も
「これからここにわら人形を打ち付けます。神様、どうかお許しください」
大きく息を吸い込んだ後、一礼をした。
スマホを首から下げ、必要なものを
――1時間後――。
ドクン――心臓の鼓動が大きく跳ね上がった。目の前の景色がグニャッと大きく
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