あとがき

 改めましてどうもこんにちは。田無竜です。

 本作は少し異色な内容の著作になりましたが、ここまで読み進めて頂き誠にありがとうございます。

 え? なんか前書きとかと文体が違う?

 お気になさらず。

 全ての文章は『田無竜』によるものです。

 ああ、もちろん『田無竜』というのは僕の本名ではありませんよ。ペンネームという奴です。

 とにかく読者の皆さんは何も気にすることは――。


 ……いや、それは違いますね。

 どうぞ皆さんお気にしてください。

 関心を持って下さい。

 それが僕らの望みですからね。


 ……まあいいでしょう。

 話は変わりますが、僕は色々と後悔しています。

 僕自身、何かに関心を持ったりすることがあまりなく、社会からは孤立する側の人間であり、同時に孤立する人間に興味を持てない人種です。

 昔は他人のことなど何も考えずに好き勝手なことをして、自己満足に更けていた事実もあります。

 しかし、僕だけではありません。

 きっと……この社会のたくさんの人がそうなのでしょう。

みんながみんなに無関心だ。

 この現代、自殺者数が減ることはあっても、無気力で孤独感を強める人間は増え続けるしかないと思っています。

 僕自身が出来ないので、僕は皆さんに対して他人に関心を持つことを強要まではしません。

 しかし、何もしないでいられるわけでもなかった。

 この書を記したことが、果たして何かの役に立つのかどうか。

 後悔しかありませんが、淡い期待を寄せることにしましょう。




 私は皆さんのことを信じている。

 だから皆さんも私のことを信じてほしい。

 貴方は決して一人じゃない。

 最後にこの言葉を投げかけよう。


『Am I indifferent to you? (私が貴方に関心が無いとでも?)』。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

花水木事件の全容 ~向田関吾の記録~ 田無 竜 @numaou0195

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ