第4話 呪のスキル

諸々を済ませて再びログインして、そこで今度は魔法関係の本を見てみる事にして、取りあえずこんな雑魚い魔力量じゃ出来る事はたかが知れているし魔力量を増やす方法でも無いかなぁとか思いながら本を見てみると<魔力量増加方法初級編>と言うのがあって、そこには幾つかの方法が書かれていたが、その中でも一番手っ取り早いのは魔晶石を噛み砕いて摂取すると言う方法だった。


取りあえずやってみようと言う事で試してみると本当に魔力量が増加して、それならばと現状持っている魔晶石を全て摂取してから、魔法関係の本を読み漁る事にした。


《新しく知識系スキル<基礎魔法言語Lv1>を習得しました》


先ず分かった事がある。魔法の書かれている本は魔力感知で読める文字とは違って専用の文字があるらしく、それが魔法言語と言う事が分かって今はそれを勉強している所だった。と言うかこの魔法言語は魔法と名の付く通り魔法を発動させる為に重要な魔法陣を構築するのにも使うらしくどっちみち覚えないといけないらしい。


《スキル<思考加速Lv4>が<思考加速Lv5>に上昇しました》

《スキル<速読Lv9>が<速読Lv10>に上昇しました》

《スキル<速読Lv10>が汎用系スキル<超速読Lv1>に変化しました》

《スキル<速読Lv10>を習得した事により新しく汎用系スキル<認識加速Lv1>を派生習得しました》

《スキル<基礎魔法言語Lv9>が<基礎魔法言語Lv10>に上昇しました》

《スキル<基礎魔法言語Lv10>を習得した事により新しく知識系スキル<応用魔法言語Lv1>を派生習得しました》

《初回スキルレベルアップボーナスとしてSPを10取得しました》

《スキルレベルアップボーナスとしてSPを10取得しました》


スキルレベルが10になる事でSPを取得できるのかと言う驚きがあった。因みに応用魔法言語のスキルがレベル4に上がったあたりで本を読めるまでになってそれからも魔法関係の本を読んでみたが、結構難しかった。まぁ分からない程じゃないけど一々使うたびにこれがあるのなら使いこなすのに結構苦労しそうだなとか思っていた。


《新しく魔力系スキル<無属魔法Lv1>を習得しました》

《新しく魔法<魔力弾>を習得しました》


無属魔法のスキルと魔法<魔力弾>を習得した事で漸く魔法使いを名乗れるくらいになったかなと思いながら無力弾を試すために地下迷宮に足を運んだ。


因みに魔力弾の使用に対する消費魔力は数々の魔法の中でも最低らしく今後はこれを1として消費魔力を計算しようかなとか思いながら迷宮に着いて、そこいらに居たスケルトンに魔力弾を放ってみると、何と一発で倒す事に成功して、これまでの苦労は何だったのかと思う反面魔力を消費すると言う感覚が思ったよりも疲れるなと思いながら一先ず魔晶石を取り込んで魔法資料室に帰った。


《新しく魔法<魔力矢>を習得しました》

《新しく魔法<魔力槍>を習得しました》

《新しく魔法<魔力壁>を習得しました》


それから無属魔法の内3つの魔法を新しく習得してみて、習得した魔法を一通りためしてみたが、魔力矢は魔力弾より攻撃力が低いが速度は速く魔力槍は自分の手に魔力で形成した槍を作り出して武器の様に振るうことが出来る魔法だった。そして魔力壁の魔法は魔力で出来た壁を作って、攻撃を防ぐ防御系の魔法だった。


因みに魔力矢の消費魔力は魔力弾の消費魔力を1とした場合2で、魔力槍は5そして最後に魔力壁の消費魔力は驚きの10だった。まぁ最後の2つは規模が他2つより大きいし仕方ないなと思いながら魔法の検証を終わりにした。


それから取りあえず迷宮の攻略を本格的に開始しようかなとか思いながら迷宮を歩いていると、次の階層に繋がる階段があった。残念ながら第1階層はスケルトン…それもかなり弱い魔物ばかりだったから普通に面倒くさくなって、全部無視しながら突っ切って来たけど、次の階層も同じだったら萎えるよなぁとか思いながら第2階層に足を踏み入れたがそんなことは無かった。


第2階層からは恐らく職業持ちと思われれる個体が発生して、多分進化種族も出ていると思っている。まぁ職業に関する資料室が、現状メインで活動してる所と反対の方角にあるから無視してた影響と、魔物の資料を読み込んでいない影響で、鑑定がかなりガバっているからだった。


名前 ?

種族 ?

職業 ?


種族スキル

骨体Lv4

汎用スキル

暗視Lv1.命中Lv3.

戦闘スキル

体術Lv4.剣術Lv2.弓術Lv5.連射Lv3.

魔力スキル

魔力感知Lv3.魔力操作Lv4

耐性スキル

睡眠無効.疲労無効.飲食無効.猛毒無効.打撃脆弱Lv5.神聖脆弱Lv4

SP  0


称号

<ダリウスの眷属>


と言うスキルに関しては本を読み込んでいた影響で完璧に読み取れるが、種族と職業に関しては全然読み取れない。と言うか初めてスケルトンを鑑定したけど、称号とか有るんだと言うか<ダリウスの眷属>ってもしかしてダリウスって奴がボスをしてるのか?


そんな事を思いながら迷宮を探索していたが、思ったよりも敵が強かったと言う事が分かった。まぁ単純な戦闘能力でも結構デカい差が有るのに加えて、数が多いから俺は素直に尻尾巻いて逃げてきた。


やっぱりスキル自体のレベルが足りないのと、それに加えて身体能力や魔力量の方も問題があった。因みに魔力量は数字に表すなら約140程ある魔晶石を摂取して得られる魔力量は魔物の強さに依存している関係上スケルトンだったら一度に5位しか上がらないのだ。


それからスキルの強化をする為にこれまでの様な暗殺では無く正々堂々戦ってみる事にしたが、やはり暗殺に頼っていたのとそもそも戦闘を余りしなかった関係で、そもそも戦闘スキル自体が隠密以外軒並みレベル1だったのだ。


《スキル<体術Lv1>が<体術Lv2>に上昇しました》

《スキル<格闘Lv1>が<格闘Lv2>に上昇しました》

《スキル<打撃強化Lv1>が<打撃強化Lv2>に上昇しました》

《新しく異能系スキル<硬化Lv1>を習得しました》


硬化のスキルは魔力を拳に纏わせた状態で戦っていたら、習得したスキルでこれまでとは出来なかったが多分魔力の操作能力が上がったから出来たのだろうと予想していた。それ以外に体術とかのスキルレベルが上がった事で、結構動きが軽やかと言うか動きの無駄が無くなった気がした。


因みにこれだけじゃ無く魔法の方も数字換算で約170に増えており単純に魔力弾を170発連射が可能と言うまぁちょっとだけ強くなった。


「そいえばSPにも余裕出来たしスキルでも習得してみるかな」


それから色々見てみたがやっぱりスキル自体の数が多すぎて、選びきれなかったがスキルの内一つに目を引かれた。そのスキルは<呪体>と言うスキルで効果はその身に呪いを受けるが、呪シリーズと呼ばれるスキルを習得可能になる上に素の身体能力が上がるらしいスキルで神呪のスキルを習得してる俺にとってはピッタリだなと思いながら習得した。


《新しく肉体系スキル<呪体Lv1>を習得しました》

《SPが39に減少しました》

《対象に呪い状態を付与します》

《スキル<神呪>によって抵抗されました》

《呪シリーズを解放します》

《新しく称号<呪を身に宿し者>を取得しました》


単純に呪体のスキルだけでもかなり身体能力が強化されてSPからスキル習得可能欄を見てると<呪縛><呪法><呪殺>と数々のスキルが習得可能欄に溢れていた。まぁ何れ習得してみたいなとは思っているが、現状手札を増やし過ぎてなぁって事で、一応無視していたがとあるスキルに目を引かれた。


それは呪シリーズの内の一つで<呪攻撃>と言うスキルで対象を何らかの手段で直接攻撃をした場合対象に呪いを掛けて、身体能力やスキル等が減衰するらしくこれは習得していて損は無いなと断定して習得に踏み切った。


《新しく戦闘系スキル<呪攻撃Lv1>を習得しました》

《SPが38に減少しました》


それから新しいスキルを試すために第1階層に入って攻撃を仕掛けてみたが、そもそも呪体のスキル効果で身体能力が上昇しているのもある故に、単純な殴り攻撃で倒す事が可能だった。ここじゃあ戦闘にならんと思い第2層に入っていったがここでは多少苦戦したが、呪う攻撃のスキルのお陰で例えば魔力感知や魔力操作を減衰させられたらそもそも動きが慢性的なって、魔法や戦闘系のスキルを減衰したらそもそも戦闘行為に支障を及ぼすからか結構簡単に倒すことが出来た。


それからも呪シリーズのスキルの強力さは魅力的に映ったが、その分スキルレベルが上がる速度が遅く体術のスキルがレベル6格闘のスキルもレベル5になったと言うのにレベルが1から上がらなかった。


「強力な分スキルレベルが上がるのも遅いと言う事か?」


そんな事を考えながら探索を続けていく事にした。



あとがき

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