第7話・平日も土日も関係ない
ブロガーの「メンター」に出会ってから、
これまでの行動に対しての向き合い方が少し変わった、
僕はそういう実感を得た。
しかし会社に戻ってもいつも通り心が死んでしまう。
機械的に働くだけで夢も希望もない。
安月給をもらって、酒を飲んで平日のストレスを発散するだけ。
少しでも会社の負のオーラに汚染されないように
社外のセミナーに行って自分を立て直す。
平日は死んだ気持ちで仕事して、土日祝日でようやく自分を取り戻す。
そういった日々に変わり栄えすることはなかった。
ブログでも大したことを書けずに終わる日の方が多い。
ほんのちょっとしかない土日祝日のために、
圧倒的に多い平日を犠牲にする。
会社員であればそれが「普通」かもしれないが
僕もそういった辟易とする人生の流れに飲まれていた。
会社を辞めたいのに、いつまで経っても辞めれない。
意気地が無さすぎる。
「メンター」に出会ったが、本質的に何も変わってない。
どんどんと意気消沈していく一方だった。
もっと「普通」でない生き方をする人たちに、会わねばならない。
いろんなセミナーやワークショップを渡り歩いた。
中には自分と近い年代くらいの人で、
ITエンジニアをやっていたが今はブロガーをやって
好きな音楽活動をやり始めた、なんていう人の
ワークショップに行ったこともあった。
ITエンジニアなんて、僕と同じ仕事じゃないか。
世代が近い人で、独立して活動して、
会社に依存しないなんて。すごいとしか言いようがない。
彼は音楽を通してこんなことを言っていたな。
「土日祝日って少ない日のために、
平日を犠牲にするなんて馬鹿馬鹿しい人生と思わないか」と。
本当にその通りだ。
耳が痛いが事実だ。
土日祝日で山登ったり旅行したり酒飲んだり調子に乗るためだけに
平日は自分の心を殺して仕事ロボットになる。
それは本意ではない。
土日祝日だろうが平日だろうが、
本心のまま、ありのままに生きていくのがスジじゃないのか??
僕はあるべき「在り方」を改めて思い直した。
「普通」の会社員以外の人たちとの出会いから
少しずつ会社での現状維持からの脱却を加速したい、
そう思うようになってきたのだー。
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