第5話・因幡の白兎
島根の出雲大社の最寄りの民宿で2泊3日。
丸一日かけてお参りして、最終日は淡々と帰る、
そんな雑な日程を組む。
家族でやっている民宿であったが、
そこでもやっぱり暖かく歓迎してもらった。
家族の一員として迎えられたみたいで、僕としてはすごく居心地がいい。
こういうのはホストファミリーっていうんだろうか?
擬似的なホストファミリーであるが、民宿では楽しいひとときが過ごせた。
さて、はるばる出雲大社まで来たが、
鳥居を進んでいくと、因幡の白兎たちが出迎えてくれる。
非常に大きな社で、正月ということで僕以外にも多くの来客がいる。
おそらくいろんな地方から来ているんだろう。
出雲大社だと自分の叶えたい具体的な願いを書いて
祈祷する、という形式だったと記憶している。
その当時の僕が書いたのは
「自分を成長させる人間関係を作りたい」
「メンターが欲しい」
そんな感じだったかな。
今振り返ると人間関係も山あり谷ありであったものの
神様は一応願いを叶えてくれた。
祈祷したこの年は、のちにかなり激闘していた。
結果として僕は会社員から個人事業主に転向して
人間関係としては「第二の父親」的ポジションの人を連れてきてもらえて。
お願いした通り「自分を成長させる人間関係が欲しい」は叶った。
祈祷して取り巻く環境が大きく変わったのは
たまたまかもしれないが結果として、
祈祷した効果はあったといえる。
祈祷して結果が出るかとか、その年にどうなるかというのは
本当に個人差によると思う。
「必ず効果があるよ」とは断言出来ない。
ただ「思い切った行動をしたい!」
と思った時というのは人生において転機だと見ていいだろう。
ここまで動いたのだから願いを叶えるための
「インスピレーション」はキャッチできるようになるはず。
思わず拾ったアイデアだったり、
思わぬ人間関係のコネクションというのは
出雲の神様が投げてきたチャンスなのかもしれないー。
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