愛しているからもう2度と
✳︎暴力表現あり
side:???
ぶつりと電話を切って、後悔した。
俺の彼女のあの子との電話を、突き放すような言葉を吐いて返事も聞かずに切った事。
わかっていたのに、あの子が寂しがりで愛されたがりなこと。
そんなあの子を囲って散々甘やかしたのは自分のくせに、疲れているからなんて言い訳にもならない言葉でわかってあの子が傷つく言い方をした
カッとなってしまったのはあの子が未だ俺の愛を疑うことだ。
どうしても、あの子は自分が俺にとってひどく下の位置にいると思っている。友人の方が俺にとって大事なのだと思っている。
嫉妬されるのは正直嬉しいが、ハイスクールからの口悪い友人にも引かれたほどの俺の愛を疑うのは許せなかった。
あの子は自分の愛が重たくて、しつこくて、束縛で、迷惑だなんて思い込んでるが俺からすればまるでそんなことはない。
だって、可愛いだろ?
不安になって「好きだよね?」って裾を掴むあの子のシトロンが潤んでるのにギュッて抱きしめて「大好きだよ」って返せば、花が咲いたように笑うんだよ。ちょっと頬を撫でてさ、ムードを作ってやれば初心に照れて慌て始める様子が小動物みたいなんだ。可愛がられるために生まれてきました!って顔を、俺にだけに見せてくれるんだよ。
ただあの子は自分に対してひどくネガティブで悲観的だから、意外とそれがブレーキになる。どうせ自分なんかがって思って、俺に依存し切ってくれない。
俺がいなくなるかもしれない、ってどこか思ってる。もしもがあったら俺があの子を選ばないかも、なんて、ありえない妄想に取り憑かれてる。
まぁ、こればっかりは性格だ、仕方がないからゆっくりゆっくり、ケーキの下拵えをするように甘やかして、あの子の枷を外していった。この作業は意外にも楽しかった。
初めはどうして告白を受け入れられたんだろうって、びくびくしてたあの子の手を握ろうものなら、俺がまるで汚いものを触ってしまった!みたいな顔をしてたけど、今や自分から「ぎゅう」をねだってくれるようになった。
どんどん、俺仕様のあの子になってくんだよ、最高だろ?
後悔はといえば、告白された時、嬉しくて嬉しくて嬉しすぎてそっけなくしてしまったことだ。「いいよ。付き合おうか。」なんてロマンチックのかけらもない。
だってあの子は俺のこと、ちょっとばかり美化してかっこいいって思ってくれてるから、そういうふうに振る舞いたいのは仕方ないだろ。…言い訳だな、これ。
可愛くて仕方ないあの子を愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛しているのに疑うことには、ちょっとばかり、不満だ。
あぁ、でも、それでも今のはない。最悪だ、さいっていだ。
あの子は誕生日が大嫌いで苦手で、何よりも不安の象徴にしてる。言い方は悪いが、あの子が生みの親に捨てられた日だっていう認識をしているから。俺からすればあの子が生きてるだけでもうなんでもいいから祝いたいんだけど。
だから誕生日が近づくとあの子はいっそうあちこちが不安の対象になる。それをいい機会だ、なんて思った俺は多分性根が腐ってる。
でも、あの子が不安に思ってる誕生日を特別な日に塗り替えて仕舞えば、きっと、あの子はもっと俺のことを好きになってくれるかもって下心くらいは許してよ。捨てられるかも、みたいな不安で泣きそうになるあの子なんて見たくない。
あの子の泣き顔は、ちょっと嫉妬しちゃったときとか、くすぐったくて笑いすぎたときとか、ちょっとキスを長くしちゃった時くらいしか見たくないだろ。
まぁ俺が今のせいであの子を泣かしているわけだけど。
ああああああああああああ!俺は何やってるんだよ!
今年のクリスマスで家の仕事手伝ったら小遣い弾むって言われたから頑張りすぎるんじゃなかった。だってあの子に似合いそうな服があったし靴もあったし好きそうな雑貨もあったし、言い訳必死すぎるかよ…
あの子は自分に自信がないからちょっとずつ刷り込むみたいに渡したいんだ、こっそり買ってさ、それで喜んでくれた時がすごい幸せ。
…疲れてたのは本当だ。だから、いつもなら取り繕えることが取り繕えなかった。あの子が、俺がほんとうはあの子と同情で付き合ってるんじゃないかって口に出した時目の前が真っ赤になった。
そんなわけ、ないのに。
君が許してくれたらもう二度と外の世界になんて出してやらないのに。ベットの上でさ、俺に愛されるだけのお姫様でいてくれても、いいよ。
ねぇ、だって君はさ、きっと俺がいなくなったら散々散々傷ついた後、結局自分のせいにして1人で生きていけるよ。君がいなくなったら生きていけないのは俺の方なのに。きっとそんなことがあったら、君が俺の元から離れようとした瞬間にその首に手が伸びるかもしれないよ。
どうしてそんなこと言うの。
俺は 君のこと こんなに愛してるのに疑わないでよ。
何をされても別にいいし、何をしてても可愛いし、何をしてても好きだけど。
俺の愛を疑われることだけは我慢できないんだよ。
そうしてあの子を泣かせてちゃ、意味ないけど。
あぁあぁ。せっっかく数年かけてあの子の誕生日を特別な日にしたのに。あの子の不安を俺への好きでぜーんぶ解決するように囲ってたのに。
きっと、いいや絶対泣いてる。最悪だ最悪言ったあとで後悔してるあたりがもっと最悪、わかってて傷つける言葉を吐いたのも最悪、謝りたいけど電話が繋がらなくなったし。多分電源切ったか、見れる状態じゃない。
あの子の家は施設だから、こんな夜に行っても扉を開けてくれない。前に一回やって、めちゃくちゃ怒られたし。
朝一番に行こう。謝って、それから一日かけて、甘やかして好きだって言いまくろう。あの子の好きなショートケーキももっていって、誕生日を特別な日に彩って、それから、それから。
それから
_____どうして
俺は
あの子を迎えに行かなかった。
寒空の下だろうと 迷惑だろうと 施設の人間にすぐに
いや ああ 何をすれば 正解だった
全部だ
全部 最初から全部
あの子を傷つけたところから全部
引き攣った、辿々しくて、つっかえながら施設の人から告げられた言葉が理解できなかった
「バイクに◼︎ねられて」
「◼︎◼︎はまだ捕まってなくて」
「酷く頭を打って、◼︎もたくさん」
「救急隊の人に◼︎◼︎されたけど」
「かわいそうに、きっと◼︎◼︎かった」
「◼︎◼︎に運ばれた時には もう」
「どうしてあんな夜中に抜け出したのか」
「気づいていれば」
「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎」
は?
そいつらの吐いてる言葉が理解できなかった。外国語でも喋ってるみたいだ。頽れるその人はよく見たことがある。確か、ヘデラの幼い頃から施設にいるひと。いつも厳しくて凛としてる人の形がひとまわり小さく見えた。後ろでは幼い子供がうるさいくらい泣き叫んでる。
なんで泣いてるんだよ。
白い布なんか、あの子の顔にかけるなよ。可愛い顔が、あの、きらきらしたシトロンがさ、見えないだろ。
あの子って意外とさ、朝が弱くて。起こすと蜂蜜みたいにとろけた瞳で甘えてくるんだぜ。猫っぽいだろ。可愛いんだ。なんでも、可愛くて仕方ないんだ。
「へデラ」
いつもはさ、名前を呼んでさ。
「へデラ。もう、朝だよ。今日は、さ。」
髪を撫でてからちょっと頬に手を滑らせてさ。
「へデラ。きょ、は。」
それからもういっかい、名前を呼んで。
「今日は、お前、の。たんじょ、び。」
体をゆすってやれば、シトロンの目が、開いて。「おはよう」って。甘えた顔で手を伸ばしてくれるんだ。
「なんで、おき、て、くれない、ん、だよ」
ヘデラはその日、何度も何度も体を揺すっても、縋りついても、名前を呼んでも、叫んでも、けっしてそのシトロンの瞳で俺を見てはくれなかった。
用意したショートケーキは気がついたら腐っていたからゴミ箱に捨てた。
買いたかった服も靴も何もかもは買うだけ買ってクローゼットに詰めた。
21g減ったあの子の体は灰になって、輝く宝石にした。左な薬指に片割れのいない指輪をつけることになるなんて思わなかったな。
カレッジでは俺は腫れ物のように扱われた。
よく話す奴らは決まって気まずそうにしていたし、慰めてくる奴もいて、鬱陶しかった。
「お前に言う言葉じゃねぇけど。……人間は、死んだら死んだ事実だけが残るんだからな。」
ただ、口の悪い友人だけは俺を慰めやしなかった。シュールストレミングを口に入れられたみたいな顔をして、そんな言葉だけを投げた。
多分、そいつは俺の◼︎◼︎願望に気がついてたのかもな。なーんて。
カレッジを卒業した俺はそれなりの会社に勤めて、そこの社長と仲良くなって、社長の家族とも仲良くなった。
社長の一人息子とは特によく話すようになって、休日を共にすることもあった。
そのつながりで息子の友人たちとも仲良くなって、すっかり、昔からいたみたいに度々遊ぶようになった。
その頃が1番気分がいい。なんでもできそうなくらいの万能感と、気分の良さが身を支配していた。
だから、俺は久しぶりにハイスクールからの友人に連絡した。
「…あ?おーい、なに寝てるんだ?おーきーろー?」
「ひ。ひ…も、も、やぇ、で」
「何言ってるかわかんないぞ?オマエ、いいとこのスクール通ってただろー?ほら、ちゃーんと口開けてしゃべろーな?」
「いぎゃああああ!」
「なーんだ、ちゃんと話せるじゃないか!その調子その調子!」
「おい、態々指定してきた分際で壊してねぇだろうな。」
廃屋倉庫っていうのはいいもんだな。特に、持ち主と用途がある場所は。薄暗いし、ムードがある。勝手にもしかしたらを想像して感情を駆り立てる。人気もないから大声を出してもだーれも気にしない。
舌打ちしながら入ってきた懐かしい友人がぐるりと倉庫の中を見渡して、呆れたようにため息をついた。
「これ誰が掃除すると思ってんだよ。」
「ん?ちゃんと俺がするよ。ちょっとテンション上げすぎたな。」
うん。ちょっと、な。俺ももう若くない分類に入るのに、なんか、今日はテンション上がって歯止めが効かないんだよなぁ。
ただマスク持ってこればよかったかな、なんて後悔した。倉庫の中には鉄臭い匂いが充満して頭がツンとする。手袋とエプロンは持ってきたんだけどなぁ。うーん、これ、ぐじゅくじゅだから捨てないと。百均って便利だよなぁ。
そんなことを思いながら体重をかけたせいで、ガリリと床に擦れた鉄パイプが引っ掻いたような嫌な音を立てた。
「はぁ…オレは常々テメェみたいな奴こそ敵にしたくないと思うね。」
「だ。だずけで。」
「…そのためだけに就職先決めて、態々外堀から埋めて、信頼させてドカン。よくここまでやったくせに壊さなかったな。オマエの執念を感じるよ。」
「はは、褒められてるって捉えていいのか?」
「知るか。」
友人には久しぶりにあったが、相変わらずのようで何よりだった。ただ入り口にいるガタイのいい黒服の人たちは初めて見るなぁ。結局カレッジの時は俺に家を見せたがらなかったし。
「久しぶりに連絡してきたかと思えば、薬も使わず飼い殺しにして暴力好きなタイプの知り合いいない?だとか、相変わらずふざけた野郎だよオマエは。」
「俺のモノマネ似てるな。別にいないならいいよ。その時は適当に海に捨てるし。」
「ゔ、ゔゔゔゔゔ!あうえええ!」
「海にゴミの不法投棄はやめとけ。…あ?おい、こっち舌ねぇじゃねぇか。雑な切り口してんじゃねぇよ、価格が落ちるだろ。」
「仕方ないだろ?初めてやったからさ。」
随分うるさかったからペンチ使ったんだけど、上手にするってどうすればいいんだろうな?人間って舌を使ってようやくまともに喋れてたんだなぁ。もしかして東の国の地獄で舌抜くのもおんなじ理由かな。
「テメェら。とっととこいつら運べ。おいよかったな、助かるぜ?これから優しいご主人様にかわれる生活だ。薬でも痛みでも狂えない正真正銘生き地獄だおめでとう。」
友人の部下、でいいのかな。黒服たちがそいつらを連れて行って、がらんとした。
鉄臭い匂いって意外と染み付いて取れないんだな。あぁ、このシャツも捨てないと。髪がギシギシだな、あの子は俺の髪を触るの好きだったからちゃんと綺麗にしないと。
「満足したかよ」
「ははは」
友人はあの日のように、シュールストレミングを口に入れたみたいな顔をしていたから、面白くて笑った。
_____あの日からさ。
ずっとずっと思ってる。
あの子を傷つけなければ、あの日、真面目なあの子は夜中に施設を抜け出すことはなかった。
俺が迎えに行ってたら、あの日、あの子はあんな痛い思いをしなくて済んだ。
思い出すと口の中がじゃりじゃりとするし、首の裏から気持ち悪さが全身にはしる。掻きむしるから、水膨れみたいな痕が治ることなく新しくなって行く。ケーキ屋の息子のくせに、指先はガサガサして爪の皮がめくれて汚い。こんなんじゃ、あの子を抱きしめるたび傷つける。
「まだ。満足できないなぁ。」
「まだ。」
「まだ。」
「もっと」
「もっと、さ。」
「
時間をかけてあんなにたのしみにした復讐劇は全然楽しくなかった。殴っても殴っても心がひゅうひゅうと穴を主張する。
思い出す声があの子の声だと自信が持てなくなってきた。何度も再生する録音声が色褪せて変わっても俺にはきっと気づけなくなっていく。
間違ってる世界が俺こそ間違いみたいにしては、俺の正しさを奪っていく。
あの子は半分以上、カケラぐらい小さくなって左の薬指で輝いている。でも、あの子から作った輝きはあの子のシトロンよりも小さすぎて足りない。
夢の中からもヘデラがいなくなってく。
苦しみを無くす薬なんていらない、毒でいいから忘れさせないで。
俺のヘデラ
どこに、いるの
さみしい
おいていかないで
ヘデラ、いかないで
ひとりにしない、で
「…どーせお前はそう言う選択をすると思ってたよ。」
友人は、やっぱり。あの変な顔をして苦々しく吐き捨てた。言うだけ言って傘で俯いた顔が隠れるものだから、もうどんな顔をしているのかわからない。
近くで雷鳴が響いて空気を揺らす。全身を濡らす雨が妙に心地よかった。
「なぁ、あの日。ヘデラを助けようとしてくれてありがとうな」
「気づいてたのかよ。」
「調べてた時に知った。通報してくれたの、お前だったって。」
「そーかよ。…お前らはお似合いだよ、破れ鍋に綴じ蓋って感じが最高に。」
「最高なんて照れるな。そりゃあ、俺とヘデラはオーダーメイドみたいな愛だからさ。」
「あの女に関しては、お前がオーダーメイドに“した”んだろうよ。」
「ははは。」
この友人は、俺たちの関係性をよぅくと勘づいていた。ヘデラが俺から離れられないんじゃなくて、俺がヘデラを離さないってこと。
離したくなくて囲い込んで、満たされないようにした。駄目なのは、俺の方。そうした癖に、八つ当たりしてあの子を傷つけたまま会えなくなった。
「……きっとヘデラ、寂しくて泣いてるから。抱きしめてやらないと。」
「ダチのそう言う話、サブイボ通り越して虫唾が走るんだが?」
…悪しように言う癖に否定なんてしない友人のこう言うところが、俺はきっと、一緒にいて楽だった。
「はは。そりゃそうだ。…じゃあな。」
「……ああ。」
嵐のように渦巻く川に俺の体が落ちていく。
絶対に無くさないように、あの子の宝石を飲んで、そうして少しの痛みの後俺の意識は雷鳴と共に失われた。
なぁヘデラ。
死んでも一緒にいような。
それでさ、あの日の誕生日をやり直させて。
ショートケーキを焼くよ。一緒に食べてさ、2人並んで映画でも見て、くだらない話をしよう。ヘデラの好きな本の新しいのが出てたからさ、読んで感想の言い合いっこもしたいな。
それから、それから。一緒に抱きしめあって眠って、また、朝を迎えよう。
シトロンの瞳を見せて、俺におはようって言って。
雷の光が目に焼き付いている。
眩しさに目を細めて、視界がクリアになったらどこかも知れないけれど見たことのある景色が一面に。
「あの!今日の放課後、話がしたいので、校舎裏にきてください…」
ヘデラが顔を赤く染めて俺の裾を掴んでる。
最後の記憶より少し幼い顔つき、ミドルスクールの頃の制服に身を包んだ可愛いヘデラ。
言い捨てるように走り去って行く可愛い可愛い俺のヘデラ。
柄にもなく期待して、願った通りの言葉をくれたことに喜びすぎてちょっとそっけない言葉を返してしまった、あの日のヘデラ。
_____走馬灯なら、それでもいい。
でも、今まで見た夢の中で1番ヘデラだ。
リアルで痛みだってある都合のいい夢だ。
俺のヘデラ、俺の大好きな大好きな大好きな、俺のせいで傷ついたヘデラ。
おいていかないで
いっしょにいて
ずっとずっと
もう2度と離さない。俺とずっとずっと一緒にいて。
「愛しているから手放して幸せにしたいヘデラ・エバーグリーンのおはなし」
あるいは。
「愛しているからもう2度と離したくはない彼のおはなし」
_____あ、やっぱこれ夢じゃないかもな。
バタフライエフェクトか知らないがヘデラの告白が流されたんだが?
は?俺以外のものになるヘデラなんて許すわけないだろ。
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