2章 騎士の時代

第7話

レイは気が付くと突然の景色の変化に顔をゆがませた。


暫くたち落ち着いてきたところで、レイはあたりを警戒する。

見ると周りはまるで辺境星系のスラム街のようで、あたりにはぼろぼろの家と浮浪者しかいなかった。

ただ辺境星系のスラム街との違いは、家の材質がすべて石のようなものであるところだ。

いくら辺境のスラムといえど、さすがにスクラップくらいはあるわけで、それを家の材料にしていた。


レイはここはどこなんだと不思議に思う。

レイはまさかタイムトラベルをしたといっても、石を使うような原始的な時代に飛ばされるとは思っていなかった。


『アテナ、聞こえるか?』


『イエスマスター、聞こえています。どうやらナノシステムはタイムトラベルの影響を受けなかったようです。』


『そうか。ところでここはいったいどこなんだ?』


『不明です。データベースのどこにも石を使うような原始的な時代の情報はありません。』


レイはアテナとコンタクトをとれたことに安堵しつつも、いつの時代かもわからない時代に飛ばされたことに不安を覚えた。


『しかしどうやら、ここはスラム街?のような場所のようだし、早くここを移動したほうがいいか?』


『はい。ただ、原始的な時代のためこのような風景が普通である可能性もあります。まあ、いずれにしてもここが危険であることには変わりはありませんが。』


レイはアテナの言葉に納得した。

レイは今も嫌な視線をずっと感じていた。


『よし、一刻も早くここを脱しよう。』


レイはそういうと、あたりを警戒しながら歩みを進めた。


しばらく歩くと、何やらガラの悪そうな3人組の男たちが前からやってきた。


レイは警戒しながらも通り過ぎようとした。

しかし、通り過ぎると男たちはぐいっと首をこちらに向け話しかけてきた。


「jbngjsbgvjlaffk,bfhsjgihowjjjfialsjjdfiofgoieffsfjgpepsldfmoopa!」


レイは男たちの言っていることがわからなかった。


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投稿が遅れて申し訳ないです。

話の内容に少し悩んでました。






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