第2話 道具扱いされる三等分の日々。
もう日数も数えられなくなっていた。
朝から晩まで…一日中女どもに犯され続けた。
女どもは3人。交代で朝昼晩、多分だが1日8時間交代でやってきて、コレでもかと沢山久郎を犯し続けた。
3人の女は三者三様で、見た目も性格も身体付きも違っていて、金髪の女はイェイロという名前なのを、後から赤い金髪の女のジェンタから聞かされて、青い金髪の女はシィアという名前だと知った。
当初は日本に帰れないのなら死んでやると思い、ハンガーストライキに出たらイェイロに「拘束魔法」と言われて身動きを取れない中、メイドの一人が咀嚼した食事を口移しで食べさせてきた。
その時に初日にイェイロの言っていた催淫剤の意味を知る。
食事を済ませたメイドは、紅潮した顔で身体を震わせながら部屋を後にしていた。
そして催淫魔法を使われると、一日中射精しているのに衰える事なくモノはそそり立ち続けた。
朝はシィアがやってきて、コレでもかと犯される。シィアは乱暴者で激しく動くだけであまり果てる事がないのだが、いくら待っても果てないと苛立ちから「果てろよ!!」と言って頬を殴られたりする。
だが気持ちよくないものは気持ちよくない。
それでも8時間で4回は果ててしまう。
夕方になるとジェンタがやってきて深夜まで犯される。
ジェンタは3人の中では1番まともで、沢山久郎の上で動き、沢山久郎が果てた後は「少しだけお話ししようか?」と言いながらも、「あ、イェイロの拘束魔法か…。私からも言ってあげるから、キチンと大人しくしてご飯も1人で食べてよ。そうしたら拘束魔法が解けて私と話ができるよ?」と言ったり、「あ、名前知らないよね。私はジェンタね。青い髪の子がシィアで私の妹、黄色の髪の子はイェイロで私のお姉ちゃんだよ」と教えてくれたりする。
ジェンタは本当に上手くて、沢山久郎は8時間で14回は果ててしまう。
そしてジェンタが「交代の時間だ。また明日ね〜」と言って帰ると、イェイロが来て一晩中動き続ける。
沢山久郎は気づかないが、そんな生活が1ヶ月も続いていた。
キチンと食事を摂り大人しくすると「ジェンタに感謝しなさい」と言われて拘束魔法は免除されるようになる。
拘束魔法を解かれた沢山久郎は、久しぶりにベッドから降りてトイレに向かった時、もっと弱っているかと思ったが、身体は筋肉質になっていて衰えは感じなかった。
ジェンタは不思議そうにする沢山久郎の上で、「今日は20回イケるように頑張ってくれたら色々教えてあげる」と言って動く。
帰りたいし物みたいな扱いは嫌すぎたが、動けるようになると欲が出る。
自分で動いてみたいと思うと、ジェンタから「それはダメ」と止められた。
代わりに教えてくれた状況に、沢山久郎は「マジかよ。バカじゃねぇの」と呟いてしまう。
ジェンタは「本当だよねー」と言いながらスパートをかけて、沢山久郎は唯一情報をくれるジェンタを喜ばすためにも果てるために集中すると、「偉い!また出たね。じゃあ少しだけピロートークしてあげるよ」と言って更に説明をしてきた。
この世界はインラルという場所で、昔から魔王に襲われていて、世界を守るためにも勇者を導いていた。
「それって似た話なら俺の住む世界にもあったけど、勇者に武器を持たせて戦いに行ってこいってやるけど、なんでここだとベッドの上でジェンタが俺にイッてって言うだけなんだ?」
「それは女神様がくれた力で、勇者とまぐわうと強くなれるの」
ここで毎晩イェイロが帰り際に火の玉を浮かべて喜んでいる事を思い出す。
そして詳しく聞くと、自身の世界で言うところの戦士がシィア、魔法使いがイェイロ、僧侶がジェンタだった。
「シィアはまだまだだけど、鉄の鎧なら引きちぎれるようになってきたし、私もこの部屋に重傷者が詰め込まれても回復できるようになったよ。イェイロも火魔法が強くなったんだよ。久郎が強くなれたのはね。私達が気持ち良くなるたびに久郎が強くなるんだ。だから衰えないどころか強くなったんだよ」
ここまで聞いてようやく合点が言った。
レベルなんて概念はないが、果てた方には経験値が余り入らないが、果てさせた方は経験値が途轍もなく入る。だからイェイロは必死になっていた。
そして久郎が想像より強くなっているのには、抜け駆けがあったという話しだった。
「誰だろう?シィアかなぁ?イェイロは真面目だしなぁ」
「なんの話だ?」
「一緒に果てると普段の倍の力が授かれるの。でも同時って難しいから狙わないように約束をしたの。狙ってこっちが先に果てたら久郎だけが強くなっちゃうもん」
もう沢山久郎は狂い始めていた。
真面目な顔で話しながらも下半身は切り離しているのか、勝手にジェンタの中で果てる。
果てるとジェンタは喜んで「偉い」と褒める。
「なあ、子供とか大丈夫なのか?」
「勇者とは魔王を倒すまでは平気だよ」
「なあ、俺は魔王が死んだら帰れるのか?」
「まあ転移の魔法陣はイェイロが描けるし、力も強くなったから帰れると思うよ。だから頑張って私達を強くしてね」
沢山久郎は壊れた心で、なんとか日本の家族の元、坂佐間舞の元に帰ることについて考えた。
イェイロの奴は1番機械的で情も何もない。
下手をしたら魔王を倒した後も、次の外敵とのためにと言って沢山久郎を今まで通り監禁して、この苦痛の日々を送らせるかもしれない。
1日8時間の割り当てと言っても、女達も腹を空かせば食事を摂る為に部屋を後にするし、イェイロなんかは果てそうになると、言い訳をつけて部屋を後にして30分くらいに戻らない時もある。
沢山久郎には考える時間があり、隙間時間で自分の腕力だけだが、シィアが持ち込んで潰してみていた兵士の兜の残骸で、折り鶴を作る事が出来た。
薄く伸ばして鶴を折る。
こんなことまで出来るようになっていて、沢山久郎はジェンタを使って様々な事を試すようにしていた。
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