136 盗塁阻止の秘策、そして意に沿わなかった公園など


●大谷さん大ピンチ?


 近況ノートで予告したことを、さっさと披露してしまいます。


 それは9月11日のカブスVSドジャースの9回裏の出来事でした。ドジャースは6対3で負けていたんですが、2アウトから四球で出塁したロハスが盗塁したんですよ。


 ところが実況アナウンサーが「これは盗塁にカウントされません」と言ったんです。最初、聞き間違いかと思ったんですけど、ロハスは立て続けに3塁へも盗塁を決めました。


 するとまた同じことをアナウンサーが言ったんですよ。


 野球のルールは知っているつもりだったんです。例えば概ね6点差以上で勝っているチームが盗塁しても、盗塁とは記録されないとか。(※結構記憶が曖昧)


 でもこの場面では、負けている方のチームが盗塁しているわけなんで、どうして記録されないのかわかりませんでした。それでネットで試合経過を確認したら、確かに「走塁(進塁)」となっていて、盗塁にはなっていません。


 どういうことかわからなかったので調べてみたら「守備側が盗塁を封じる気がない場合」と言う状況に当てはまるようです。詳しくは「捕手が送球するモーションを起こさないなど、守備側が走者の進塁には無関心だったと判断された場合には、(盗塁ではなく)野手選択フィルダースチョイスが記録される」ということだそうです。


 なるほどあの場面、キャッチャーは盗塁を阻止しようとするアクションを見せませんでした。「最終回に3点差でツーアウト、ここはバッターと勝負する場面だから、あんたがホームインしても全然影響ないですよ」ということなのでしょう。


 しかしルール上は「最終回ツーアウトの場面に限り」とは明記していないようですから、もし大谷さんが盗塁しようとしたときに「あーこれ絶対アウトにできないから、どうぞ2塁へも3塁へも進んでください。何なら本塁まで来てもいいですよ」と、1点取られるのを覚悟で無視したら、盗塁は記録されないってことになりませんか?


 ただ、これにはただし書きがあって「最多盗塁のタイトルを取らせないためなど、守備側にとって盗塁が記録されることを拒むことを理由とした『無関心』であると判断された場合には、野手選択フィルダースチョイスではなく盗塁が記録される」となっていて、ここが微妙なところなんですよね。


 ナショナルリーグの現時点での盗塁王は、レッズのデラクルーズの68盗塁で、大谷さんは次点の48盗塁。絶対に逆転できるような差ではありません。

 だからもしデラクルーズがこれをやられたら、「タイトルを取らせないため」に該当するんでしょうけど、盗塁王のタイトルに手が届くはずもない大谷さんでは、但し書きに該当しないんじゃないですか?


 問題は「最多盗塁のタイトルを取らせないため」の「など」の部分ですよね。「50-50フィフティフィフティ(ホームラン50本、盗塁数50回)」という大記録を狙っている(本人は狙っているとは言ってないですけど)大谷さんですから、「など」に該当するかも知れません。明文化されていない部分については、たぶん公式記録員が判断することになるでしょう。


 大谷さんファンの方々、心配させてすみません。実はこれ、もし実現可能な「盗塁阻止法」だとしても、たぶん実現はしないと思います。理由は2つあります。


 1つめは「盗塁を警戒している相手」の場合、キャッチャーは本能的に送球してしまうからです。


 2つめはもっと現実的な問題で、この作戦を使ったら「人種差別主義者」と非難される恐れがあるからです。東洋人だから、日本人だから記録は作らせたくないのだろう、キャッチャーにそのつもりはなくても、そういう非難が浴びせられるであろうことは想像にかたくありません。


 ですからまあ、これはいわば机上の空論ですね。


 っていうか、今日も大谷さんはノーヒットでドジャースが大差で負けたんですけど、大丈夫ですかこれ? 完全に投壊状態(※投手壊滅状態)ですよね? 本当に大谷さんに投げさせるんじゃないかと不安になってしまいます。



●今年のお祭り(収穫祭)


 コロナ禍になってから昨年まで、当地域のお祭りは式典だけになり、いつも建っていた演芸舞台も建たず、出店でみせも1軒も出ないという状態になっていました。

 今年はコロナ禍以前に戻すということで、演歌ショーと民謡ショーの舞台が建ち、出店でみせもいくつか出ていたので、子どもたちで賑わっていました。

 私も焼き鳥を買って食べました。



●9月8日に行われた草刈りと、町内の閉鎖された公園


 第121回にもちょっと書いた土手の草刈り作業、年に2回行っているんですけど、その2回目が9月8日に行われました。9月9日の近況ノートにも書いたんですけど、町内の公園も草刈りの対象だったんです。


 例によって朝6時からという開始時刻だったんですが、行く途中の道で蛇が車に轢かれて死んでいて、ギョッとしました。普通の舗装路なんですけど、どこから出てきたんだろう?


 この草刈り、町内の公園も対象になっているんですけど、これが訳ありの公園なんですよね。公園なのに、閉鎖されていて使えないんです。

 2005年(平成17年)の市町村合併前の、まだ「町」だった頃に作られていますから、20年以上前に作られたものです。


 これね、町内会は「児童公園」、つまり子供の遊び場が欲しかったんですよ。それがどういうわけか黒い塀に囲まれ、たいそうな門がしつらえられ、なんと池まで作られてしまって、誰のために作られたのかわからないようなものができてしまったんです。

 門の前には町の歴史についての説明書きの看板まで立てられて、観光用の公園なのか? と思ってしまうほどです。


 池はそう深くはないので、危険ではないのですが、何しろ面積が無駄に大きい。さらにこの池に小川から水を供給する水路(側溝)があるので、鬼ごっこなどで遊ぶには危険で、遊びに使えるスペースがほとんどありません。


 東屋あずまや的な建物が2つ(1つはなんと池に橋がかかっていて、その上に!)、それに必要のない公衆便所まであります。なぜ必要ないかというと、所詮200メートル四方の町内会の子供たちの遊び場用に要望したのですから、家に帰って用を足せばいいからです。そこに公衆便所を作られると、町内会で毎日トイレ掃除しなければなりません。


 公園は芝生づくりだったと思いますが、あっという間に雑草だらけになったらしいです。


 ちゃんと計ったわけではないので違っているかも知れませんが、公園の大きさは30メートル×50メートルくらいです。

 でも後方の4分の1は池、さらにその後ろの4分の1は小高い丘になっているので、遊べるスペースは前方の半分くらいでしょうか。それだって側溝があるので、実質遊べるスペースは10メートル四方くらいのものです。


 こんな具合ですから、できてすぐに(あるいはできる前から?)当時の町役場には「こんなものを望んだんじゃない」という苦情を申し入れたんでしょうけど、着工後では後の祭りです。


 公園を要望しに行った人の説明が悪かったのか、受け付けた役場の窓口担当者が悪かったのか、これにゴーサインを出した町長が悪かったのか?


 私はたぶん町長の一存でこういう風にしてしまったのではないかと疑っているんですが。一町内会のための児童公園を作るというのでは、議会の承認を得られなかったでしょうし、不特定多数の人たちが使える公園を作ろうというのはわからないでもないのですが、それにしてもなんでこうなっちゃうかなあ、という感じです。


 そもそも不特定多数の人たちが使う公園だったら、町が維持管理すべきだったでしょう。町内会に管理させたのもどうかしてましたし。


 まあ、小中学校の学校給食を実現したのがおそらく全国的にも最下位争いをするような時期でしたから、町長の行政手腕には疑問符がついていましたけどね。おかげでどれだけ若い人たちが町を出て行ったことか。


 結局この公園は維持できなくなって、今は閉鎖されています。池に架けた木造の橋も、老朽化して(← もう?)危ないというので、入らないようにロープが張られています。


 池に水を流すのをやめたので汚れているし、最初の頃は鯉が泳いでいたと思うんですが、あれはどこへやったのでしょうか?


 近況ノートに公園の写真を掲載しています。

    ↓

https://kakuyomu.jp/users/windrain/news/16818093084925631301



●「オードリーのNFL倶楽部」


 まずですね、シーズン開幕したNFL(全米アメフトプロリーグ)ですが、初戦で私が応援している4チームがすべて勝ちました。珍しいんですけどね。


 開幕戦でのチーフスの勝利は前回お伝えしたのですが、月曜日には因縁のラムズVSライオンズも中継されまして、延長戦の末にライオンズが20対26で勝利を収めました。

 何が因縁かといいますと、前にも書いたんですが、この2チームは2021年にエース・クォーターバック同士をトレードし合ったんですよ。で、その年にラムズはスーパーボウルを制覇し、ライオンズは最下位に沈んだんです。

 そこから弱かったライオンズを、クォーターバックのジャレッド・ゴフが徐々に底上げしてきて、昨年のプレーオフでついに両チームが激突、ライオンズが勝利を飾ったのです。


 そして今シーズンの初戦でも勝利、2連勝です。素晴らしい試合でした。


 まあ、皆さん「そんなことはどうでもいい」と思ってるでしょうから、ちょっと興味を持たれるかも知れないお話をしましょう。


 木曜日に、今シーズン第1回の「オードリーのNFL倶楽部」の放送があったんです。

 この番組、前シーズンは初回放送時にいきなり「若林は全休する」と春日さんから告知がありまして、いったい何があったのか、もしかして番組スタッフかプロデューサーと何かトラブルがあったんじゃないか、と憶測を呼びました。


 それゆえ、今シーズンも出演しないのではないかと気を揉んでいたのですが、番組冒頭でいきなり「戻ってきました」と若林さんが笑顔で言ったので、ホッとしました。


 2月のスーパーボウル直後に、オードリーにとって重要なイベントがあって、その準備で忙しかったからという「説」があったので、おそらくそれが正しかったのでしょう。


 もしかしたら若林さんは出れるときは出るつもりだったのかも知れませんが、打ち合わせもなしの飛び込みみたいに出演されても番組の方で困るし、ギャラの計算や取り交わす契約書の内容もややこしくなってしまうので、「それだったら今シーズンは全休ということにしましょう」ということで手を打っていたのでしょう。


 これ、やっぱりどういう事情で出演しないのかを、最初に説明しておくべきだったと思いますね。



●本日の猫


 キャットフードや水を、レジ袋に入れて猫部屋をまわっているのですが、3日前にハチコと5匹の子たちの部屋へ行って猫トイレ掃除をしているときに、置いてあったレジ袋を「ツチノコ」が噛んでいました。


 見ると、レジ袋の持ち手がちぎれているではありませんか! やられた!


 今朝も「ツチノコ」にやられてしまいました。チロルみたいにレジ袋を舐める猫はいますが、かじってちぎる猫は「ツチノコ」だけです。

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