70 地域の心配な方々と、ミステリーの醍醐味
⚫地域の心配な方々
亡き母の年の離れた友人、私が小さい頃はいわゆる若奥様だったのですが、その方は今、おそらく90歳近いはず。
昨年たまたまわが家の前で会って、声をかけられ少し話をしたんですが、何というか、話が妄想っぽかったです。
夜、家の周りで音がするんだけど、あれは絶対◯◯がやっているに違いないと言うんです。
◯◯は私の友達で、飲食店を営んでいて夜も営業しているから、そんなことをしているはずはないんです。しかもこの元若奥様の家は、私の家から丸見えで、夜に猫部屋をまわるときに見ているんですが、不審人物がいるのを見たことはありません。
この人、たぶん一人暮らしだと思うんですけど、大丈夫なんでしょうか?
次に紹介する方は、これも高齢の女性なんですけど、朝、玄関から道路へ出てきて、ゆっくりと左右を見るんです。いったい毎朝何を確認しているんでしょうか?
昨年まだハナが通い猫だった頃、一晩うちで過ごして外へ出してやるタイミングで、その女性がこっちを見ているときがあって、気まずい思いをしたことがありました。
次は先日、いつもの買物先のドラッグスーパーで会計をしているときに、入ってきた高齢の女性が精算後の商品をマイバッグに入れるための作業台を指差して、「ここにケータイを忘れて行ったと思うんだが、見てないか?」と店員に尋ねました。
店員によると落とし物・忘れ物として届いてはいないということでしたが、その前に、なんでそんなところにケータイを置くかなあ? 突然電話がかかってきて応対したのでしょうか? それにしたって、何でそんなところに。
信号待ちしている前の車が、まだ赤信号なのにスルスルと前進しだす。でも信号が変わらないのでいったん止まる。青信号に変わったけど、今度はよそ見をしているのか、進まない。けっこうそういうドライバーがいます。
これは高齢ドライバーかどうかはわからないんですが、この地方では車がなければ暮らしていけません。町なかの商店は閉店し、郊外のスーパーしかありません。コンビニも市街地から消え、国道沿いの店しか残っていません。
鉄道もバスも本数は少なく、高齢者だけの世帯は車がなければ買物にも行けません。運転免許証を返上したら、暮らしていけないのです。
それなのに車は全国一律に「贅沢品」扱いで課税されています。これっておかしくないですか?
話の方向がズレました。一番の「地域の心配な人」を紹介します。
それは私です。
昨日、市の「地域防災担当者会議」がありました。私は一応、今年度の町内会の防災担当者になっているので、出席しました。
老眼鏡を忘れてしまい、配付された資料がよく見えませんでした(泣)。筆記用具も忘れました。
朝、猫部屋のストーブ(電気を使わないやつ)に給油した後、灯油が1日持つように少し調節つまみを下げるんですが、夜に行って見たら下げ忘れていました(泣)。
車で買物に行って帰ってきたら、借り車庫のシャッターを開けっぱなしで出かけていました(泣)。
買物の買い忘れもしょっちゅうです。年寄りの物忘れは怖い・・・。
⚫ミステリーの醍醐味と新作ミステリーについて
毎度『浅見光彦ミステリー』のことばかりで恐縮ですが・・・。
例えば自分の子どもを殺す相談をしているのを盗み聞きし、「彼等に息子を殺させるわけにはいかない。それなら自分の手で殺す」などという、ちょっと無理があるんじゃないかという設定でも、セリフのやりとりで納得させてしまい、あろうことか感動の涙まで流させてしまう
これなんですよ。この描写力が欲しくてたまりません。
また、今CSの「時代劇専門チャンネル」で北大路欣也さん主演の『名奉行 大岡越前』を放送しているのですが、これがまたミステリー仕立てでとても面白いんです。
大岡越前自ら市中を探索するところなど、まるで北町奉行の「遠山の金さん」みたいなところがあり、ある意味越前っぽくないんですが、ちゃんと「大岡裁き」も見せつつ、本格ミステリーになってます。
こういう話を書いてみたいものですね。時代劇は私には無理ですが・・・。
それで新作ミステリーなんですが、今第4話までいってまして、ヤマ場を迎えようとしているところです。ここからが大変なんですよね。なにしろ今回は推理士・
もうここまで来たら、ボツにはしたくありませんから、必死こいて書きまくるしかありません。納得できる仕上がりにならなければ、何度も書き直すしか・・・いやこれ、けっこうなプレッシャーだなあ。
⚫本日の猫
「地域の心配な方々」からの流れですが、またやってしまいました。
「猫の集会所」の子猫の「元気」を、またキャリーケースに閉じ込めたままにしてしまったんです。
今回は2時間閉じ込めてしまいました。それに気づいたとき、元気はキャリーケースの中でショボーンと立っていました。
度重なる失態、本当にごめんな。
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