43 寒波の積雪でピンチ
寒波の襲来による被害が、全国各地で発生しています。このあとまた今季最大級の寒波が来るそうですので、皆様もお気をつけください。
こちらでは12月1日以来の積雪となり、昨日の朝は2時間の雪かき作業に追われました。積雪量は15センチ程でしたが、除雪車が凍結した路面を剥がしていったために(アスファルトを剥がしたという意味ではありませんよ)、道路端には重く凍った氷の塊が大量に寄せられていました。
昔は道路の両側に小川が流れていたので、除雪車に寄せられた雪はそのまま小川を流れていきました。ところが元々の道路幅が狭くて、対面通行に支障があったものですから、その小川に蓋をするように舗装してしまったのです。
そのせいで、各家では除雪車が通った後に、必ず雪寄せをしなければならなくなりました。小川の上の舗装に寄せられた雪を、決められた場所に設けられた蓋を開けて、その下の小川に流さなければならないのです。
主要産業が農業であるうちは、冬期間にやることも少なかったので、若い住民が雪寄せしていましたが、今はみんな会社勤めです。出勤前の雪寄せは大変です。
若い者が都会に出て行ったりした世帯では、お年寄りだけで雪かきしなければなりません。これも大変なことです。
私の家の間口は狭いんですが、右隣の家は出稼ぎに行っていますし、左隣の家はもう解体して空き地になっています。その3軒分、約25メートルを私が雪寄せしなければなりません。70%くらいはボランティアみたいなものです。やらないと、道幅がそこだけ狭くなって車の交差ができなくなるのです。
2時間かかって雪寄せ作業は終わりましたが、その後にまたそれ以上の作業が待っていました。
屋根の雪下ろしをした際に、かなりの量の下ろした雪が積もって窓を圧迫するので、1階のほぼ全ての窓に冬囲いの外枠をはめているのですが、そのうちの1つが剥がれ落ちていたのです。
この冬囲い、2年前からは夏場でもつけっぱなしにしていたのですが、そのために劣化していたのかも知れません。
もう1つ、屋内渡り廊下から外へ出るドアを約3メートル四方の厚いベニヤ板で塞いでいたのですが、地面に打ち込んだ2本の金属パイプの支柱ごとひっくり返っていました。
いつ、そんな強風が吹いたんだ? 寒波の初めの日、確かに強い風が吹いていましたが、まさか支柱ごと倒されるような強風だったとは。
雪を掘ってみましたが、支柱が根元から折れ曲がっている感じではありませんでした。打ち込んだ深さが浅すぎたのか、土ごと持ってかれたようです(実はこの冬囲い、人に頼んで作ってもらったので、どのくらいの深さまで打ち込んであったのかわかりません)。
とりあえずこの大きなベニヤ板を、元通りに起こそうと思い、まず上に積もった雪を払いのけました。そして持ち上げてみましたが、重くてなかなか持ち上がりません。
それでも頑張って持ち上げ、下に潜り込みました。重量挙げみたいに全身を使って持ち上げようとしたのです。
そのとき私は気がつきました。この体勢は、まずいんじゃないか?
もし持ち上げられなくて潰れてしまったら、抜け出せなくなるんじゃないか? 気がついたときにはもう遅すぎました。こんな事になる前に、誰か応援を頼めば良かった。
折り曲げた膝を地面についたら、たぶん潰れてしまう。私は必死の思いでプルプル震えている膝を徐々に伸ばしていきました。
やっとの思いで冬囲いを起こし、元通りの位置に戻したときには、もう体力を使い果たしていました。
そこで私は家に入っていったん寝て休みました。そして午後からは落ちた窓枠をはめ直して強力なテープで固定するとともに、さっきのベニヤ板冬囲いの補強作業に取りかかりました。
補強と言っても、昔、物干しに使っていた名残の金属製の支柱と、冬囲いのパイプ支柱を繋いだだけ。また強風が吹いたら、倒れない保証はありません。でもそれで体力的には限界でした。
昨夜も除雪車が通ったようで、今朝も雪寄せ作業になりました。3センチくらいしか積もらなかったので、こういうときの除雪車による除雪は、いわゆる「はた迷惑」なんです。除雪しなくても車の通行にまったく支障はなかったのですから、雪寄せさせられるだけ損なんです。今朝は40分かかりました。
⚫本日の猫
通販で包装に使われた紙袋を、『猫の集会所』で使ってみました。最初に「カミナリ」が入りましたがすぐに出て、その後いつも私にじゃれる元気な子猫が入りました。
その隙に私はキャットフードと水を皿に入れ、猫トイレ掃除も済ませた上に、ストーブの灯油も補充しましたが、その間子猫はずっと紙袋の中で暴れ回っていました。
厚手の紙袋で、バリバリという音が出てうるさいのと、動き回って水皿をひっくり返す怖れがあったので、結局その紙袋は取り上げて撤収しました。破れるまではもう数回使えるかも知れません。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます