6 卓球とフラッグフットボールと、謎肉牛丼


⚫卓球とフラッグフットボール  


 前回、卓球についてちょっと書いたんですが、「卓球は楽しい」というコメントをいただきまして、また昔を思い出しました。


 その昔、卓球は「根暗ねくらのスポーツ」といわれていた時期がありました。当時のピンポンは白かったので、目立たなくなるような明るいユニフォームが禁じられていたことも影響していたと思いますが、狭いスペースでせこせこ打ち合うのがかっこ悪い印象だったんでしょうか。


 福原愛さんが「天才卓球少女」として話題を集めた1990年代から流れが変わってきたように思います。今ではオリンピックや国際大会でメダルを獲得し、セミプロリーグまでできたのですから、隔世の感があります。


 卓球ほど初心者同士と上達者同士の試合の印象が違うスポーツも珍しいでしょう。野球なんかはプロの試合でも草野球でもちゃんと野球に見えますが、卓球は全然違う競技に見えるほどスピード感が違います。初心者同士だと、ほとんど「温泉卓球」になりますからね。


 ところで皆さん、「フラッグフットボール」って知ってますでしょうか? 


 実はこれ、2028年ロサンゼルスオリンピックの正式競技に決定したんです。

 アメフトの「タックル」を禁止して、その代わりにボールを持ったプレイヤーの腰の左右につけた「フラッグ」を取ることによって、肉体的に接触することなく安全にプレイできるようにした競技です。


 調べてみたら、2015年現在で全国の5200校以上の小学校の授業で取り入れられているそうです。そんなことになっているとは知りませんでした。


 元々は、アメフトへの入口いりぐち的な意味合いで始まった競技であることは間違いありません。まだ体が出来上がっていない小学生の段階では、タックルするのは危険ですし、逆に高齢者などでもやれるようにして競技人口を増やし、そこからアメフトの面白さを知ってもらうことが目的だったんでしょう。


 ただですね、NFL(全米アメフトプロリーグ)は、オリンピックで行われるフラッグフットボールのチームに、プロフットボールプレイヤーが参加することを容認するみたいなんですよ。実際に出場したいと考えているプレイヤーもいるようです。


 私はこれ、とんでもなく危険だと思っています。バスケットボールにもプロプレイヤーが出場していますが、同じ身体的接触のある競技でも、アメフトは桁違いに危険な競技です。


 なにしろ毎試合何人かは負傷者が出る競技ですから。


 彼等に「タックルは禁止」と言っても、本能的にやってしまう危険性があると思うんですよ。勿論その場合は退場とか没収試合になるでしょうが、やられたチームはたまったものではありません。有力選手が怪我をして、メダルを逃すようなことにでもなったら、NFLは非難の矢面に立たされることになりますよ。


 それでなくてもプレイヤーの中にはアホ度の高いやつらが・・・あわわ。



⚫「カップヌードル すき焼き風 謎肉牛丼」って何?


 そもそもネーミングからして突っ込みどころ満載なんですが、「カップヌードル」と言っておいて「牛丼」?


 「牛丼」なのに「謎肉」? しかも値段が356円と高い。


 これ、要するにお湯をかけて戻したライスと肉や具材なんですが、正直あんまり牛丼っぽくはありませんでした。まあ、嗅覚と味覚がない私が言うのも何ですが。


 これだったらもう少しお金を足して、本物の牛丼を食べた方が良いですね。



⚫やるやる詐欺?


 前のエッセイで、SF作品『グレイトヒーローズ』の第二部を書くと言ったり、『推理士・明石正孝シリーズ』の新作を書くと言っていたにも関わらず、まだ手を付けていません・・・。


 このエッセイを始めたばかりなので、なるべく毎日更新しなければならないかな、と考えたからです。


 決して「やるやる詐欺」ではありませんから・・・。



⚫本日の猫


 子猫のアミコは、よく母猫の尻尾にじゃれついて遊んでいます。『猫の集会所』の子猫たちも同様ですが、母猫のトラコはすぐに逃げて、窓枠に上ってしまいます。


 代わりに、おばあちゃん猫のクロが相手をしてくれます。ご飯を食べながら、尻尾をパタパタと動かして子猫をじゃれさせます。なかなか手慣れたものです。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る