5(寝て見る方の)夢と、卓球と、忘年会の後


⚫最近見た夢と昔見た夢


 最近、仕事をしていた頃の夢をよく見ます。たいていの場合は実際にしていた仕事の夢なんですが、まれにやったことのない仕事の夢も見ます。


 例えば芸能プロダクションのマネージャーみたいな仕事をしている夢です。大物女優にこき使われ、右往左往していました。


 実際にやっていた仕事の夢では、港湾管理の仕事で、港に自衛隊の潜水艦が寄港した際に見物客が大勢詰めかけ、夜中まで臨時駐車場への車の誘導をしていた夢を見ました。


 こんな夢ばかりだと、見ていて疲れます。昔見た夢の話をしますか。


 東京出張が多かった頃だったと思います。東京のどこを歩いていたのかはわかりません。道路を封鎖して映画の撮影をしているようでした。その先に目をやると、福山雅治が撮影に臨んでいました。


 私がそこを通り過ぎようとしたら、突然首をヘッドロックでめられました。

「何の挨拶もなしに行ってしまう気かよ」


福山雅治でした(笑)。


 私と福山は幼なじみでした(笑)。福山は高校の頃、野球部で甲子園を目指していましたが、怪我をして最後の年は試合に出ることができませんでした。

 その年のメンバーが集まって、これから草野球の試合をするそうです。


 バッターボックスに入った福山は、当時野球部のエースだったピッチャーの球を捉え、みごとレフトスタンドへホームランを打ちました。私はそれを見て満足し、出張先へと向かいました。


 なんだこれ(笑)。


 たぶん、ドラマ『ガリレオ』の第1シーズンか第2シーズンが放送されていた頃に見た夢だったと思います。福山、元気でいるかなあ(笑)。



⚫卓球を教えたときのこと


 随分昔、わけあって児童施設にいる小学生2人に卓球を教えたことがあります。卓球は中学校でちょっとかじった程度でしたが、それでも小学生の初心者相手には通用しました。


 卓球のラケットには、シェークハンドとペンホルダーの2種類があります。シェークハンドはラケットの両面を使いますが、ペンホルダーは通常片方の面しか使いません。


 ピンポンに回転をかけるやり方は、シェークハンドラケットの方が教えやすいので、私はそれで上方向に回転を加える「ドライブ」と、下方向に回転を加える「カット」を教えました。


 でも小学生の食いつきが今ひとつだったので、私は「必殺技」っぽい名前を即興でつけて教えました。


「ドライブ」は「ライジング・サン」。上方向の回転をかけるので、太陽が水平線から昇ってくるイメージです。


 そうすると下方向の回転をかける「カット」は、「サンセット」だと地味なので、「レインボウ・サンセット」。


 それと、相手のスマッシュの軌道を予測して、そこにラケットを置くだけのカウンターを「ゴースト・ブレイク」。これは相手がまるで幽霊を見たような表情になることから付けました。


 そうすると小学生は食いつきが良くなり、熱心に練習を始めてくれました。


 その年に行われた隣県の施設児童との交流大会で、2人は優勝と3位だったそうです。それを聞いたときは嬉しかったですね。



⚫忘年会の後


 これも昔の話ですが、ある年の職場の忘年会で観光地の旅館に泊まった際、宴会が終わった後に、有名な廃墟のホテルを見に行こうという話になりました。


 私が酒が飲めないので、乗車定員10人の車を運転してくれと言われました。私はそんな大きい車を運転したことがなかったので、無理だと言いましたが、「すぐそこだから」と言いくるめられ、渋々運転することになりました。


 走り出してから5分経っても着かないので、私は「まだっすか?」と何回も聞きましたが、そのたびに「もう少し先」と言われ、結局着いたのは20分程経ってからでした。


 廃墟のホテルには進入禁止の措置がとられていたので、中に入ったりはしませんでしたが、帰りも乗り慣れない車を運転しなければならない私はそれどころではなくて、ホテルのことは全く頭に入ってこず、今も全然思い出せません。



⚫本日の猫


 チロルは時々、落ちている小さなゴミを食べてしまうことがあります。それだけでも困ったことなのですが、後で吐いたりするので気をつけなければなりません。


 また、発情期のときのように繰り返しやったりはしませんが、夜中に突然鳴き出して私を起こすことがあります。なぜ夜中に限ってやるのかは不明ですが、もしかしたらわざとやっているのかもしれません。



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