第13話 奴隷農園

 東西戦争直前の宇都宮。賞金稼ぎ龍造寺は、追跡中の賞金首の手がかりとなる奴隷、九鬼を手に入れる。奴隷制を嫌悪する龍造寺は、賞金首を仕留めたあと九鬼を解放し、賞金稼ぎの相棒にする。


 九鬼は、生き別れの妻、奈美が那須の虹原農園に所有されていることを知る。龍造寺と九鬼は奴隷の買い付けを装って農園主、沼津に近づく。龍造寺の見せ金10万に欲を出した沼津は2人を農園に招きいれる。


 龍造寺は虎島を購入する商談をまとめるが、龍造寺と九鬼の関係が見抜かれる。沼津は龍造寺を脅迫して10万を強請りとる。その人間性に耐えがたくなった龍造寺は沼津を射殺する。


 龍造寺は沼津の部下に撃たれる。残された九鬼は大立ち回りを演じるが、虎島を人質に取られて捕縛される。


 虹原家は、報復として九鬼を奴隷の酷使で悪名高い鉱山に売却する。九鬼は、鉱山に運ばれる道中で運び屋たちを殺して逃走し、虹原農園に舞い戻る。虹原家の人間たちを撃ち倒して屋敷を爆破し、救出した虎島と共に農園を去る。

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