蛇穴に入りて夕焼け小焼け鳴る

へびあなにいりてゆうやけこやけなる

季語は「蛇穴に」あるいは「蛇穴に入る」となります。


正直、秋の蛇を見たことがありません。これも完全に想像で詠んだ句になります。

まず浮かんだのは、防災行政無線の「夕焼け小焼け」です。


夕暮れに「夕焼け小焼け」が鳴って子どもたちが家に帰る情景と、蛇が冬眠のために穴に入る情景を重ねて詠んでみました。


本句は、先生から本選でお取りいただきました。


先生からは、「蛇が穴に入ろうとするとき、サイレンから夕焼け小焼けが鳴っているという、ただそれだけのことを言っている句なのだが、なんか良い句だと感じる」との評をいただきました。


私自身は、まさにそういう句を詠みたい!と思っていまして、とてもうれしかったです(^▽^)/

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