第6話 服屋

 隣の服屋に入ると、女性のCPUが出迎えてくれた。服の仕立てをしたい旨を伝えると、目の前に選択外面が現れて、好きな服を選べるみたいだった。まだ2階層なので種類は少なかったから無難そうなワンピースにしておいた。


一瞬で話をピースに様変わりしたシャツとズボンを受け取り、早速装備する。そして近くにあった鏡で姿を確認する。髪色とワンピースの色がよく合っていて、満足。記念にスクショを撮って、お店を出た。


次に向かうのは武器屋さん。ここはドワーフのCPUが迎えてくれて、安めのテイマー用の剣を購入した。これを一階層で売ってくれれば良かったのに。


ポーションなど、ひとしきり買い物を終えて休憩がてらベンチに座る。丸太を切った感じのベンチだ。残金もほとんどなくなってしまった。でもお金はレベリングと同時に溜まっていくからあまり問題ない。


時刻を確認すると、すでに現実世界で3時間ほど経っていた。ここの時間と現実の時間がリンクしていないのはいつまで経っても慣れないな。


一旦終わりにして、また明日この続きでもやりますか。


そう思って、私はログアウトボタンを押した。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

魔性のおじさんキラー、おじさん達もテイムしちゃいます⁉︎ 〜新作VRMMOの体験版での一週間〜 天白あおい @fuka_amane

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ