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2023年12月6日 23:49 編集済
>実は本作、内容が難解過ぎてエンタメではない、みたいに評されたこともあるのですが、上記コメント返しを受けてですが…まずは”良く出来た物語”だと感じています(尤も着地点こそがメインデッシュと考え、ソレを追い続けているのが現状です)。難解……ではないでしょう、ごく一般的な並行世界モノ(それこそ「MATRIX」シリーズを知っていれば納得味がある)に説得力を持たすための舞台装置(クジラの夢)はありますが、「これで駄目なら、読み手はSFアレルギー」だと考える方が精神衛生上よろしいかと…。ですが、エンタメ度が高いか?と問われると…ちょっと困ってしまいますね。感情移入の難しい(クレバー故に少々鼻につく)学生主人公と反転性別を自称するヒロイン、文字通り世界を操る大人の黒幕と…とにかくスカッと感が希薄(反撃や成功体験)がほぼ無い。主人公の人格が”消えてしまう”という危機(焦燥)感に対する恐怖や必死さが伝わって来ない(物語の前提が崩れますが、正直ヒロインに惹かれている状況でもない)ような…。恋愛要素に関しては、”良い女ぶり”を描写するシーンは多々あれど…ヒロインの言動かつ中身の所為でソレが響いてこない(好感度は当て馬の奈津森の方が高かったりします)ため、二人の恋愛成就に応援するほど興味を持てない…というのが正直なところ…。これは完全に余談ですが…ヒロイン鷹宮の描写からは確かにチラリズム的な”青い性”は伝わってくるのですが、やはり学生という成約が枷になって”セックスアピールが弱い”印象があります。主人公とヒロインが社会人同士で”性愛”目線の少々ドきつい描写があれば、もっとキャッチャーだったかも?とは思ってしまいますね。悪文、乱筆で申し訳ないです m(_ _;)m
作者からの返信
あーてぃ様長文での感想お寄せいただきありがとうございます。かなりの圧力で催促してしまい申し訳ないです。おそらく言いづらかったのではないかと思われる点も含めて本当にありがたいコメントでした。ここまでのところ、よく出来た物語と評していただいたことは素直に嬉しいです。難解と言われたことは正直自分でも腑に落ちていなかったので、違うかたから別の意見をいただけたことも救われました。自分的にはこれで難しいと言われたら、金輪際何も書けないなあと思っておりましたので。ただ、やはりキャッチーさ、共感性ですよねぇ。以前もあーてぃさんから同じご指摘をいただいていたので、やはりそうなのかというのが自分の感想です。書いている側としてはしっかり主人公ハルキの感情に同調し、鷹宮のこともムッチャ好きって気持ちで書いているのですが(まあこの時点でのハルキはまだ異性愛の対象というより同性同士の信頼・友情に重きを置いた精神状態だと想定していますが)、伝わってませんかー。無念ですぅ。悔しさを紛らすように、あーてぃさんと自分の間にある断絶の原因を分析してみますが。そもそも自分の中では女性化して戸惑ってる男子ってエモいじゃん、という大前提があるので、もしかしたらその辺りの感覚のギャップが問題の根幹なのかもと思わなくもないですね。それとTSモノの魅力はその青さ、淡い恋心にこそあると思っているので、直接的肉欲・性描写は極力排したいというのが自分の信条です(分かり易いエロ要素は嫌なんですよね。だったら最初から普通に女でいいじゃんとなるので)。なので、「げぇー中身男かよ」となる人(多分世間的には多数派でしょう)に合わせて書くとなれば、別の設定や表現の工夫を試みたでしょうが、最初に目指してるところがそっち方向ではないので、断絶があるらしいと理解しても、そちらには歩み寄れないかもしれません。むしろ、こっちにこいよと手招きするために書いている節がありますw最終的にこういうキャラ造形や、恋愛観もいいかもね、と思ってもらえれば御の字なのですが、ここまでの反応を窺った感じ、ちょっと望みは薄そうですね。。。
編集済
>実は本作、内容が難解過ぎてエンタメではない、みたいに評されたこともあるのですが、
上記コメント返しを受けてですが…
まずは”良く出来た物語”だと感じています(尤も着地点こそがメインデッシュと考え、ソレを追い続けているのが現状です)。難解……ではないでしょう、ごく一般的な並行世界モノ(それこそ「MATRIX」シリーズを知っていれば納得味がある)に説得力を持たすための舞台装置(クジラの夢)はありますが、「これで駄目なら、読み手はSFアレルギー」だと考える方が精神衛生上よろしいかと…。
ですが、エンタメ度が高いか?と問われると…ちょっと困ってしまいますね。
感情移入の難しい(クレバー故に少々鼻につく)学生主人公と反転性別を自称するヒロイン、文字通り世界を操る大人の黒幕と…とにかくスカッと感が希薄(反撃や成功体験)がほぼ無い。主人公の人格が”消えてしまう”という危機(焦燥)感に対する恐怖や必死さが伝わって来ない(物語の前提が崩れますが、正直ヒロインに惹かれている状況でもない)ような…。
恋愛要素に関しては、”良い女ぶり”を描写するシーンは多々あれど…ヒロインの言動かつ中身の所為でソレが響いてこない(好感度は当て馬の奈津森の方が高かったりします)ため、二人の恋愛成就に応援するほど興味を持てない…というのが正直なところ…。
これは完全に余談ですが…ヒロイン鷹宮の描写からは確かにチラリズム的な”青い性”は伝わってくるのですが、やはり学生という成約が枷になって”セックスアピールが弱い”印象があります。主人公とヒロインが社会人同士で”性愛”目線の少々ドきつい描写があれば、もっとキャッチャーだったかも?とは思ってしまいますね。
悪文、乱筆で申し訳ないです m(_ _;)m
作者からの返信
あーてぃ様
長文での感想お寄せいただきありがとうございます。
かなりの圧力で催促してしまい申し訳ないです。
おそらく言いづらかったのではないかと思われる点も含めて本当にありがたいコメントでした。
ここまでのところ、よく出来た物語と評していただいたことは素直に嬉しいです。
難解と言われたことは正直自分でも腑に落ちていなかったので、違うかたから別の意見をいただけたことも救われました。
自分的にはこれで難しいと言われたら、金輪際何も書けないなあと思っておりましたので。
ただ、やはりキャッチーさ、共感性ですよねぇ。
以前もあーてぃさんから同じご指摘をいただいていたので、やはりそうなのかというのが自分の感想です。
書いている側としてはしっかり主人公ハルキの感情に同調し、鷹宮のこともムッチャ好きって気持ちで書いているのですが(まあこの時点でのハルキはまだ異性愛の対象というより同性同士の信頼・友情に重きを置いた精神状態だと想定していますが)、伝わってませんかー。無念ですぅ。
悔しさを紛らすように、あーてぃさんと自分の間にある断絶の原因を分析してみますが。
そもそも自分の中では女性化して戸惑ってる男子ってエモいじゃん、という大前提があるので、もしかしたらその辺りの感覚のギャップが問題の根幹なのかもと思わなくもないですね。
それとTSモノの魅力はその青さ、淡い恋心にこそあると思っているので、直接的肉欲・性描写は極力排したいというのが自分の信条です(分かり易いエロ要素は嫌なんですよね。だったら最初から普通に女でいいじゃんとなるので)。
なので、「げぇー中身男かよ」となる人(多分世間的には多数派でしょう)に合わせて書くとなれば、別の設定や表現の工夫を試みたでしょうが、最初に目指してるところがそっち方向ではないので、断絶があるらしいと理解しても、そちらには歩み寄れないかもしれません。
むしろ、こっちにこいよと手招きするために書いている節がありますw
最終的にこういうキャラ造形や、恋愛観もいいかもね、と思ってもらえれば御の字なのですが、ここまでの反応を窺った感じ、ちょっと望みは薄そうですね。。。