第3話 続、やっぱり魔王は優しすぎる

 魔王様が「出発は明日にしよう」と引き留める。お断りしたがそれでも説得する魔王様を、参謀長のお化けランプ様が止めてくれた。


 そして、貰いすぎたGもお化けランプ様に返した。実は配りすぎて困っているらしい……。


 ――――


 勇者はどこだろう。半日も歩いているが影も見えない。


 仕方がない。今日のところは諦めよう。


 ――――


 一方、その頃魔王は。


「よし、これでいいぞ」


 勇者に、偽の看板や嘘の気配を出して、ゴブ子と遭遇させないようにしていた。


 後ろで見ていたお化けランプは「この魔王は優しすぎる」と溜息をついた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る