2章 崩壊
第12話
前書き!!
今回長いです。
前回長めの後書きで話したとある作家さんのエッセイ。
ゼッケンに焦点を当てた話だったんです。
久しぶりに読み返そうと思い、星を付けた作品から探してみたんですが、無かったんですよ。
まさかと思い、検索かけてみたんですが、ヒットしませんでした。(泣)
見たのが八月くらいで作者が失踪し始めたのが九月後半くらいです。
この二ヶ月弱何回も読み直した作品です。それ程大好きだった作品でした。
多分作者さんが非公開にしたか、退会したかのどちらかだとは思いますが、多分退会なされたのかと。
残念です。勿体無いという気持ちもあります。
あんなに面白い作品が描けるなら、続けて欲しかったですね。まぁ作者さんの事情もあるとは思うんで、作者さんの意思を尊重します。
悲しみに暮れながらも今日も毎日投稿続けます。
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この数日で俺を取り巻く環境というのは一変した。
変化その1。監督から勧誘の連絡がものすごいこと。監督にも連絡先をおしえたのだが、勧誘の量が尋常じゃない。
俳優にならないか。
毎日の様に連絡が来る。勿論断った。
理由は妹の存在。俳優としてお金を稼ぐには上京が必須らしい。今は2人で上京するお金なんてないし、かといって俺1人で上京する訳にはいかない。
で、断ったのだが……。
はい来ました。監督から誘いのメール。断っても断っても何回もくる。
しつこすぎて、イライラしてくる。
しかも今じゃ日を跨いだら、誘っていいみたいなシステムが出来上がっていた。断ると諦めるという癖してだ。
要するに日を跨ぐごとに監督の中で誘っていいカウントが更新されるらしい。
ソシャゲのデイリーミッションかよ。
今では朝7時に大量にくるお誘いメール連投が俺のアラームになっているくらいだ。毎朝7時ぴったしにくるから便利だったりする。
いや、勿論ない方がマシだけど。
変化二つ目。
これまた連絡つながり。
来崎茜と西宮奏だ。何故か2人に懐かれたらしい。来崎に関しては遅い時には遅いが、早い時にはメールを送った瞬間に既読がつく。ずっと俺との連絡画面を開いていたのかと思うくらいには。
早すぎて反応に困るんだが。これは俺の自惚れであって欲しい。
奏とはメール上でだが、ボケとツッコミが出来るくらいには仲が良くなっていた。
が、それ以上に進展は何もない。所謂健全な関係ってやつだ。
俺の返信が遅かったりすると、黒い部分が見え隠れする時がある。その時は全力でフォローしまくって、その場を収めるのだが。
今までは俺の携帯の連絡先は亮しか登録されていなかった。
監督は除くとして、絶世の美女2人と連絡を取り合う。こんな毎日も悪くはなかった。
あんな事さえ起こらなければ。
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