第8話 助手の人間関係

はい、新しいネタができたので書いていきます。ものづくりをやればやるほどネタが来るのでありがたく頂戴しておきます。ってことはまた誰かになんか言われたんだろって?

そうだよ(キレ気味

どん底実習助手、今日はねじ立てなる作業を行いまして。これはどういう作業かって言いますと、材料にボール盤で空けた穴に、ハンドタップっていうねじを切る工具を挿入して回し削るっていう作業。しかし、このハンドタップってやつには3種類あって先・中・上げ(1,2,3番とも言う)タップなる名前があります。この種類の判別がね・・・、素人には難しい。でも、簡単に言うと先っぽのテーパ部分の長さが長い順に先・中・上げってなってるんだけどね。

それが分からないと生徒に教えられんよと言う上司。悪かったな!!そんなの見ただけじゃ分かんねーよ!!教科書見てやっと分かったわ!

そんでそれを、タップ回しって言う工具に挟んで締めて、材料の穴に突っ込んで回し切ります。が、ここで難題発生。タップが・・・空転する。実は、タップ回しに締めることができるタップの部分ってすっごく短いのね。だから、締めるのにもコツがいる。それができないと生徒が困っていても指導できないよって、知らないから仕方ねえだろ、てか今知れたから別に良くない?

それで、先・上げと(中タップは無かった)工程を進める私。うん、いいんでね?と思ったその時、空転で時間を食ったことに対して上司がお小言。この工程を一回だけで終わらせられる方法があるんだけどな・・・、と。それを教諭の先生に提示できなければ助手ではないらしい。はあ?????

あのねえ、助手がどんだけ提案しても、教諭が許可しなかったらそれで終わりなんだよ!助手がどれだけ技術があっても、教諭とのウマが合わなかったら何もやれないんだよ分かる?それで私がかつてどんだけ嫌な思いしたか分かる?これだから助手の気持ちが分からん教諭は嫌なんだよ!!上から目線だし何でもできなきゃいけないとか言う割に教えてくれないし、ホント面倒くさいんだって!!

助手は教諭に使われる仕事なんだから、(確かに教諭のサポートだから専門知識は深くなきゃいけないけど)あんたらのさじ加減で全ての仕事が決まるんだよ分かる?

と、心の中でブチギレました。じゃなきゃ、「生徒に教えられえないハラスメント」に耐えられない。

実際は教えてもらって少し知識が得られるので、生徒の前に出る前に知れて良かったって思ってるけど、そういう閉め方じゃいかんの?


ちなみに、工程カットできる方法は、始めから上げタップ(一番テーパが短いやつ)を使うんだって。どうせ形になればいいって魂胆かよ笑

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