第4話 隣国の思惑

皇子の思惑は自分が王位を継げるようにしたいんだと思った。

隣国と同盟を結んでいても隣国の意向を無視出来ない状況のようでその為、姫様のマリーを人質として差し出して王位を継げるようにとりなしてもらう思惑があるように思た。

それなら、皇子と隣国の思惑の裏をかいたらどうかと婆さまに提案した。

王位継承権を持つ姫が生んだ子も同じく王位継承権を持つ。

隣国はそれを狙ってるのだと思うと、すぐに姫に何かしようは考えないと思う。

時間稼ぎにしかならないかもしれないけど、準備期間が出来たと思うことにした。

婆さまは早速動いた。ブルーノとイエローズが帰ってくる前に別の魔法使いたちを呼び出し、隣国―の様子を探った。

隣国はこの国の状況にあまり興味があるわけでなく姫の婚姻が目的だと分かった。

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