第496話 女中と商人

 久しぶりの我が家は落ち着くな。

 アーランブーランから戻った俺は、のんびり風呂に入って裏庭にチェアを並べて昼間から酒を飲んでいる。

 湖のちょっと離れたところにある小島では、カプルがなにか工事をしているようだが、あれ勝手に弄っていいのかな?

 まあ、いいのかもしれん。

 とにかく世間のしがらみをすべて忘れ去ってリラックスしようとおもったら、フューエルが着替えながらやってきた。

 こういう普通のお姫様だと絶対しないような行動を見せつけてくるのがフューエル流のセックスアピールだと思うので、俺の膝の上の空きスペースを勧めようかと思ったら、


「赤竜騎士団の詰め所の落成式があるので、明日は開けておいてくださいよ」


 バタバタと出かける準備をしながら、フューエルがそんなことを言った。


「今、休暇中なんだけど」

「私もですよ!」

「はい」

「では、夜には戻りますので」


 そう言ってけたたましく出かけていった。

 忙しない奥さんだなあ。

 赤竜騎士団の詰め所というのは、エディがこのアルサの街を拠点にするにあたって、司令部として機能させるにふさわしい屋敷を用意したものだ。

 うちからほど近い西通りに大きな屋敷の出物があり、そこを改装したもので、試練に出る前から準備を進めていたわけだが、工事中に俺も何度か足を運んだことがある。

 そういえば、あの時に若い女中さんとお近づきになったんだっけ。

 えーと、あれはたしか試練を間近に控えた、まだ肌寒い日で、俺は赤竜詰め所の調度品調達を任されたレアリーに付き合って、件の屋敷に出向いた時のことだった。




 エディがアルサの拠点として選んだのは、西通りから一本中に入ったところにある大きめの屋敷で、作りは古いが格式のある立派なものだ。

 たしかに、こういう品のいい屋敷でのんびり暮らすのも優雅でいいだろうな、とはおもう。

 だが、エディによるとここを選んだ最大の理由は、ちょっとしたホールがあって、そこを騎士団の臨時司令部にできるかららしい。

 あとは馬車でも出入りがしやすい道路事情とか、そういうのもある。

 アルサには街を守る第八小隊の詰め所はあるが、騎士団のトップであるエディがそこばかり利用するのは都合が悪い。

 その代わりになる場所として、ここを選んだのだとかなんとか。

 まあ本人がいくら辞めたいと言っても一向に辞める目処が立たないので、こうして都合のいい場所に拠点を設けておこうという考えなのだろう。


 レアリーが頼まれたのは、エディの執務室の内装で、騎士団の長らしい質実剛健な佇まいをみせつつも、大貴族の威厳も損なわない品の良い風格がどうのこうのと言っていた。

 言ってみればインテリアコーディネーターのようなものだろう。

 まあ、俺にはよくわからんので、中庭でさぼって、ぼんやり様子を眺めている。

 まだ工事中だけあって、せわしなく職人が出入りしているし、時々騎士や兵士もやってきて荷物を搬入している。

 大変だなあ、と眺めていたら、メイド服を着た若い女中が一人やってきて草むしりを始めた。

 そこそこ広さはあるのに草はぼうぼうだし、一人でやると大変だろうなあ、と眺めていると、急に立ち上がってこっちにやってきた。


「ちょっとおじさん、さっきからずっとサボって、みんな忙しく働いてるんだから、いい加減仕事に戻ったらどうなんです?」


 そう言ってプリプリ怒る姿はちょっと野暮ったい。

 煤けた銀髪を結い上げて、てっぺんでお団子にしている。

 女中には珍しい、プリモァ娘のようだ。

 白い肌は日焼けしたのか、そばかすも目立つ。

 だがアルサ一と名高いナンパ師の俺の見立てでは、この子は磨けば上玉のかわい子ちゃんに化けるだろう。

 まあ、そうでなくても女の子には無条件で優しいおじさんなので、下手に出て媚びることにした。


「ごめんごめん、ちょっと仕事が空いちゃて途方に暮れてたんだ。なんなら草むしりを手伝おう」

「あら、いいの? 助かるわ」


 というわけで、手分けして草をむしり始める。

 雑草ってやつは思いのほか根がしっかりと張っていて、引っこ抜くのは重労働だ。

 しかも中腰でやるので、おじさんには辛い。

 すぐにへばると、彼女はケラケラと笑う。


「だらしないわねえ、おじさん、何の職人さん?」

「職人じゃなくて、商人……の下っ端でね、今日は仕入れる調度品を入れる部屋の下見なんだけど」

「ああ、さっきエンディミュウム様のお部屋の方にいらしてたわね、あなた行かなくていいの?」

「いても役に立たないからね、こっちのほうがマシじゃないかな」

「こっちでも役に立ってるようには見えないけど」


 そう言って額の汗を拭ってから、彼女が名乗る。


「私はネリ、おじさん名前は?」

「俺はサワクロだよ」

「サワクロさんね、ちょっとこっちに大きな岩があるわ、これ掘り起こさないと、ほら、どうみてもか弱い娘一人じゃ無理でしょ、ぼっとしてないで手伝ってちょうだい」


 二人でひいひい言いながら岩を掘り起こした。

 労働は気持ちいいねえ。

 それが若い娘に顎で使われるとなるとなおさらだ。


「おつかれさま、ちょっと休憩しましょうか」


 女中のお嬢さんは冷えた水を持ってきてくれた。


「……私ねえ、エツレヤアンのお屋敷の方に勤めてたんだけど、エンディミュウム様がこちらにお屋敷を作るっていうので、抜擢されて来たのよ。故郷がこの近くだから嬉しくって。おじさん、生まれは?」

「俺は他所の国の生まれでな、でも前にちょっとだけエツレヤアンに住んでたこともあるよ、大きくていい街だよな。アカデミアは変なところだったけど」

「そうそう、なんか変な建物とかあって、偉い学者さんがいっぱい居るらしいんだけど、とてもそうは見えないのよね」


 額にあせして働くプリモァ少女のネリちゃんは健康的で美しいなあ。

 女学生のシェキウールなんかと同じぐらいの年齢だと思うが、ネリちゃんはもう何年も女中として働いていて、学校なんて日曜学校ぐらいしか行ったことがないらしい。


「私も子供の頃は偉くなって先生になりたいとか思ってたのよ。でもムリよね、こんな力仕事しかできないんだもの。おじさん、学校は出てるの?」

「一応ね」

「ふうん、そんなふうには見えないけど。でも、やっぱり学校を出てると、ちゃんとした仕事ができるのねえ。だけど今の仕事もかなりいいのよ、他のお屋敷なんかだと、もっと待遇が悪いとかって聞くし。世間の噂ではエンディミュウム様って変わり者だって言うんだけど、すっごいおきれいな方だし、前にお声をかけてもらったことがあるけど、大貴族様なのに優しくて」


 日頃の行いがいいと、こういうところで陰口を言われないんだろうな。

 俺は世間ではいろんなことを言われてるらしい。

 SNSとかなくてよかったなあ、とつくづく思う。


「でも噂では今度ご結婚なさるっていうんだけど、騎士団を引退なさったらこのお屋敷も要らなくなっちゃうのかしら。ねえ、おじさん、なにか知ってる?」

「そういう噂はあるねえ」

「やっぱり! 困るなあ。もうすぐ兄嫁の五人目の子供が生まれるから、何かと入用なのに」

「まあ、結婚したぐらいで、急にお払い箱になったりはしないんじゃないかな? そのつもりならこんな屋敷を用意したりしないだろう」

「そうだといいけど」


 などと話していたら、裏口からカリスミュウルがミラーを連れてやってきた。

 カリスミュウルも俺に負けず劣らず庶民じみた恰好なので、初見でお姫様だと気がつく者はいない。


「何をサボっておる、レアリーはおらんのか?」

「中で仕事してるよ、お前もサボりか?」

「まあ、そうとも言える。そちらの娘は?」

「ここの女中さんだそうだ、ちょっと手伝って草むしりをね」

「なるほどな、ならば精を出すことだ、私は中の様子でも見てこよう」


 そう言って歩き去った。


「おじさん、今の人は仕事仲間?」

「まあね」

「ふうん。さて、もうひと頑張りして、雑草を処分しないと」


 さらに小一時間ほど手伝って、どうにか雑草を抜き終える。


「おつかれさま、おかげで助かったわ」

「おじさんもそろそろ仕事に戻らないとな。君も新しい街で大変だろうけど、頑張りなよ」

「うん、手伝ってくれてありがとう」


 腰のダメージと引き換えに若い娘のエナジーを吸収して元気になったところでレアリーのところに顔を出すと、カリスミュウルと二人で腕組みして悩んでいた。


「何を難しい顔してるんだ?」


 と尋ねると、カリスミュウルが部屋の隅に置かれた巨大な竜の彫り物を指差す。


「その悪趣味な石像のせいで、内装もへったくれもないという話をしていたのだ」


 見るとたしかに毒々しい色とけばけばしい装飾で実に下品だ。


「エディってこんな趣味だったっけ?」

「なんでも、赤竜に代々伝わるシンボルらしいぞ、趣味の悪い騎士団にふさわしい形だな」

「たしかに、こんなものが鎮座していては、どうにもならんだろう。ホールの方にでも飾ったらどうだ?」


 すると部屋の隅で作業していた騎士の一人が、声をかける。


「あの、非常に申し上げにくいのですが、一応それは騎士団のシンボルということになっておりますので、人前でそのようにおっしゃられますと、部外者が聞くとなんと思うかと言ったようなことがですね、その……」


 申し訳無さそうに話すのは、これまた若い女騎士だ。

 なんか見覚えがあるな。

 そうだ、都からの帰り道、俺たちを護衛してくれた親衛隊の一人だ。

 あのとき話をしたのは鳶色の瞳がチャームポイントだったレクトちゃんだが、この娘の名前は聞いてないな。

 同じぐらいの背格好だが、少しウェーブの掛かった黒髪と青い瞳が印象的なかわいこちゃんだ。


「いや、これは申し訳ない。気をつけるよ」


 と謝ると、逆に彼女は恐縮して、


「いえ、こちらこそ立場もわきまえずに差し出がましいことを申しまして」

「それよりも君は、以前俺たちを護衛してくれた親衛隊の子だな、名前は何だったかな」

「ライラマと申します」

「他のみんなも元気かい」

「はい、おかげさまで。もっとも団長は最近、そちらのお屋敷から通うことが多いものですから、我々の仕事も護衛から雑用に近いものにかわっておりまして、その……」

「そりゃあもったいない、遠慮せずに、うちの方まで来て護衛でもなんでもしてやってくれよ」

「はあ、しかし副長がですね、紳士様にご迷惑がかかるから、近づいてはならぬと」

「ポーンはアレで結構ヤキモチ焼きだからな」


 と俺が言うと、カリスミュウルもうなずいて、


「そうそう、学生時代もエディに安易に近づくものは男女問わず、全て追い払っておったな」


 などと言って笑う。

 ライラマと一緒にいた他の騎士もわきまえているのか、笑いをこらえつつ黙々と仕事をこなしている。

 いい騎士団だな。

 俺たちが雑談でお茶を濁している間にレアリーが必要な下調べが終わったと言うので、引き上げることにする。


「それにしてもウェルディウス家ともなると、予算が天井知らずで、ここまでの大仕事はめったにありませんね」

「エディもプライベートだとめっちゃ雑に生きてるけどな」

「そのようですね、ここだけの話、世間の噂よりは、だいぶマシなようですが」

「偉い人ほど、あることないこと言われるもんさ」

「それを言うなら、あなたほど噂のバリエーションに幅がある人物は居ないでしょうねえ、おほほ」

「人気者は辛いねえ」




 ――とまあ、そんな事があったのだ。

 その時の屋敷がいよいよ完成して、明日落成式だというのだろう。

 俺をつれてって何をさせるつもりだろうな。

 ニコニコわらって乾杯するぐらいならかまわんが、まさかスピーチとかさせるんじゃないだろうな。

 怖い考えになってきたので、気分転換に散歩に行くことにしたが、暇そうなのはカリスミュウルしかいなかった。

 他の家族は試練のあいまに毎日あくせくと働いているのに、この暇人カップルはどうやらほっとくと際限なく自堕落に生きてしまうので、こうして散歩でもしてるほうが、邪魔にならない分マシだといえよう。


「パマラとその友人は、馴染んでおるようだな」


 久しぶりのアルサの街はすっかり汗ばむ陽気で、カジュアルな薄着のカリスミュウルは屋台で買った干芋をつまんでいる。


「うんまあ、問題なさそうで良かった」

「しかしあれの同族が何千人も従者になろうと控えておるそうだが?」

「いやいや、ちゃんと然るべきところに嫁に出したりして、帰化してもらう予定だから」

「貴様らしくないことを言うではないか」

「コアでもあればべつだけど、あの子達はそういうわけでもないようだしな」

「人の手によって作られた人種だと言っておったな。人形と同じといえば、そうなのであろうが、古代人の叡智というのは、ちょっと恐ろしいものではあるな」

「だから、ノードみたいに人間以上の知性を持った者に治めてもらってたんだろうさ」

「スポックロンたちはひょうひょうとしていて分かりづらいが、あの知性というものは図り知れぬところがあるからな」


 などと話しながら西通りを歩いていると、向こうからメイド服の若い女中が二人並んで歩いてくる。

 遠目に目立った理由は、そのうちの一人が浅黒い肌に金の首輪をつけた、魔族風の外見だったからだ。


「あの女中、ラッチルが供に連れてきた娘ではないか? フューエルの屋敷で見た覚えがある」

「そうだっけ、俺が声かけようとすると、テナが怒るから、よく知らないんだよな」

「頼りない事を。そもそも、下心丸出しで近づくからだろう。主人として接すれば済む話ではないか」

「女性とお近づきになりたいという気持ちに、上も下もあるもんか」

「ふん、言い回しだけは勇ましいがな。ん、いま一人は以前、貴様と一緒に草むしりをしていた娘ではないか?」


 というので見てみると、さっき回想したプリモァ女中のネリちゃんだ。

 カリスミュウルも非コミュ気味のくせによく覚えてるな。

 モテる男の妻としてのたしなみ的なやつだろうか。

 しかし、ラッチルの連れてきた侍女たちはみな、フューエルの屋敷に居るはずなんだけど、なんで一緒にいるんだろう。

 などと考えているうちに、距離が縮まり、先方もこちらに気がついたようだ。


「あら、サワクロさん……でしたよね、あの時はどうも」

「こんにちは、ネリちゃん。買い出しかい?」


 みると両手にいっぱい、荷物を抱えている。


「あ、これは自分たちのやつで、お屋敷の近くに寮を用意してもらって、そこから通う事になったんです。前のお屋敷は女中部屋もあったんですけど、今度のお屋敷は騎士様が住み込むので、そこまで用意できないからって」


 そこまで言ってから、急に思い出したように隣の魔族娘を紹介する。


「彼女はペレッティ、私のルームメイトで、今は別のお屋敷に奉公してるんですけど、彼女、本物の魔族なんですって。魔族なんて見たことなかったけど、肌の色以外、プリモァとあんまり変わらないなあっておもって、サワクロさん、見たことあります?」

「うんまあ、魔界にも言ったことあるからね」

「へえ、そうなんだ。彼女、ここから北の方一帯の領主であるレイルーミアス家のお屋敷にお仕えしてるんだけど、なんだかウェルディウス家ととても親しい間柄だとかで、一緒に寮を用意してもらって……」


 この子はホント元気にしゃべるな。

 一方、魔族女中のペレッティちゃんは、俺と目があってもペコリと頭を下げるだけで、ほとんど話さない。

 俺の正体に気がついているのかいないのかもわからないな。

 ちょっと話してみよう。


「魔界から来たんじゃ、何もかも珍しいだろう。すこしは街になれたかい?」


 と尋ねると、浅黒い頬を少し赤く染めてはにかむ。

 なんかめっちゃかわいいな、この子。

 綿毛のように柔らかくカールした金髪もふわふわしててベリーグッドだ。

 もちろん、プリモァ女中のネリちゃんも前回よりも、ちょっと小綺麗にしてるようで、元気があって可愛い。

 かわいい子はいいよなあ。

 せっかくなので二人をお茶にでも誘おうかと思ったんだけど、新居の準備で忙しいらしい。

 どうせなら俺が自分たちの仕える相手の主人やら夫だとバレる前に、ナンパしたかったんだけど、無理強いするのは趣味じゃないので、その場は引き下がっておいた。


 家に戻ってテナに彼女たちのことを尋ねる。


「屋敷にいるラッチルの侍女は寮住まいにするのか? フューエルんところも所帯持ちを除けばずっと住み込みだったろう」

「おや、お耳が早い。その手続もあって今回戻ってきたのですが、ラッチル様が伴って連れてきた侍女は数が多くて、ただでさえ部屋が足りないところに、リエヒア様の侍女も増えましたので。大旦那様のお屋敷に預けるということも検討したのですが、あまりこちらの都合で分けてしまうのもかわいそうですし。そもそも教育は行き届いているのですが、こちらでの暮らしに慣れていないので、そこのところを補うための寮ぐらしというわけですね」


 ちなみに貴族が寮といえば別宅のことをさし、時に愛人なんかを囲ったりするそうだが、ここでいう寮は社員寮的なやつだ。


「それでエディのところの女中と一緒に暮らしたりしてるのか」

「そのとおりです。ところで、十分わきまえておられるとは思いますが、女中に手を出しては居ないでしょうね」

「まさかまさか、そんなこと考えたこともなかった。もちろん、たまたま仲良くなった子がうちで雇ってる女中だったなんてことがあっても、それは不可抗力だと諦めるしかないと思うんだけど、お前の見解も聞いておきたいね」

「本当にお聞きしたいのですか?」

「やめとこう」

「よろしゅうございます」


 これ以上は余計なフラグを立てそうなので、話題をかえようとネタを探すと、ちょうど赤竜参謀のローンが帰ってきた。


「おつかれさん、一人かい?」

「エディたちは、明日の件で向こうの屋敷に泊まり込んでいます。私もすぐに戻りますが」

「そのことだけど、俺は明日、何すりゃいいんだ?」

「落成式の件ですね。ゲストとして、にこやかに笑って来客の皆さんと談笑していれば十分ですよ」

「そりゃよかった。てっきり挨拶でもさせられるのかと」

「ご希望でしたら、枠を用意しますが」

「滅相もない」


 残念そうな顔で地下に向かったローンは思い出したように振り返り、


「明日はサプライズがあるかも知れませんよ」


 それだけ言うと、こちらの返事も待たずにさっさと下に降りてしまった。

 くそう、サプライズとか苦手なんだよな、かわい子ちゃんにもみくちゃにされるようなやつ以外は絶対に受け入れんからな。

 などと憤っていたのだが、酒を飲んで寝たらすっかり忘れてしまったのだった。

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