第405話 第二の試練 その三
そうそうにキャンプに引き上げたので、まだ日は高く、時間を持て余してしまう。
意気込んでいた幼女軍団もそのままあちこち走り回っているが、子守は大変なのでパスして、ひとまず食堂で一服だ。
テーブルに腰を下ろすと、アンがお茶を淹れてくれた。
「なにやら魔物騒ぎで中止になったとか、残念でしたね」
「まあね、子どもたちが怪我しなかっただけで良しとしとこう」
「しかし、明日以降はどうなさるんです?」
「それなあ、どうせ宝はなさそうだし、別にいいかなという気はしてるんだが……」
それじゃあ、かわいい山羊娘ちゃんと親睦を深めることができないんだよな。
「まあ明日のことは、今から考えるよ。エンテルの方はまだ戻ってないのか?」
考古学者組は、明るいうちに現地を下見しておくと言って、例の遺跡っぽいところの見学に出ていた。
本格的に発掘すると目立つのであくまでハイキングの体で現場を見ておき、実際に作業するのは夜中だという。
これはなにかすごいハイテク掘削機で、音も立てずに掘り返すらしい。
「まだ現地にいるようですよ。魔物騒ぎの連絡を受けて、用心のために、セスとコルスに応援に行ってもらってます。あちらにもクロックロンたちが大勢いるので、まず問題はないと思うんですけど」
「たしかに、地上に魔物がいてもおかしくないな。そもそも魔界とは繋がってないなら、上から入ってるんだろうし、ここもバリケードぐらい張っとくか」
「それはカプルが夜までに仕上げておくと」
「ふむ、抜かりないな」
やはり我が家のことに関しては俺が口をだすようなことはほとんどないなあ、頼りになる従者が多くて助かるぜ。
むしろ問題処理能力が余ってると感じるところもあるので、俺がもう少しわがままでも言ってみんなのご奉仕したい欲を満たしてやるのも大事なんじゃなかろうか、ようわからんけど。
俺も自分が怠け者なのでみんなも怠けたいだろうと考えがちなんだけど、家の者に限らず、常にやることを与えられてないと落ち着かない人ってのもいるんだよな。
そこまでいかなくても、やはり俺のために働きたいと思う従者は多いだろう。
彼女たちの願いを叶えるためにも、もう少しなにか考えんとなあ。
みたいなことを少しだけ考えはしたものの、そこは生来の怠け者ゆえ、次の瞬間にはどうでもいいかという気になってしまうのだった。
今回のキャンプは前回の反省を踏まえて、外周をコテージと廊下でぐるりと囲むように設置してある。
なんの反省かといえば、幼女軍団が廊下を走り続けられるように周回コースにしてあるのだ。
あとは中庭に当たる部分に、食堂やお風呂、バーベキュースペースが設けられている。
客分であるレッデ族の騎士シロプスや演出家見習いのリーナルらのコテージは、外周部分に併設してある。
今一人、客分というか俺の弟子であるガーレイオンは、フルン達のテントと並んで中庭にテントを設置して、家族同然のお付き合い、といった体裁だ。
まあ内弟子みたいなものだと思えばいいだろう。
今も練習用の竹刀を振り回して、フルンと稽古をしていた。
ちょうど三本勝負で一本とったガーレイオンが汗を拭きながら、フルンに話しかけている。
「じいちゃんは強すぎて、稽古はつけてくれるけど全然勝てなかったけど、フルンは丁度いい練習になる。魔法なしだと勝つの大変、今の一本も一か八かだった」
「私も、道場には強い人いっぱいいるけど、みんな技がすごいタイプばっかりで、ガーレイオンみたいに力とスピードがすごい戦士タイプはそんなにいなかったから練習になってる」
「でも、クメトスさんとか、すごい人がいっぱいいるよ」
「うん、うちにいる騎士は全部が優れてる感じだと思う、でも大人だから、体格とかが違いすぎて、今みたいな打ち合いは難しい」
「わかる、僕も自分と同じぐらいの年齢で剣が使える子とか、村には全然いなかった。そういえば、魔女のところで会った、シルビーって子は来てないの? あの子もかなり強そうだった」
「うん、シルビーは友達だけど、家族じゃなくて貴族だし、学校とかあるから、試練には来てない。でも近い内に遊びに来てくれると思う」
「え、貴族なの? 貴族って、威張ってたりしない? 怖くない?」
「大丈夫、シルビーは人間ができてるから!」
「そっか、そういえば師匠の奥様も、貴族様って聞いてびっくりした、あんなにきれいで優しくて、すごい」
どの奥様のことかな、と少し考えてみたものの、結論を出すのはやめておいて、声をかける。
「精が出るな、どうだ調子は」
と尋ねると二人して、
「ぜっこうちょう!」
「僕もばっちり!」
と元気良く答える。
「いいねえ、若いもんは元気が一番」
「師匠はもう若くないの?」
「いやいや、まだ若いさ、ここでいう若いもんってのは子供ぐらいの年齢ってことだよ」
「そうなんだ、じいちゃんとかの年寄りの人らはよく、師匠よりまだ年をとってる人にも若いもんがーってよく言ってた」
「まああれだ、自分より若いものをひとまとめにいう時によく使うな。人間誰でも、自分を基準に考えるもんだよ」
「そっかー」
どうもガーレイオン相手だと、俺の口先だけの薀蓄が空回りしがちだな。
これはあれか、弟子にいいところを見せようとして失敗してるのかもしれない。
もうちょっと初心に帰って、丁寧に接することにしよう。
「それで師匠、明日も宝探しするの?」
「さて、どうしようかな。もし魔物がいるとしたら、先に退治しないと安心して探せないよな」
「うん、魔物退治のほうが面白そう!」
「洞窟みたいなダンジョンで戦ったことはあるか?」
「ない!」
「そうか、あれはあれで独特の難しさがあるからな、あとでうちのもんからレクチャを受けておくといい」
「そうする! じゃあ、明日は魔物退治?」
「それは町の意向次第だな」
「意向?」
「あの鉱山跡は、町が権利を持っているダンジョンだから、ちゃんと許可を得てからじゃないとな」
「そうなの? 村で魔物が出たら、みんな協力してたし、他所から来た人にも頼んでた。僕なら師匠にも頼むと思う」
「そういう場合は安全が最優先だろうけどな、ここみたいな特殊な環境だと、例えば魔物の噂自体立ってほしくないから、やるにしてもこっそり退治してほしいとか、依頼料をケチって自分たちで退治するとか、色々考えられるわけだ」
「そんなの僕、全然考えつかない」
「それにな、今、目の前で襲われてるなら飛んでって助けもするが、いつ来るかもわからない魔物をずっと見張ってるわけにも行かないだろう、俺達は試練が終わったら次に行くんだから」
「うん」
「そうなると、結局、町の連中が自分でどうにかしなきゃならんわけだ。そういうことまで考えると、今の時点で俺たちが自主的にやれることはほぼ無いんだよ」
「すごい、説明聞いたらそうするのがいい気がしてきた」
「そうだろう、それだけじゃなく町の人の考えが間違ってるかもって思ったら、それを正していかなきゃならない時もある。一度関わると決めたら、責任を持たないとな。特に紳士なんてのは何をやっても多くの人間に影響を与えるもんだから、目の前の問題一つじゃなくて、それが及ぼす影響みたいなものまで広く心を配らないといけないな」
「うん、やっぱり師匠は紳士なんだ、僕が考えたことも無いことを考えてる。僕もそうならなきゃ」
ふむ、今度はちゃんとレクチャーできた気がするな、これがゲームならコミュニケーションに最高評価がつくところじゃなかろうか。
最高ってほども出ないか、まあいいや。
真面目なことを話すと腹がへるので、おやつを食いつつお子様たちの相手をする。
そうしてしばらく遊んでいると、夕食前に、村からカシムル、パシュムルの双子姉妹がやってきた。
姉で探検家のパシュムルは坑道内ではちょっとワイルドに見えたが、おそろいの町娘風衣装に身を包み、白くて柔らかい髪も綺麗にまとめていると完全に瓜二つで、見事な双子っぷりだった。
むしろ双子とは言え似すぎなぐらいだ。
「昼間はごめんなさい、改めて挨拶に来たんだけど、受けてもらえるかしら」
如才なく挨拶するパシュムルちゃんと改めて自己紹介する。
「噂通り、気さくな紳士様で安心したわ。いつも山にこもってると、どうにも人付き合いが苦手になっちゃって」
「とてもそうは見えないけどね、とてもアクティブで、チャーミングじゃないか」
「あら、お上手ね、そうやって世界中でナンパして回ってるって本当なの?」
「試してみるかい?」
「試すなら、私みたいな土臭い娘より、妹のほうがおすすめよ。器量良しで乳の出もばっちり!」
というと、妹のカシムルちゃんが、顔を真赤にして姉の太ももをつねる。
「ちょっと、やめてよお姉ちゃん、紳士様に失礼でしょ」
「あたた、いいじゃない、おじさんもその気だったし」
「ばかっ!」
「あた、アタタ、やめてやめてっ!」
と仲良くやっている。
イミアとサウもはじめはこんな感じだったな、なんだか幸先が良い。
「ははは、二人は本当に仲がいいんだね」
「すみません、姉はすぐ調子に乗るほうで」
「そこまで仲がいいのに、仕事は一緒にはやらないんだね」
というと、妹のカシムルが、少し困った顔をする。
「ああ、すまない。まずいことを聞いちゃったかな」
姉のパシュムルがかわりに答えるところによると、
「気にしないで、私、乳が出ないのよ。だから手に職つけるしか無いんだけど、それなら両親の仕事を継ぐのが一番だと思って」
「そうだったのか、病気かい?」
「うん、まあね」
サイズ的にも同じぐらいなのになあ。
病気なら家の古代施設で見てやれば、何らかの改善が見られるかもしれないが、いきなり切り出すことでもないだろう。
「でもうちの親は反対っぽくて、だからここで宝を見つけて実績を作ろうと思うんだけど、思うようには行かないわね」
なるほど、そんな理由で宝探しをしてたのか。
「ところで、魔物騒ぎはどうなったんだい?」
「それなんだけど、目撃情報のあった通路は鉄扉で塞いだんだけど、そっちの通路で最近、精霊石のかけらが析出してるもんだから、行きたがる人が多いのがちょっと不安で」
「今まで魔物が出たときはどうしてたんだい?」
「一昨年、オブズが迷い込んできたときは、宝探しをしてた元冒険者の人が倒してくれたんだけど、ほら塔に冒険者も入れるようになったでしょう、だからこの間第三の塔の方に行っちゃって、そっちのほうが稼げそうだからとかいって」
「ははあ、たしかに冒険者なら塔のほうが稼げるだろうな」
「そうなの、町の自警団も数が限られてるから安易に出すわけには行かないし、もっともこの時期は狩りはしないから人手がないわけじゃないんだけど」
聞けば春夏は繁殖期なのであまり狩猟はしないらしい。
「それで、紳士様に頼むようなことじゃないんだけど、もしもの際には魔物退治をお願いしたいんだけど、どうかしら」
「頼まれれば、魔物退治の一つや二つ、やぶさかではないが、やはり町の方で対策をしたほうが将来的にはいいんじゃないかな?」
「宝探し推進派の私としてはそうなんだけど、自警団を兼ねてる猟師の人たちは、そもそも山を荒らされるからって宝探しに反対してるのよ」
「ははあ、そういう派閥争いが」
「だから、なかなか頼みづらくて」
「苦労するなあ」
「そういうことだから、なるべく宝探しに潜ってる私達だけで解決したいけど、もしものときはお願いしたいの。できれば、魔物の出る方に近づくなって説得してもらえるだけでも助かるわ。もっと言えば、魔物が出た時に紳士様が退治してくれるっていうお墨付きだけでもいいのよね」
「ふむ、まあ我々がここにいる間だけで良ければ、引き受けるよ」
「ありがとう! もし長引きそうなら、それまでには自警団とも話をつけておけると思うし。ひとまず一週間程度かしら。じゃあ、よろしくね」
そう言ってかわいい双子姉妹は帰っていった。
いやあ、美少女に頼られるとウキウキするなあ、などと鼻を伸ばしていたら、様子を見ていたカリスミュウルが呆れ顔で、
「まるで体の良い便利屋か何かだな。言うてはなんだが、あの街の連中は紳士をなんだと思っておるのだ?」
「やっぱお人好しで気さくな便利屋だと思ってるんじゃ」
「貴様はそれでもいいかもしれんが、他の紳士に迷惑がかかるのではないか?」
「たぶん、他の紳士には頼めなかったから、俺にお鉢が回ってきたんだろう、ありがたい話じゃないか」
「ふん、いい気なものだな。もっとも、偉大さと馴れ馴れしさという相反する性質を兼ね備えたところが、貴様の特質であろうがな」
まあしかし普通、偉大な紳士様に初対面であれやこれや頼むようなことはしないだろうな。
よほど桃園の紳士ってのは舐められてるか、お人好しだと思われてるに違いあるまい。
だが、それこそが俺の思うつぼで、あのかわいこちゃん二人もすっかり打ち解けて俺を信頼している様子。
ここまでくればあとはちょろいもんだぜ。
そして、こうやって調子に乗ったところでしでかすのもまた、俺の特質と言えるだろう。
でも、しでかしのフォローでうまくいくみたいなこともあるしな、まあなるようになるさ。
などと虫の良いことを考えていたら、エンテル達が戻ってきた。
こちらはそこそこ成果があったようだ。
時刻もちょうど晩飯時なので、一杯やりつつ話を聞く。
「まずはこの写真を。これは現地で撮影した土中のスキャン映像です」
そう言って見せたのは、小型コンテナのようなシルエットだ。
「これは宇宙船で、リッツベルンと同様にかつては空を飛んでいたそうです」
「ほほう」
「スポックロンの話では、この船自体の記録はないそうですが、十万年前に外宇宙、すなわち宇宙にあった巨大なゲートの向こうから来た人々が使っていた、オーソドックスな船だそうです。おそらくはそこから仕事なり観光なりで来て、何らかの事情でここに墜落した後に、埋まっていたのだろう、と。またオービクロンの話では、軌道上まで上がれば入国時の情報が残っているかもしれないとのことです」
「ふうん、どんなやつが乗ってたんだろうなあ」
「それはこれから発掘して調査したいところですが、比較的近年、と言っても数百年ほど前に作られた通路の痕跡が見られます」
「当時発掘したのかな?」
「それならもう少し広範囲に掘り返しそうなものですが、分析によると、出入り口にまっすぐつながる通路でした。現在は埋没しているようですが、石段などの痕跡もあり、この船を利用していた誰かが作った通路ではないかと」
「数百年前に、古代の遺物を使いこなせる人間がいたのかな?」
「あるいは、この宇宙船の中から出てきたとか」
「十万年前の人間が数百年前に突然蘇って出てくるなんてことがあるかな? 船はまだ生きてるのか?」
「休眠状態だが生きている可能性は高い、中にはいればアクセスできるだろう、とスポックロンがいっていましたね」
「ふむ、興味深いな。今夜にでも掘り返すのか?」
「はい、掘削装置はセットしてきたので、夜が更けたら開始します。予定では明日には入れるかと」
こっちはちょっと面白そうなことになってきたな。
ここが例の魔女の遺跡だとすると、古代人で宇宙人だったんだろうか。
そもそも、六大なんちゃらで普通の人間だったの、カーネの母親ぐらいじゃないのか?
デュースだって特殊なホロアなんだし、あとはロボットとか妖精とかだもんな。
それも乗り込んでみればわかるか。
明日の用事が済んだら、俺もいってみよう。
夕食後、中庭スペースでのんびりアルコールを摂取しながらくつろいでいると、ピューパーたちが寄ってきた。
「どうした、もう寝るのか?」
「ううん、まだ、ご主人さま暇そうだから、遊んであげようと思って」
「そいつは嬉しいなあ、じゃあなにして遊ぶ?」
「そこは大人に考えてほしい」
「難しいことを言うなあ、酔っ払った大人は子供より頭が弱いもんだぞ」
「わかる、あんなに賢くて立派なフューエルでも、べろんべろんに酔ってると、すごろくもできない」
「そうだろう、まあ今日はまだそこまで酔ってないからな、じゃあ、えーとなあ、そうなあ」
「がんばって、はやく、きめて!」
「うーん、だめだ、なにも決まらん、俺はダメな大人だよ、ピューパー」
「そんなことないと思う、じゃあご主人さまを慰める遊びしよう、ナデナデ」
そう言って交互になでてくれる。
この遊びはメンタルに来るなあ。
「よしよし、慰められて元気が出たぞ、じゃあお礼に全員抱っこしてやろう」
と言ったはいいものの、幼女も七人もいるととてもじゃないが一度に抱っこできるものではない。
その程度もわからないぐらい、俺はダメな酔っぱらいだと言えるのだが、口にしたからには頑張って抱っこしてみた。
膝の上に四人ほど抱え、頭の上までよじのぼられて猫タワーならぬ幼女タワーと化した俺は、これはこれでいいものだなあ、などと考えていると、今度は近くの焚き火で遊んでいたフルン達までやってきた。
「それなんの遊び?」
エットが尋ねると、ピューパーが自信満々に答える。
「ご主人さま登り」
「楽しそう、あたしたちも登りたい」
「じゃあ、順番に下から登って、頭まで登ったら降りる。位置について、開始っ!」
などと言って順番に俺の体を登り始めた。
この遊びは思った以上に負担が大きい、大きいが楽しそうなので甘んじて耐える俺は偉いなあ。
そうしてしばらく頑張ってると、ガーレイオンが自分もまじりたそうに見ていたので、
「どうしたガーレイオン、そんなところで尻込みしてたんじゃ、俺の弟子は務まらんぞ」
と煽ってやると、喜んで飛びついてきた。
かわいいもんだ。
女児たちが満足し、口々にお休みを言って自分の寝床に引き上げていったあとには、服も髪もしわくちゃになった哀れな男が残されていた。
主人は辛いな、だがそれがいいとも言える。
入れ違いにお茶を持ってきてくれたアンが、
「お疲れさまです、今日は随分とサービスなさってましたね」
「まあ、たまにはね」
「あの子達も宝探しに期待していたようですが、思ったほど楽しめなかったようですから、ご主人様に遊んでもらえれば、良い慰めになったでしょう」
「ふむ、まあ本来ダンジョンなんて地味なもんだしな。ピューパーたちにはもうちょっと安全な形で遊べる宝探しが必要かもしれんなあ」
遊園地のアトラクションとか、脱出ゲームとかそういうノリのやつ……、つくるか。
というわけで、さっそくスポックロンを呼ぶ。
「アトラクションですか、子どもたち向けなら、仮想タイプより実体験できるもののほうが良いでしょうね。そもそも脳にインターフェースもありませんし。都のノード191にそうした体験型アトラクションがありますので、それをベースに用意いたしましょう。子どもたちの夢とロマンと恐怖と絶望がこれでもかと詰まった最高のアトラクションをご用意いたします」
「まあ、手加減してやれよ」
主人らしく子供たちの福利厚生に配慮したので、次は大人のサービスといこう。
その前に一風呂浴びるとするか、全身しわくちゃだし。
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