第88話 三匹の竜

「みんなー、三匹相手は予想外ですがー予定通りの作戦でいきますよー」

「おう!」


 慌てて馬車から飛び降りた俺たちはデュースの声に応じて臨戦態勢を取る。

 ホントは走って逃げたいところだが、相手の圧倒的なスピードを考えると、下手に動かない方がいいみたいだ。


「コルスー、いいですかー、馬車を守ってくださいー、よそまでは守れませんよー、いいですねー」

「わかったでござる!」



 俺達がいるのは鉱山前の広場の端。

 ちょうど広場を取り囲む森との境界だ。

 広場の反対側、鉱山入り口に展開する騎士団との距離は五百メートル程だろうか。

 周りに散らばっていた冒険者達もそこに集まっている。


 空を見上げると、鉱山の山頂あたりを三匹の竜が旋回している。

 前回はいきなり過ぎてよくわからなかったが、とにかく凄い精霊力だ。

 こうして見てるだけで押しつぶされそうだぜ。


 そこでコルスが結界を張る。

 少し高い岩の上に登り、札を掲げて印を結ぶ。

 アン特製の高級御札を使って、馬車を中心に半径十メートル程の半球状の結界が張られた。

 シャボン玉みたいな、ムラムラした膜って感じだな。

 結界というよりバリアーと言ったほうがイメージが近いかも。

 それが展開すると同時に、すっと体が楽になる。

 竜の精霊力まで遮断したのか。


「コルスはそのまま結界の維持に集中してくださいねー、いずれにせよあの距離では攻撃できませんしー」

「こちらは、任せるでござるよ」

「アンはいざというときのためにコールの準備をー」

「わかりました。予定通り、エンプリオール様の召喚でいいですか?」

「はいー、でも、あくまで最後の手段ですよー。降ろしたら降ろしたで、大変ですしー」

「そうですね、まずは皆で頑張ってください」


 アンも何かするのか。

 コールってのはあれか、女神様を召喚するんだったか。

 できるとは聞いていたが、今までそんなことをするなんて話にはならなかったもんな。

 たしかエンプリオールを召喚すると、味方に無限の体力があふれるとか言ってたな。

 具体的にはよくわからんけど。

 やっぱ、相当やばいのか?


「ペイルーンは子どもたちを馬車の中にー」

「わかったわ」

「オルエンたちは弓の準備をー。十分に接近してからでおねがいしますよー。チャンスは一度しか無いと思ってくださいねー、竜は賢いのでー」

「はい……」

「任せといてよ」

「とはいえ、竜ですからなあ。しかも三匹もおるなんて、尋常やおまへんで」


 弓担当のオルエン、エレン、メイフルはそれぞれに感想を述べる。

 まあ、あんなの相手に弓でどうこう言われてもな。


 デュースが皆に指示をだす間に、広場の方でも結界が張られたようだ。

 騎士団の魔導師がやったのだろう。

 ここからは五百メートルほど離れていて、細かいところは見えないが、騎士たちがオルエンと同じような弓を構えている。

 その中でレルルが一人、オロオロと駆けまわっているのが見えた。

 大丈夫なのか、あの娘。


「大丈夫……あれでも騎士見習い、きっと、どうにか……」


 オルエンはそう言うが、言葉とは裏腹にすごく心配そうだ。

 俺だって心配だけど。


「じゃあ、作戦は以上でおねがいしますねー、私は呪文の詠唱に入りますからあとの指示はレーンに任せますよー」

「お任せください」

「ではおねがいしますねー」


 デュースの作戦はこうだ。

 まず、ブレスを防ぐ。

 こちらを襲ってきた場合、ぎりぎりまで結界でしのいで、弓か魔法で羽を落とす。

 しかるのちにデュースの魔法か、前衛組の剣で首を落とす。

 逃がさないのを最優先、という当初の作戦はなしだ。

 三匹を相手にするのは、いくら生まれたての竜とはいえ、無理がありすぎる。

 むしろこちらがいつでも逃げだす準備をしておくのは大前提だ。


 そもそも三匹も竜が出た場合は、作戦会議でも想定してなかったんだよな。

 二匹は考えてたんだけど、その場合は様子を見てなるべく一匹ずつ、駄目なら逃げる、だった。

 だいたい、作戦を考えた時と違って、今は騎士団もいるんだけど。

 ほんと、想定したとおりになんてならないもんだな。

 とにかく今はデュースの作戦通りに行こう。


「ではご主人様、こちらへ」

「お、おう」


 俺はレーンに引っぱり出される。

 目の前には、俺の大事な従者たちが揃っている。


「さあ、ここが旅のクライマックスと言えましょう。竜退治は冒険者の誉れ。最初から逃げ腰では、拾える命も取りこぼすでしょう。三匹ともぶっ殺す! ぐらいの勢いで頑張りましょう。我ら従者が一丸となって、竜殺しの称号を我らが主に! さあ、正念場ですよ!」

「おーうっ!」


 レーンの演説で、皆がシュプレヒコールをあげる。

 レーンは盛り上げるのがうまいなあ。

 しかし、こういう命がけの状況では、ビビったほうが負けになることも多いもんだ。

 ましてや相手は竜だ。

 何が起こるかわからん。


「うごいたよっ!」


 エレンが声を上げる。

 空を見上げると、竜が一匹、ゆるやかに羽ばたきながら旋回の輪から離れる。

 そうしてそのまま真下へと急降下を始めた。


 あの巨体が轟音をあげながら飛んでくる、というよりも落ちてくる。

 十トントラックぐらいはある塊だ。

 めっちゃ怖い。

 逃げたい。

 逃げたいけど、落ちていく先はこっちじゃなくて騎士団の方だ。

 あちらの結界はこっちの数倍デカくて、騎士団だけじゃなく、残ってた冒険者も守っている。

 そいつらが無数の矢を射掛けているが、竜のうろこに弾き返されている。

 やはり羽の付け根の弱そうなところはちゃんとカバーしているようだ。

 生まれたてのはずなのにかしこいな。


 そのまま激突するかに見えたが、地表すれすれで向きを変えて、再び上昇していく。

 だが、その風圧だけで、冒険者は何人かが吹き飛ばされたようだ。

 騎士も、二、三人落馬しているのが見えたが、レルルはどうにかしのいでいた。

 さすがに乗馬がうまいというだけのことはあるか。


「もう一匹が来ます! ブレスです!」


 今度はレーンが叫ぶ。

 同時に二匹目の竜が口を開いて、口から稲妻を吐いた。

 巨大な雷が騎士団の周りの地面に何本も突き刺さる。

 あまりの轟音に、一瞬耳が聞こえなくなる。

 俺たちのすぐ近くの木にも一本落ちたようだ。

 直撃したら即死だろ、あれ。


「今のは様子見でしょう、ほら、次が来ますよ!」


 今度は三匹目が再び急降下してくる。

 こいつは首のあたりに傷跡がある。

 おそらく、先日デュースにやられた竜だろう。


 こいつも一匹目と同じように急降下してギリギリで飛び上がった。

 その時、ふとこちらと目があった気がする。

 もしかしてこっちに気がついた?


「来ます!」


 セスの声と同時に、上昇中の竜がこちらに向きを変えて口を開く。

 同時にほとばしる稲妻。


 バリバリバリバリバリッ!


 再び轟音とともに、辺りの空気が切り裂かれる。

 その雷撃はすべてコルスの結界に弾き飛ばされた。

 そして、途中で上昇をやめたせいで竜の速度が落ちている。


「隙あり!」


 デュースが杖を振りかざしたかと思うと、杖の先から小さな火の玉が数発、放たれる。

 あれ、小さいな?

 と思ったが、火の玉は猛烈なスピードで竜の体を貫通する。

 様子を見ていた騎士団の方からもどよめきが上がる。

 たぶん、凄い呪文なんだろう。


「羽にあたりませんでしたー、オルエンー!」

「うむっ!」


 すでに剛弓を引き絞っていたオルエンが矢を放つ。

 見事に竜の羽の付け根に突き刺さった。


「おみごとー!」


 羽をやられて飛べなくなった竜はその場に落ちる。

 ちょうど俺達と騎士団の中間ぐらい、広場のど真ん中だ。

 激しい揺れと土煙が収まると、周りにいた冒険者連中が一斉に飛びかかっていた。

 張り切ってるな。


「うわーん、ずるい! オルエンが落としたのに!」


 フルンも飛び出そうとするが、レーンに抑えられる。


「慌てる必要はありません。次が来ますよ!」


 レーンが空を指さすと、残った二匹の竜が一度に舞い降りてくる。

 一匹は騎士団の方に、もう一匹はこちらだ。

 竜は落下しながら雷撃をかましてくる。

 それらはすべて結界で弾かれた。

 コルスはまだ余裕が有るようだが、結界は魔法にしか効かない、というかこの結界は雷撃にしか効かないらしいので、体当りされたらだめなんだよな。

 真面目な話、びびって今すぐ逃げたいんだけど、そういう訳にはいかない。

 戦闘じゃ役に立たない以上、俺がここに立って皆の戦いを見守ってやらんとどうするんだ。


「斉射!」


 レーンの掛け声で、弓を一斉に放つ。

 ペイルーンやエンテルまでクロスボウで矢を射ってる。

 総力戦だな。

 馬車の中でアフエールやリプルが頭を抱えて震えてるのが見えた。

 なんとしても守ってやらんと。

 そう思うと、なんだか勇気が湧いてきた。

 もう一度見ると、撫子がキャッキャとはしゃいでいた。

 慌ててアフリエールが頭から毛布をかぶせて縮こまる。

 撫子が泣きじゃくるような状況にはできんな。

 頑張って応援しよう。


「いいぞ、みんな。効いてるぞ! その調子だ!」


 根拠はないが、景気良く発破をかける。


「はい、大丈夫です! もっと撃ちまくりましょう!」


 レーンも追従して声をかける。

 実際、大量の矢で射られて、竜は少し怯んだようだ。

 進路を変えて上空に逃れる。

 あそこまで行かれると、もう矢は届かない。

 なるほど、竜は最強だ。


「次の準備が出来ましたよー」


 とデュース。


「うーん、これは降りてきませんね! こちらの間合いも見切ったでしょうし」


 レーンが竜を睨みつけながらそう言う。

 竜は頭もいいというだけあって、同じパターンでは攻撃してこないようだ。


「やはり三匹は辛いですねー」


 デュースもお手上げといった表情だ。


 最初に落とした方は、冒険者が取り囲んで戦っている。

 竜は羽をやられて飛べないだけでなく、デュースの魔法も食らったせいか、かなり弱っている。

 それでも暴れまわる竜に、うまく取り付けないようだ。

 もう一匹、騎士団に向かった方は細かく距離を取りながら何度も雷撃を食らわせている。

 あちらも大変そうだ。


「うーん、いけませんねー、魔力が高まっていますー、でかいのが来ますよー。コルスー、もう少し厚くできませんかー」

「やってみるでござる」


 結界越しに俺が見てもわかるほど、竜の魔力というか精霊力というか、なんかそういうのが高まっているような気がする。

 魔力と精霊力って一緒なのかな?

 いやいや、今そんなこと考えてる場合じゃないだろう。


「来ますっ!」


 一瞬、竜の体が大きく膨れたかと思うと、巨大な光の塊がこちらに向かって放たれた。

 ピカっと光ったあと、バシッっときて、ドゴーンと吹き飛ばされた。


「ぎゃぼっ!」


 転がって尻餅をつく。

 あたりは土煙が舞い、オゾン臭い。

 どうにか起き上がって周りを見ると、何人かひっくり返っていた。

 その中でも一際弱った気配を感じて振り返ると、岩の上で結界を貼っていたコルスが吹き飛ばされて倒れている。


「コルス!」


 慌てて駆け寄って抱き起こすと、両腕から血を流していた。


「うぐ、さすがは竜のブレスでござるな、ちと腕をやられたでござるよ」

「しっかりしろ!」

「拙者は大丈夫、それよりも、竜が来るでござる」


 見上げると竜が咆哮を上げて突っ込んでくる。


「今度は外しませんよー、たぁ!」


 デュースが杖を振ると、再び小さな火の玉が、今度は弧を描いて飛んで行く。

 それがホーミングミサイルのように竜を追跡して次々と命中していく。

 なるほど、あれなら外れないな。


 その内の一発が羽を貫き、千切れ飛ぶ。

 浮力を失った竜が、そのまま真っすぐ落ちてきた。


 ずどーんっ。

 と地響きを立て五十メートルほど先に落下した竜は、それでもまだ生きているようだ。


「やああああっ!」


 フルンが雄叫びを上げて突撃する。

 次いでセスやオルエンも駆け出していった。


「ブレスに気をつけてー!」


 デュースが叫んでから、こちらにやってくる。


「コルス、良く防いでくれましたー、今のは危なかったですよー」

「なんの、これしき」

「レーン、急いで回復をー」

「はいはい、ただいまー」


 こちらも忙しくなってきた。

 フルンたちは竜に取り付いたようで、必死に切りつけている。

 あの距離だとブレスも吐けないので、このまま仕留めるのが定石らしい。


「だあっ!」


 気合とともにオルエンの槍が竜の脇腹に深く突き刺さる。

 ぼごおおおっっ!

 声を上げてのけぞったところに、飛び上がったセスが、竜の眉間に刀を突き立てる。


「たああああああああああっっっ!」


 トドメめに飛びかかったフルンが剣を振るう。

 だが、硬すぎる鱗に弾かれて、剣が折れてしまった。

 次いで竜が身震いすると三人共弾き飛ばされてしまう。

 三人を振り払った竜は、周りの木をへし折りながら、ドシドシとこちらに走ってきた。


「クレナイー! 時間を稼いでくださーい!」

「わかりました」


 デュースの叫びに答えると、紅は竜に向かって走りだす。

 竜は走りながら小さな雷撃を放つが、迎え撃つ紅の雷撃呪文で相殺されている。

 だが、紅の魔法ではそらすのが精一杯のようだ。


「もういいですよー!」


 というデュースの叫びに合わせて、紅が横っ飛びに身をかわすと、あいたスペースにデュースの火炎魔法が襲い掛かる。

 直撃を食らった竜は、片足が焼けただれていたが、それでも致命傷には見えない。


「うーん、固いですねー、これ以上大きな呪文は木が邪魔してー」


 竜は足を引きずりながら再び向きを変えると、今度はよりによって少し離れた馬車の方に向かいだした。


「いけませんー、コルスの治療はまだですかー?」

「まだです! 血が止まりません!」

「なんの、これぐらい平気で……ぐっ」


 コルスの傷は深そうだ。

 ええい、こうなったら俺がヤケクソで。

 走りだした瞬間、俺を呼ぶ声が聞こえる。


「ごしゅじんさまーっ!」


 見るとフルンだ。

 近くまで来て、手を上げてなにか叫んでいる。

 ピンときた俺は、腰にさした愛刀の東風をフルンに向かって放り投げた。

 刀は弧を描いて、フルンがナイスキャッチ。

 あんな重いものが、よく届いたな。


 改めて竜を見るといつの間にか駆け戻ったセスが間に割って入る。

 オルエンは馬車に残った皆を逃がそうとしている。

 竜の動きが遅いので追いついたようだ。

 だが、立ち止まった竜は大きく口を開け、稲妻のブレスを放つ。


 はっと息を呑んだ瞬間、セスはただ刀を大上段に抱え、そのまま振り下ろした。

 文字通り音もなく、するりと刀を振り下ろす。

 ただ振り下ろしただけのはずの刀は空を裂き、そして稲妻をも切り裂く。

 分厚い盾でも防げないはずのブレスは、文字通り真っ二つに裂け、左右にかき消えてしまった。


「てやあああああああぁぁぁっっ!」


 そして俺の投げ渡した東風を振りかざしたフルンが、再び竜に飛びかかる。

 一閃。

 見事に竜の首を切り落とした。

 おお、やったなフルン!


「うおおおおおぉぉっ!」


 興奮したフルンが雄叫びを上げている。

 見てるこっちも興奮したよ。


 思わず駆け寄ろうとした瞬間、背後から爆音が聞こえる。

 騎士団の方だ。


「いけません、あちらも結界を破られました!」


 レーンの言うとおり、さっきまであった結界が無くなっている。

 そして、吹き飛ばされた騎士団を踏みつけるように竜が暴れていた。

 どうやら最初に落ちた一匹を冒険者達が仕留め損ねて暴れた結果、結界を張ってた騎士が巻き添えを食らったらしい。


「コルスの治療はまだですかー?」

「あと一分!」

「エレン、メイフル、場所を変えながら威嚇をー。ブレスに気をつけてー」

「まかせてよ!」


 とこちらも混乱寸前だ。

 俺はさっきまでコルスが立っていた岩の上に立つ。

 ここからなら周りがよく見える。


「ご主人様ー、危ないですよー」


 デュースの声がかかるが、いまさら隠れても仕方あるまい、それより応援だ。


「かまわん! ちゃんと見届けてやるから、お前たちも頑張れ!」

「あはは、ご主人様も熱くなってる!」


 戻ってきたフルンが俺の横にぴょんと立つ。


「刀ありがとう、ご主人様!」

「でかした、フルン。お手柄だったな!」

「うん、皆で討ち取ったの!」

「まだ二匹残ってるぞ、手柄を立て放題だ」

「うん! コルスが治ったら行く!」


 離れた茂みの中から次々と矢が放たれている。

 あれはエレン達か。

 あのスピードで走りながら、良く弓が射れるな。


「弓もかっこいいなー。前に教えてって言ったら、まだ早いって。知ってた? ウクレも結構弓上手いんだよ」

「へえ、やっぱり遊牧民だからか」

「うん、でも奴隷は町中で武器を持っちゃ駄目だからって、使わないんだって」

「そうだったのか。今度狩りに連れてってみるか」

「では……この戦いが終わったら……弓を始めましょう」


 俺の隣にオルエンが登ってくる。

 馬車の方はアンとペイルーンに任せて、もう少し安全なところまで避難させたようだ。


「あちらは大丈夫でしょう」


 そういうオルエンは、巨大な弓を抱えている。


「ほんと! いいの!?」

「そろそろ……頃合いだと、セスとも……話していました」

「やったー」

「良く……見ておきなさい。あなたなら……これぐらいは……できるはず」


 そう言って剛弓を構えて、矢を放つ。

 唸りを上げて放たれた矢は、まっすぐに羽をやられた方の竜の目に突き刺さる。


「やった、すごい!」

「もう一つ」


 素早く次をつがえて放つと今度は反対の目に刺さる。

 あれだけもがいてるのに、よく当たるな。


「こちらも準備出来たでござるよ」


 治療を受けていた忍者のコルスが立ち上がる。

 すでに新たな結界が張られていた。


「じゃあ、いこう!」


 フルンの掛け声とともに、皆が一斉に飛び出す。

 よし、行って来い。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る