あとがき

 僕は、5年間自分の過去を語らずにきました。語れるような過去だとも思えないし、むしろ恥じるべき過去だと思ったからです。そして、残念ながら現在進行形で、僕は何者にもなってないし、まだひなたが単に気持ちいいと思える程度です。


 人間は、自分の理想と現実のギャップに常に悩まされるでしょう。僕も、いつもいつも努力してきたつもりなのに、なぜこのような堕落した境遇に身を置いてしまっているのかと、後悔しない日はありません。


 ただ、それでも、少しでもそのギャップを埋めたいと、奮闘するのもまた人間なのでしょう。僕は今人間らしくなりたいと思うから、この小説を書いたと思います。


 初めての小説で、大変読みにくかったと思いますが、それでも、この小説が、僕の人間としての成長につながれればいいなと、仄かに希望せずにはいられないのです。


 ご愛読いただきありがとうございました。


 

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ひなたが気持ちいい 美里俊 @Misa1389

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