674 眞子、アメリカ上陸!!……なんだけどね

 アメリカ遠征の準備を完全に整え。


いざ、武者修行の為にアメリカへ!!(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾gogo!!


***


 ……10数時間もの飛行機での空の旅を経て。

伝説的なギターリスト『ジミー・ヘンドリックスのお墓』があるシアトルにやって参りましたぁ♪


因みにですが……飛行機の中では疲れが溜まっていたのか、久しぶりに『爆睡』してました。

多分『す~~す~~』って、超可愛い寝息を立てて、可愛い寝顔で寝てたと思いますよ。


もぉね、その姿は、誰かに見せてあげたいぐらい可愛かった筈ですよ♪


嘘……でも、本当は『がぁ~~がぁ~~~』って鼾をかいて、寝てない事だけを望んでたりします。


まぁまぁ、飛行機内での終わった事は、取り敢えず、此処では置いておきましょう。

『旅の恥は、かき捨て』なんて便利な言葉もある事だしね。


それに私はポジティブに生きる為に『過去まで捨てた女』だから、そんな事はもぉ気にしない。


……忘れた。


……もぉ知らない。


***


 ……んな訳でですね。

そんな事を考えながらもシアトルには無事に降り立つ事が出来たので、さっさと荷物を引き取って、結構な荷物を持ちながらシアトルの空港ロビーに出て行く。

多分、この辺で『迎えの人』が、来てくれてる筈だから……待たせちゃ悪いから、まずは、その人の捜索から開始しよう。

きっと『Well come to America!! Mako-Kuratu!!』って書いた、解り易いプラカードぐらいは持ってくれてる筈だからね。


***


 空港内のロビーをキョロキョロしながら、その見知らぬ人を一生懸命探してみる。


すると……


いや、もぉ、それ以前にさぁ……これ、なんの嫌がらせなの?



「ブッ!!」


あぁ~~~るえぇ~~~~、おかしないなぁ~~~……

なんで、残ってる筈の無い『私の不知火さんのコスプレ写真』が、あんな無駄にデカデカとコピーされて『Well come to America Mako-Kuratu!!』とか書かれてあるのかなぁ~~~?


なにこれ?なんなのこれは?

このアメリカに来て一発目からの羞恥プレイわ?


そう言うの、誰にも頼んだ憶えないんだけどなぁ~~~~!!


そりゃあさぁ、私は、基本的にアニメとか、ゲーム好きの若干オタクな女の子だよ。


だからって……そりゃあ、余りにもないんじゃない?


……幾ら何でもヤリスギだよ。


もぉ……出足悪いなぁ。



「ちょ、ちょ、ちょっと、その写真は辞めて下さいよ」

「OH~~KURA~~~MA~~~。よく来たねぇ。よぅ~~こっそっ、アッメ~~~リカに!!」


いやいやいやいや、おっさん、なにをイキナリ抱き付いとるねん!!


誰が『私に抱き付いて良い』って言った?

この体は、奈緒さんと、崇秀だけのモノなの!!


気安く触るんじゃありませんよ!!



「ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいよ。なんなんですか?」

「なにって?これがアッメ~~~リカ流の挨拶じゃないかぁ~!!ハッピーかいKURA~~~MA~~~?」


ってか、さっきから居に成ってたんだけど。

この馴れ馴れしいオッサンが言ってる『KURAMA』って誰の事を言ってるの?


ひょっとして私の事?



「あの、全然ハッピーじゃないですから。……って言いますか。貴方は何方なんですか?」

「僕ッ?僕はケヴィンさぁ。ケヴィン=ペーターソンさぁ。君のマネージャーなのさぁ~~~」

「はい?私のマネージャーさん、なんですか?そんな話……」

「そう、君のシアトルから、フェニックスまでの9箇所のライブを担当するマネージャー、ケヴィン=ペーターソンさぁ~~~」

「えぇっと、すみませんけど。マネージャーさんだと、突然言われましても。私、そんな話、なにも聞いてませんけど」


大体にして、プロでもないのに、なんで、そんな人が付く必要がある訳?


それに一応ではあるものの。

これでも、罷り也にも、日常会話程度の英語なら普通に話せるんだけどなぁ。


だから、そう言うの要らないんだけどなぁ。


……ってか!!それ云々よりも、この人が、まずにして要らないから!!


だって、この妙に間延びした語尾がキモイんだもん!!



「OH、崇秀のBICHMAN。サプライズのつもりかなんかで、僕達の事をKURA~~~MA~~~には話さなかった様だねぇ~~。困った男だよぉ~~~」

「あの~~~、それってどういう事なんでしょうか?良かったらなんですが、キッチリ説明して頂いて良いですか?」

「OH、それはだねぇ~~~KURA~~~MA~~~~。君の廻る45箇所のライブを、僕等10人のマネージャーで各地を担当して、君の安全を確保するのが、僕等が崇秀に頼まれた仕事なんだよぉ~~~。あぁ、因みにねぇ~。僕は『亜米利加GUILD・FOOD』寿司部門ランカー31位で。今回の君のライブ後の寿司をバックアップしてあげる約束なのさぁ~~~~」


この話の内容からして……本当に『亜米利加GUILD・FOOD』とかってあるんだね。


そこは、ちょっとビックリした。


でも、それとは別に、ヤッパリ、なんかマネージャーの話ってのだけはイマイチ納得いかないなぁ。


やっぱイラナイ!!



「あの、でも、私……」

「僕に任せて置けば、KURA~~~MA~~~は、なぁ~~~んにも心配御無用さぁ~~~。さぁ、キュートなお姫様。早速ライブ会場に参りましょうかぁぁ~~~」

「えっ?あぁ……はい、そうですね」


結局、なんなのコイツ。

納得『行くとか』『行かない』とか以前に……どこまでも非常にキモイ。

この人のウザさって、どこかで感じた事があると思ったら『ちび丸子ちゃんに出て来る花輪君の廉価版』みたいな人だね。


それも『粗悪な花輪君の廉価版』


序に言えば、横浜アリーナでドラム叩いてた人並に……死ぬ程ウザイ。


まぁ、どうでも良いけどね。

どうせ、迎えの人が空港まで来るって話を聞いた時から、なぁ~~~んとなく、こんな変な人が迎えに来てる様な気がしてたしね。


ある意味、読め読めだよ。


まぁただ、アメリカ人の方々のイメージが、一気に悪くなったのはだけは間違いないね。


あぁヤダヤダ。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


アメリカ到着と同時に、イキナリ出迎えでテンションダウンを喰らいましたね(笑)


まぁでも、なんと言いますか。

眞子や倉津君が順調に事が運ばないのは、ある意味、この物語の定番なので……此処はトイレで水を流す感じで笑って流して下さい。


ジャ~~~です(*´▽`)ノ凸


さてさて、冗談はこれぐらいにしまして。

ケヴィンさんの案内され、ホテルにチェックインした後。

いよいよ、この眞子ちゃん修行旅の第一ステージである『クロコダイル・シアター』に向かっていく訳なのですが。


その場所とは、一体、どの様なライブハウスなのか?

そして、コラボするバンドのメンバーは、どの様な人材が待ち構えているのか?


次回は、その辺を書いて行こうと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾

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