第一章・第二章の主な登場人物などのまとめ
簡単にまとめてみました。
覚書程度にどうぞ。
本日は2本投稿で、こちらは1本目です。
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鋼(憑依後:コーディ・タルコット)
日本で隠匿生活をしていた仙人のおじいちゃん。享年150歳くらい。寿命で死んだはずが、魂となったコーディを癒したところ、コーディの体に憑依してしまう。仙人としての経験から魂の器がものすごく大きい=魔力の器が大きく、現代知識も応用して魔法無双状態。仙人の上位となる上界真人の域に達することを目指し、魔法を研鑽中。
コーディ・タルコット
タルコット男爵家の三男。魔力の器が小さいことを理由に家族に虐待され続けた結果、魂が欠ける。成績が優秀なため学園に入ったが、高位貴族にイジメられてダンジョンに無理やり連れていかれ、命を落とす。鋼に魂を癒され、祈りを貰って生まれ変わる方へ向かった。
◆第一章
ブリタニー・ウェイレット
ウェイレット子爵家の次女。魔法オタクで元火魔法使い。実は魔法学園では常に上位3位以内の成績だった。プラーテンス王国の魔法研究所に就職した。
チェルシー・ガスコイン
ガスコイン男爵家の長女で次期当主。魔法好き。おっとりして見えて抜け目のないしっかり者タイプ。スタンリーにアプローチされて結婚した。
スタンリー・ガスコイン(ディーキン)
元ディーキン伯爵家の次男。魔法好きの元水魔法使い。真面目系で、押さえるところは押さえる。チェルシーにアプローチして婿入りした。
ヘクター・カトラル
カトラル男爵家の次男。魔法陣が好きすぎて、魔法学園卒業後はズマッリ王国へ留学。元土魔法使いで、陽キャの皮を被った陰キャ。
アーリン・ナッシュ
ナッシュ公爵家の嫡男。魔力が多く、高度な火魔法使い。権力を盾にするいじめっ子。鋼が憑依したコーディにボコられ、仕返ししようとして家ごとざまぁされ、貴族の監獄街ブリンクに移送された。魔獣の森でひたすら魔獣狩りをする刑を受けている。
テレンス・コルトハード
魔法学園の教師。辺境伯家の次男で、魔法実践科担当。生徒との距離が近く、教えることが好き。わりとスパルタ。決闘立会人もしている。
オーガスタス・オリオーダン
魔法学園の教師。侯爵家の次男で、魔法歴史科担当。ナッシュ公爵家に踊らされて不正した結果学園から解雇された。実家で軟禁されている。
タルコット男爵家
男爵の父、母、兄2人。全員でコーディを虐待し、魂を欠けさせた。かなり怠惰で自分勝手な勘違い貴族タイプ。ナッシュ公爵家の断罪に巻き込まれて没落し、それぞれ収監された。
ビル
プラーテンス王都近くで活躍する冒険者。長剣使いの主戦力。
チャド
ビルのパーティに所属する短剣使い。斥候兼遊撃担当。
アルマ
ビルのパーティに所属する元風魔法使い。弓も使える遠距離担当。
新月の裏
プラーテンス王国で暗躍している闇ギルド。鋼が憑依したコーディは上客だが色々振り回されている。
◆第二章
エマニュエル・ディケンズ
魔塔の研究者。コーディの師匠。西の島国・アレンシー海洋国出身。変人扱いだが一目置かれてもいる80歳超えのおじいちゃん。魔塔ではトップクラスの魔法使い。
ジェルマン・ギユメット
魔塔の研究者。レルカンの弟子でレルカン派の下っ端。20代後半で、帝国出身。侯爵の地位を持つ。上から目線な感じだが意外と人が良い。
レルカン
魔塔の研究者。ギユメットの師。70代。帝国出身で公爵の地位を持つ。派閥の主要人物。魔法陣研究者。コーエンが追放された諸々の流れで、魔塔の中央機関の議長に就任して美味しかった。
コーエン
魔塔の研究者。レルカンの対立派閥の元トップ。ホリー村出身。60代。勧誘したが自室を蹴ったホーリスを目の敵にして研究を潰した。魔塔の開祖至上主義。私欲に走ってざまぁされ、ホリー村の片隅でほそぼそと暮らす。
ブルーノ・ホーリス
元魔塔の研究者。研究を干されて新興宗教「異界への嚮導」に入ってしまった。ホリー出身。本文では名前だけしか出てこなかったが、実は魔法的には色々と功績がある。
ジェイク・マキュー
魔塔の研究者。元コーエン派の中心人物だが、実は不正を調査していた村側のスパイ。開祖の子孫の直系。70代。ディケンズの妻の従兄弟。
セルマ・ディケンズ。
エマニュエルの妻、旧姓マキュー。70代。縫製の仕事で繕いものをしている。兄は役所勤め、兄嫁はご近所のご意見番で繕いものの窓口。
カーティス・マキュー
セルマの兄。70代。役場の副村長。開祖であるマキューの傍系。魔力は少ないが、村では発言権強めな顧問。
◆国名など
プラーテンス王国
正式名:トリフォーリアム・プラーテンス王国。コーディの出身国。北側の隣国、レイシア商民国立国のゴタゴタでほぼ鎖国。魔法に関して独自の進化を遂げて無自覚修羅の国。魔法陣は逆に発展しなかった。王族はきっちり教育されていて清濁併せ呑むタイプ。
ズマッリ王国
正式名:トリッリウム・ズマッリ王国。プラーテンス王国の南東にある隣国。没交渉だが、個人的な行き来は細く存在した。ヘクターの留学は寝耳に水だがとりあえず受け入れてみた。王弟が魔塔を蹴った人で、魔法陣の第一人者でもある。修羅具合に気づいたのでいち早く国交を樹立しようと奮闘中。
ロスシルディアナ帝国
グロゥユーズ皇帝家が治める帝国。古代帝国が前身であり、古い歴史と広い領土を持つ。貴族が治める領土は小さな国くらいある。魔塔に研究者を送り込んでいる数は一番多い。魔法陣を使った魔道具が昭和中期の電化製品並に普及している。
ハマメリス王国
迷いの樹海の西側の国。魔塔へ行く人の殆どがこの国を通る。王族や古い貴族は超古代魔法王国の末裔を自称している。アレオン総合書店という蔵書豊富な本屋が大陸中でも有名。
レイシア商民国
正式名:ポルトゥレイシア商民国。前身のクラッスラ王国をクーデターで打倒してできた国。そのため国王や皇帝はおらず、商業協会が国を治めている民主風国家。一応、誰でも国営に参加する方法があり、成り上がりも可能。実際には数家が支配層を担っている。旧貴族の半分くらいはうまいこと大商家になった。
アレンシー海洋国
正式名:アスティルベ・アレンシー海洋国。ディケンズの出身国。大陸の北西に位置する島国で、海洋民族で成り立つ。海流の関係で、わりと温暖な気候。島ごとに集落を形成していて、家名は島名。大島に王族がいて、年に一回の鎮魂祭は実は王族も行っている。
迷いの樹海・魔塔
大陸中央辺りに存在する樹海。強力な魔獣が多すぎて、どこの国も支配を諦めた。不可侵地帯であることから、国に使い潰されそうになった過去の大魔法使いが入り込み、魔塔を作った。その噂を聞いて、亡命した魔法使いたちによってホリー村ができた。魔法と魔法陣の最先端。各国と魔法に関して貿易をしている。
超古代魔法王国
数千年前に存在した国。魔法を確立することで国として成り立っていった。かなり長い間大陸の大部分を支配していたが、六魔駕獣の登場により崩壊したらしい。なんとか魔法陣を使って六魔駕獣を封印したと伝えている。
◆宗教
ナトゥーラ教
ほとんどの人が信仰する宗教。始祖神がすべてのものを作ったという教え。信仰対象は始祖神・自然物・生物・魔法・魔法陣・感情・古代文明・偉人など認識できるものすべて。いずれかを通して始祖神を崇める。根本的な教えは「いつでも神が見守っている」。なんとなく都度感謝して過ごそうという教え。万物が始祖神の子なので同じように尊い。力も能力もそれぞれであり、守るものと守られるもの、作るものと使うものなど、役割があるという考え。身分制も役割として認める。新興宗教はわりと飲み込みがち。
異界への嚮導
魔法陣を使って異界へ行こうという教義の宗教。本来は、魔法をうまく使えない者が魔法のない世界へ行こうというもの。教えがずれて魔法陣に傾倒する者が集まり、目的に必死な教祖は権力欲の強い幹部に舵取りを任せてしまう。結果、国取りしようとして失敗。コーディの骨伝導通話を神の声と思って教祖神を鞍替えするが、最後はナトゥーラ教に取り込まれて消えた。
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