第146話 レベル300到達
この世界がゲームだかラノベだかの世界っぽいって分かったものの、俺のやる事は変わらん。人材を育成して『クトゥルフ』の勢力を広げていく。
勇者が居るから魔王の情報も集めなきゃなと思うけど、勢力を広げていったら自然と集まるだろう。
そんな事思いながら数日。
「長かった」
☆★☆★☆★
『名 前』 レイモンド
『年 齢』 15
『種 族』 ヒューマン
『レベル』 300/999
『体 力』 B/S
『魔 力』 B/S
『攻撃力』 C/A
『防御力』 C/A
『素早さ』 B/S
『知 力』 B/S
『器 用』 B/A
『恩 恵』 鑑定 複職
『職 業』 死聖 賢者 魔拳聖 元帥 仙人 宰相 極芸師 大怪盗 高位錬金術師 公爵 虐殺者 絶影 高位薬師 俳優 大商人 高位鍛治師 先導者 聖者 色魔 高位測量士 高位蹴術師 高位棒術師 魔物使い 調教師 料理人 詐欺師
『属 性』 無 光 闇
☆★☆★☆★
ようやく俺もレベル300に。
マジで長かった。
「職業が更に高位というか上位になるのはレベル300が一つの目安なのかね」
「ボスは職業が多い分、一気に変わりましたね」
それな。全然覚えられない。
複職が強いのは充分分かってるけど、使ってるのが馬鹿な俺だからな。まだまだ使いこなしてるとは言えませんよ。
暗殺者→高位暗殺者→死聖
魔法使い→大魔法使い→賢者
この二つはまあ良いだろう。
順調に上位になったらこうなるんだと思う。
魔拳聖ね。多分格闘家シリーズから、こうなったんだろうけど、魔法闘士が無くなってるし、合体したのかな?
そんなの複職持ってる奴にしか、ゲット出来ない職業じゃんって思っちゃうんだけど。
アンジーの魔侍皇とか、ローザの二刀剣聖みたいな感じで、何か特殊な条件でもあるんだろうか。これから棒を二本使って実験してみようかな。
指揮官→将軍→元帥
道士→大道士→仙人
書記→文官→宰相
軽業師→道化師→極芸師
盗人→怪盗→大怪盗
この辺は予想通りっちゃ予想通りかな。
てか、ゲームかラノベの世界なんだし、なんかそれっぽいのになるんだろうなと思ってた。厨二病っぽいのもチラホラあるし。
高位錬金術師、高位薬師、高位鍛治師は上位にならなくて、魔物使い、調教師は変化せず。熟練度的なサムシングがあるんだろう。
男爵→伯爵→公爵
拷問官→高位拷問官→虐殺者
隠者→幻影→絶影
役者→俳優
商人→高位商人→大商人
貴族シリーズは王にならず。まだ上があるのか知らないけど。拷問官はなんか物騒なのに変化した。拷問官が殺しちゃったらダメだと思うんだが、これいかに。
役者と商人は順当にって感じ。
教育者→指導者→先導者
神官→大神官→聖者
男娼→高位男娼→色魔
測量士→高位測量士
蹴術師→高位蹴術師
棒術師→高位棒術師
指導者がなんか違う方向にいった気がする。先導者ってなんか革命とかを扇動するようなそういう感じじゃなかった?
それはまた別だっけ?
男娼も色魔とかいういやらしいのに変わった。これは夜にほぼ毎日ムフフな事をしてるせいだろう。自業自得。
魔法闘士は魔拳聖に吸収されたっぽいのに、蹴術師はされなかった。
別物扱いなんだろうか? 拳と脚は違うだろうけどさ。
「まずは進化した職業に慣れる事からか」
「そうですね。たくさんあっても使いこなせないと意味がありません」
使いこなせるかなぁ。
空いてる職業枠はあるんだよね。
ちょこちょこ摘んだりしてるんだけど。
主に『クトゥルフ』の人員が知らない職業を持ってた時とか。
そういう時は俺が職業を取って、情報だけ抜き取って教えてあげている。
「長い長い道のりになりそうだ」
「ゆっくりで良いでしょう。現状私達が明確に勝てない相手は、深層の奥だけです。近付かなければ大丈夫なはずです」
そうだな。
ゆっくり慣れていきますか。
馬鹿が焦ってもロクな事にならないしね。
「そういえば俺に勇者って職業がないんだよなぁ」
「勇者は世界で一人とかそういう事じゃないですか?」
どうなんだろうね。
勇者が何人も存在する作品もあるけど。
俺が勇者の職業を取れるなら、アーサーは殺しちゃっても良いんだけどな。
鑑定で見た限りでは魔王特攻しかないから、特に欲しいとは思わないんだけど。もしかしたら高位になったらなんか特性が増えたりするのかな? 流石に勇者で魔王特攻だけはきついだろ。
「その魔王特攻でしか、魔王にダメージ与えられないんだったらやばいよな。俺達がどれだけレベルを上げて強くなっても無意味じゃん」
「まず魔王がいるか分かりませんが」
いや、いるでしょ。
勇者と魔王はセットって相場は決まってるんだ。ここがゲームかラノベの世界で勇者がいるなら魔王もいるに決まってる。
「まあ、居ても居なくても、俺達に害がないならどうでも良いけど。正義感を出して魔王討伐頑張るぞって気にもならないし」
むしろお友達とかになれないかね。
世界を支配する系の魔王なら、俺と目的が一致してるけど。でもそういうのって、俺の思ってる支配と違うよなぁ。
魔王は恐怖で支配するんだろうし。
俺も暴力は使うけど、基本は経済と産業を牛耳っていく感じで表向きは穏便にいきたい。
相容れない感じなんだろうね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます