第44話みんなも一度はあこがれる映画

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その気になれば作れますよ。車。簡易的ですけど

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「「「「え?」」」」


全員の声が一致した。当たり前だろう私自身そんなに車の構造とか詳しいわけじゃないけどそんな簡単に作れるような代物ではない。


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月面探査機みたいなシンプルな見た目ですけど。

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「それでも十分におかしいと思う!」

「俺もそう思う」

「「右に同じく」」

「でも本当に作れるの?」

「そうだよ。素材とかたりてないだろ」


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「ふしぎなぱわ~」でどうにかなります

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ふしぎなぱわ~?! なにそれ無から有を生み出すとか怖すぎでしょ。...まあでも今までも永久に消えない焚火とか永久になくならないバッテリーとかあったし別にいまさらだね。


「...一応、一応ね。作るのに必要な素材は何?」


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鉄材×1000、石炭×500、海洋プラスチック×300、鉛×200、石材×100、木材×100、粘土×100、ゴム×200となっています。

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「鉄1000は鬼」

「でも全然簡単に集めれるだろ。一回念じるだけで30とか鉄材入手できるんだから」

「ほかの素材は罠からのみの素材だね。一階の床全部罠にしてもいいんじゃない?」

「それは僕たちが歩きづらくならないかい? せめて使わない床とかにしてくれ」

「まあ。結論としては案外簡単に作れるのね。燃料はどうするの?」


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もちろん永久ですよ! そのための石炭500ですから

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やっぱり異世界ってすごいね。というよりもこのご都合主義みたいなのが強すぎる。なんでちょうどよく永久的に使えたりするものが多いのだろう。そういえば最初からあった床もミシミシとか音を立てたことがない。それほど頑丈には見えないがそこもふしぎなぱわ~なのだろうか。


「ん~じゃあ一回お試しで車造ってみる? もし使えなくても収納にしまっておけばいいし」

「そうだな。素材は今のところ無限に集まるし」


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バイクの作成も可能ですよ。

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「それを先に言え!」

「ちなみに素材コストは?」


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車の素材をすべて3分の2にした量です。

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「そっちの方がお得じゃない」

「まあ多分一人乗りだけどな」

「大丈夫だよ! バイクは一人乗りって書いてあっても二人乗りできるから」

「それどこの知識だよ」

「不良とかが二人でのってるでしょ?」

「それは間違った知識じゃないかい? でも確かにそっちなら素材も浮くね。...耐重量が人二人分行けるかどうかだけど」


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無理ですよ。一人までしか乗れません。

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「そうなのか残念。...じゃあ誰か一人が乗ってそれ以外の人をその乗ってる人が収納したらどうだい?」

「風にならせてくれよ」

「景色もみたいからそれはちょっと」

「そこで出し惜しみするのは違うと思うの」

「なんだか僕が意見を出した時だけ誰一人として味方をしてくれないね」


いやしょうがないだろう。人を収納の中に入れるとかそんな非人道的なことできるわけがないじゃないか。ハームってもしかしてマッドサイエンティスト?


「そんな目で僕を見ないでくれ。僕はただ一番効率のいい方法を言っただけなんだ。それが非人道的であったことは認める。ちゃんと反省もしている。だから頼むからそのさげすんだような目でこっちを見るのはやめてくれ」

「冗談冗談。でも実際4人分全部z詰めるとなるときついよな」

「そうね。分担して「任せたまえ!」


ハームが会話に割り込んできた。それほどの策があるのだろうか


「なにか方法があるの?」

「そう。この本という解決方法がね」


ハームが収納から取り出したのはあの使用用途も何の言語かさえ分からない謎の本だった。

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