第22話座標装置捜索開始?

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結論! 姿見えないよ! 姿かたちは自由だよ! 一度に実体化できる数も自由だよ! 切れ味がすごいよ! 素材、魚は念じるだけで入手できるよ!

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何も話してないのに最初っから結論話したね。


「聞くだけだと強そうだが透明って逆にやりづらくね? ここにきて初の産廃釣り竿か?」

「いや今まで釣り竿で外れなかったしそれはないでしょ」

「いやいやここにきてあるかもしんないよ?」


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そこまで言うならば使ってみてくださいよ!

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威圧のかかった声でナビゲーターさんはそう言い放つ。その声には怒りは感じれなかったし演技のような感じもした。


「え? あのサメで?」

「誰もそんなの言って泣かっただろ馬鹿」

「馬鹿は言い過ぎ。ひどい」

「まあまあ、それはすまん。でも、、、この島あのサメ以外生きもん見てねぇよな」

「こんな人工的な島だから一匹もいなかったりしてね」


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いませんよ

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「え?」「今なんて言ったの? ナビゲーターさん?」


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神獣が喰い殺すか追い払うかで今いる島には神獣を除き生き物はいません。

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うそでしょ。じゃあこれ実践で試すしかないの?


「この島はなれるか?」

「離れたらどうやってこの島に戻ってくるのかわからないよ」


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提案があります。この島に落ちているレーダー座標装置のパーツを集め制作することをおすすめします!

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レーダー、座標? そういえばなんか座標のことでなんか思い出しそうなんだけど。なんだっけ。あのぉ研究所のとこであの人から聞いた。


「それもしかしてグイダの言っていた座標の位置も見れるか?」

「そう! そうだよ。グイダの言ってた座標!」

「何の数字だったかは忘れたけど座標のこと言ってたよな」


グイダ。あの放射線が蔓延してた洞窟の奥にいた研究員の人? は私たちに最後の願い事として彼の言った座標の場所で生存者がいないかの確認を頼まれた。彼は一度しか座標を言わなかったから私は高度の座標? の56しか憶えていない。


「ねえそれのことだけどグイダの言ってた座標って覚えてるの?」

「え? お前憶えてないの? 俺憶えてないけど」

「え? 私も覚えてないよ?」

「やばくね?」

「ワンッ!」


ジラクが一声? 鳴き? 叫び床に爪で数字を書き始めた。


「1...2...9でコンマ、5...6で最後の数字が6、2、8。ジラク、、、お前すげぇな。よく覚えてんなぁ」

「ジラクお手柄だね」

「ぐるぅ」


「やれやれ」と言わんばかりに呆れたような鳴き声を出すジラクがのっそりと床に寝そべり眠ろうとする。


「ジラク、、、ごめんね」

「ああ。なんかすまん」

「「なんか」じゃないでしょ。ジラクホントに覚えててくれてありがとう」


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あのぉそれで座標装置、、、

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そうだった。でも場所による。あのサメがいる地面は歩きたくないなぁ。それに建物と建物の間には紐みたいなのがあるがあれは跳べば届くほどの高さしかない。


「どこにあるのかってわかるの?」


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タワーを中心にして三方向に中ぐらいの高さのビルの最上階にそれぞれ置いてあります。例えば今も見えているあのビルです。

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なるほど。各ビルの最上階にパーツがひとつづつ置いてあるパターンだろうか。


「じゃあ私がとってくるから離兎はここで待ってて?」

「あ、俺やっぱりいらないよね。こういうときって」

「あ~でもこういう高いとこの素材採取の時はなおさら私の方が適任だよね」


《飛翔》


私はビルの最上階の窓を自由の釣り竿エレフェリアロッドで壊す。このバリンって音癖になるなぁ。

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