第10話不思議な不思議なパドル

さて、釣り竿を強化したから取り合えず鉄を大量入手しよう。


~~~理由? なんとなくだねぇ~~~


「よし、鉄材が100行った。これで新しいのあるかな?」


建築ビルディング


ーーーーーー

新規建築可能物

・鉄の扉 鉄材×50

・燃料タンク 海洋プラスチック×50、鉄材×80

・バイオ燃料作成機 木材×50、石材×50、鉄材×50、海洋プラスチック×30

ーーーーーー


うん、近くエンジンでの移動ができるようになりそうだ。筋肉痛にならなくなるからめっちゃ楽しみ。で、作業台の方はどうかな?


ーーーーーー

新規作成可能物

・チューブ(長さ50cm) 鉄材×5、ゴム×10

・エンジンのパーツ1 鉄材×100

・鉄のつるはし 木材×50、鉄材×50

・鉄の斧 木材×50、鉄材×50

・鉄の槍 木材×60、鉄材×50

・鉄の刀 鉄材×80、紙×10、布×1、海洋プラスチック×20

・新人招待状 全資材の3割づつ

ーーーーーー


・・・新人招待状? 新人とは? もしかして人を新しく呼べるってこと? 今はやめとこうかな? それにしても刀って強いの? そうじゃなかったらこんなに資材とらないか。う~ん、悩ましい。今は安定の槍にしとくべきか? 何を作ろう(造ろう)。とりあえず昨日いた島から離れちゃったから別の島を探すか。筋肉痛にはなぜかなってないからね。


待てよ? 確か作業台で布が作れたよね? それで帆作れないかな? いくぜ作業台! とりあえず布を

9個作る! そのうえで確認だ。


ーーーーーー

新規作成可能物

・帆 布×3

ーーーーーー


服はつくれないのか。なんで? まあ帆が作れるからいいか。置き場所はぁ。そうだな、2階のど真ん中に置いておこう。


おお、速い! パドルでこがなくてもちゃんと進むぞ! パドルでこいだ方がちょっと速そうだけど。


一応パドルも漕ぐか。⋯⋯これ2階で漕いでも進まないかな。


ヘイ《問題解決策ヘルプ》♪


ーーーーーー

そのパドルは不思議なパドルなので2階で漕いでも進みます。

ーーーーーー


さすが? サメから出たパドル、すげぇや。(もう訳が分かりません。)


方角はまあ風吹く方向でいいやこれで元の島に戻ってもそれはそれで面白いし。クマが復活するかもわかる。途中でサメ居るかな? この釣り竿の力でねじ伏せる。


~~~最近カット多い気がする~~~


今度見えたのは前の島よりも明らかに大きいゲームで言えば道に迷ってて見つけた高難易度ダンジョン的な? いや、今は装備が強いからたまたま見つけたいい感じのダンジョンって感じにしとこう。


それにしても大きい。前回いたクマが2匹どころではなく4匹とか下手するともっといそう。釣り竿がたま無限の銃とかになったらいいんだけどねぇ。試したけど銃にはなったんだけど弾がないんだよねぇ。多分だけどたまには鉄と火薬がないと作れないんじゃないかな? この島で火薬があったらうれしいけど。


とりあえず帆を閉じて、いかだを止められる場所を探さないとね。ここに止めても島に上陸できないし。俺ボルダリングとかしたことないからね。


お、ちょうどよさそうなところがあるな。ここに止めるか。碇を出して、おろして、釣り竿をもって、よし行こう。


島はかつて文明があったのだろうか? ぼろぼろになった柵と錆び朽ちた看板のようなものがあった。文字は掠れて読みづらいが一応英語のようだ。さらに下の方に中国語のようなものも見える。ここは地球なのか? そうじゃないと信じたいな。


クマだ。


「変身! 《影皆無デスシャドウ》」


俺は切れ味のいい鉄の槍をイメージして唱えた。釣り竿はきれいな槍になった。


縮地スタートダッシュ


クマの体を槍が貫いた。もはやこうなってくるとクマ狩りも作業みたいなものだな。報酬はクマ肉と

鉄材20個だった。


そこから少し歩いた。予想通りクマはかなりいてあれから2匹更に狩った。今俺は山の頂上を目指して歩いている。さきほど小さい山のようなところにから見たら頂上に人工物のようなものが見えたからだ。


そして頂上に着いた。俺の目は狂ってはいなかった。確かに今目の前にポツンと一軒だけ家が建っている。家の横に薪が置いてあるところを見ると人が住んでいるようにも見える。だがいるのか? この島にはクマが大量にいた。そんな島に住んでいるやつはいるのか?


俺は扉に手をかけた。釣り竿をサバイバルナイフに変身させた。そして扉を開けた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る