第8話せっかく建てた作戦が水の泡になる時ってすごく悲しい

熊罠作れないかな? ほかにクマを狩る方法なんて思いつかないな。この槍で戦うっていう選択は論外だし。


落とし穴を掘る? でもそれじゃあ時間がめっちゃかかる。ので却下。そういうスキルみたいなのがないかヘルプに聞いたけど熟練度? みたいなのが習得にいるらしい。運動とかに関するのはだいたいそうなんだって。


崖上から岩とかで押しつぶす? ゼ〇ダのCMみたいにさ。やってみたいと想像したことはある。相手? それはもちろん江崎えさき以外いないでしょ。まあ現実的に考えれば岩なんてどうやって持ち運べって話だけどね。


そう考えると無難なのは崖上から槍の雨を降らせることくらいか? でも今のこの体の腕力じゃたいした威力にもならないしなぁ。インベントリのアイテムが遠くに出せたらいいのに。


『スキル進化が発生インベントリ→《収納》に進化。収納内にあるアイテムがどこでも自由な場所に出せます。触れてないアイテムの収納も可能。』


都合よすぎるスキル来たぁ! でも今回は取得じゃなくて進化だったな。水泳スイマーとかも進化できそうだよな。これは検証案件だな。


とにかくあのクマたちを分かれさせれたらいいんだけどな。息ぴったりでこっちに走ってきたところ見てたら無理にしか思えないんだよなあ。二手に分かれさせるのは無理と考えた方がいいだろうな。


まあ《インベントリ》が《収納》に進化したんだし。(名前はほとんど変わってない)槍の雨戦法で倒しますか。


何本作ろうか? 10本くらい作りたいがそれはさすがに胃が痛くなる。8本にしとこう。それで無理だったら10本にする。


よし、作戦はこうだ。まず奴らを遠くからでも見れるところにおびき出す。奴らに気づかれないところから奴らの10mほど上に目測で槍を全部一気に出す。うん、ガバガバで完璧だ。(完璧とは?)


さて、おびき出すための場所と物はどうしようか。おびき出すものははちみつとか果物とかでいいか。場所はあ・・・崖上とか? 誘き出す方法? ・・・考えてないよ? でももう鬼ごっこは嫌だよ? だからにおいでおびき出すために崖上で魚を何匹か焼くよ。どこから見ていようか。


・・・あ、忘れてた。


そういえば俺なんか《影皆無デスシャドウ》とかいうスキルあったわ。それがあれば近くでもバレないんじゃね? それなら簡単に不意打ちできるんじゃないの? せっかくの作戦が全部水の泡になったよ。槍を作ったのも無駄になっちゃったし。


もう! 《影皆無デスシャドウ》がどれだけバレないかは知らないけどもう堂々と槍を持った状態で《縮地スタートダッシュ》決めてやる。


~~~クマさん捜索中~~~


いた!


「《影皆無デスシャドウ》《縮地スタートダッシュ》」


俺とクマとの距離が一瞬にして縮まり俺の槍の穂先が一匹のクマの額に穂先が見えなくなるほど入り込んだ。


「グバア」「ギャフッ!?」


槍が刺さったクマは即死だ。もう一匹のクマはこっちに向かって手を振り下ろしている。このままではあたる。だがそんなのは見えてたんだよ。もう一匹のクマの脳天に槍が突き刺さる。そう、事前に俺は収納でクマの脳天に槍が来るようにしといたのだ。


『クマ'sを討伐しました。報酬として釣り竿強化キットとクマ肉×20、そして鉄×30を入手。』


釣り竿がまた強化できるのか。でも今日はやめとこう。そろそろ夜だからね。クマ肉でも食べよう。ついでに果物も集めよ。魚や肉ばっかじゃ健康に悪いからね。


~~~果物とか集めたよぉ~~~


《帰宅》


よし、まず罠を回収。床を増設。今回は二回り大きくする。そうだ、理由はないけど竈も設置しよう。他には、確か建築物の中に栽培キットとかいうのあったしそれで果物育てれるかな。


建築ビルディング


「ふむ。昨日の初日と比べて発展がすごいな。こういうゲームってもっと苦戦する物だと思ってた。案外楽勝?」


その日、クマ肉を食べてストレッチして寝た。



ーーーーーー

今いかだこんな感じです


床床床床床床床

床床床床床床床

床床床床床床床

べ床竈火床床床

べ罠罠罠罠床床

床床床床作床床

プププ床作床床

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る