第4話ヘルプは先読みを覚えた

罠で資材はとれたがとれる量が少ないので石の方に変えたい。だから壊したい。でもどうやればいいんだろう。そういう時はァ。《問題解決策ヘルプ


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何か問題が?

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・・・なんかこのAI? 人間味あるよな。ことばに感情を感じる。


「この罠壊したいんだけどどうやって壊すの?」


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「破壊」と念じると“破壊用はかいようハンマー”が出てきます。その後そのハンマーで壊したいものをたたくと作成時の半分の量の素材を残し消滅します。・・・もしハンマーを戻したい場合は「戻れ」と念じるときえます。

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なるほど、物は試し。破壊! おおちゃんとハンマーが手元に出てきた。で、これでこの罠をたたけば⋯⋯ホントに一瞬で壊れたし資材も戻ってきてる。で、戻れ! ちゃんと消えた。


じゃあ《建築ビルディング


『新たに石製の床を設置しました。』


ふむ、この設置した時の声邪魔だな。確か新しく《設定変更》ってスキルもあったから試してみるか。


《設定変更》


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何の設定を変更しますか?

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「新しく物を設置したりした時に謎の声が喋るのをやめてほしいんだけど。」


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では、建築時のログ説明をOFFにしますか? はいyes/いいえno

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イエス!


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承知しました。これより建築時のログ説明をOFFにします。

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なんかちょっとだけ声から寂しそうな感じがした。もしかしてこの《問題解決策ヘルプ》とあの天の声って同一人物? それか形として存在しててお互いに面識がある仲?


「まあそんなの考えても無意味だね。また釣り放置するか。」


というわけで釣り放置をしま~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。


した! やはりました戦法は最強なのだよ。


そしてもう夕暮れだ。


建築ビルディング


これでいかだを一回り大きくして、さらにそこにベッドをドーーーン! ダイ、くっベッドなのになんか固そうだからだいぶしたいのにしたら脳震盪で〇にそう。


はあ、もうどうしよう。夢ならとっくに覚めてると思うけどなぁ。覚めないってことはこれは現実ってことだよなぁ。ここどこだろ。家に帰れるかな? そもそもここって地球なのかも怪しくなってきた。ああもう。すべてが嫌になってくる。


とりあえず。海水をこのさっき作った石製のコップに入れて、金網の上に置く。そして焼く! 確かこんなふうで塩ができたはず。


~~~


多分塩ができた! 次に今度は魚Bをうろこを頑張って剥ぎ取ってぇ。ロッドに刺してぇ。ごめんねイロ(イビルロッドの事)こと。金網の上にのせる。塩をふりかける。いただきます!


『スキル《毒物耐性》を入手しました。』


毒物耐性!? なんで? あ、そうだわかんないことは《問題解決策ヘルプ》に聞けばいいんだ! 《問題解決策ヘルプ》。


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海水から塩を造る際はろ過で海水中のゴミを取り出す必要があります。あなたはろ過をしていないため海水中のゴミを毒物とみなし毒物耐性がついたのでしょう。

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うわぁまだ聞いてないのに教えてくれた。ろ過がホントはいるんだ。へぇ初めて知った。それで毒物耐性か。つまりこのまま食べ続けても耐性があるから問題ないってことか。味はちゃんとするし。じゃあ再度いただきます。


おいしかった。この体あのどちらかと言えば小さいであろう魚1匹で満腹になったよ。小食なんだな。さて、軽くストレッチして寝ますか。


・・・ストレッチをしている間たまに胸辺りが動いてバランスを何回か崩した。


さて、寝るけど。これ寝ている間に焚火の火でベッド燃えて俺死なない? 大丈夫かな? 壊しといたほうがいいかな? う~んとりあえず《問題解決策ヘルプ》。


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その焚火は特殊であるため引火することはありません!

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食い気味に言われたな。じゃあ安心してねるか。おやすみ。次目が覚めたら元の体、元の場所に戻れますように。(自分が死んだことに気づいてない。)


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現在所持資材

・木材×189

・石材×92

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