叶わぬ恋に乱される
紫鳥コウ
叶わぬ恋に乱される
可菜子の話によると、昨晩この仏間を通り過ぎるときに
筆削のない恋ほど苦しいものはない。どんな滑稽な言動も恋愛の
縁の下には猫が一匹いるのかしらん。可菜子が背中越しに振り向き
「そんな所で呑んではるん」と、背中から呼びかける可菜子の姿が窓に映っている。「そんなに靖史が好きかね」と、はっきりと呟いて見せた。
叶わぬ恋に乱される 紫鳥コウ @Smilitary
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます