前のエピソード――第4話『二十数年後の未来で』（2023/10/20(金):Lit.Link投稿/元原稿は2022年2月6日(日)作成）

♪この世界が今こうなのはー

♪誰のせいなのかー？

♪この私が今見てるのはー

♪現実か夢かー？

♪この手にする刀をー

♪世界に突き立てー

♪鋼鉄の人形でー

♪地上を燃やしてー

♪血を流し灰に変え痛みを与えて

♪それで変わるのか？世界は人は？

♪ああ！そんなの望んでなかった！と

♪後になって叫んでもー

♪もう失ったものは返って来ない

♪奪った翼抱きしめ

♪ああ！それでも望んでいた！と

♪今になって認めてもー

♪道を違(たが)えた友とわかりあえるのか？

♪桜舞うすれ違い

♪この世界が今こうなのはー

♪自分自身のせい

♪この私が今見てるのはー

♪確かな現実

♪この世界を今征服しー

♪痛み分かち合いー

♪墓標並ぶその果てに得るー

♪生きている証ー

♪それは罪か救いか？

♪散る花びらは答えない

（作詞/作曲(※1)：＊ソラ＊(^・×・)(※2)）

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テレビCM

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『世界征服完了！』第一話《終わらない日常業務》｜

202X年3月、世界征服を完了した奏良音(そらね)世界征服王は世界各国、もとい世界を□□に分けて再編した各行政区からの報告書の決裁に追われていた。

電子決裁もシステムとして完備していて、緊急性の高い案件では電子決裁をしているが、通常はあえてリアルの紙を使った書類での決裁を採用している。

その書類も基本は各行政区ごとに1日に提出していい案件は1通まで、またそれは書類1枚に3行でまとめることになっている。

無論、1枚3行で説明がつく案件はそうそうないため、補足として詳細を書いた書類を添付することは、その枚数制限なく許されている。

であれば何故3行にまとめることを求めるかというと、世界征服以前に様々なことが煩雑化していて、それによって仕事が生まれて利益を得る者がいる一方で、余計な負担が生まれていたことも確かで。

世界征服王はそういったものを世界征服後にリセットしてなるべくシンプルな世界を目指したいと考えているが、一度システム化してしまったことを変えるのはすぐには無理なため。

まずは従来のやり方を容認しつつ、シンプルでわかりやすいことを求めることを、人々に常に意識させるリハビリの一環でそうしている。

そのため書類を提出する各行政区は書類作成に毎回苦労していて、中には「1枚に3行にまとめる」のを拡大解釈して、延々と長い1行×3を1枚の書類に目一杯に書いてくるおバカな行政区も存在し、それに添付された補足書類も、1日に1通までを拡大解釈して何百ページにもおよぶ、しかもまとまりに欠けた大変読みにくい内容であることが多く。

それを受け取る世界征服王側も、1日に□□行政区の数だけの決裁で済むとはいえ、1通あたりにかける時間はそれなりで、大変であった。

というか、読んでいる間は退屈であった。

「これがまだ、ワクワクするような、あるいは手に汗握る展開の小説だったらなー。

タイトルと3行まとめと補足の最初とその行政区で、何を決裁してほしいか？は大体わかっているけど。一応全部読んでみないと、そこが間違ってると意味が違っちゃうような誤字脱字含む間違いや、どさくさに紛れての認められない要求が忍び込ませてあったりを自分の目で確認しないとだからー」

奏良音(そらね)世界征服王が愚痴を言うと、そばで聞いていた兎頭の執事のような出で立ちの側近が言う。

「世界征服王様の日々の努力感服いたします。ですがそれがもし苦痛に感じておられるのでしたら、それ以上の苦痛を味わうことになった、世界征服を進めていた当時のことを思い出してみてはいかがでしょう？そうすれば当時の決意と覚悟を思い出されて、今退屈に思われている作業もより真剣に取り組めるのではないでしょうか？」

「そうだね。じゃあ、当時の活動記録の映像を流してよ。それをチラ見しながら決裁するから」

「御意」

そして当時の活動記録として、鋼鉄の人形こと巨大ロボット兵器を駆っての戦闘シーンや、友との理想を実現してみせるとの誓いと手段をめぐっての言い争いとすれ違い、決定的な事件が起きての決別、次は敵同士としての戦い、けれど目指す理想は今でも同じだとの確信、だがもう元には戻れないとの葛藤、そしてそれに巻き込まれる世界と人々の群像劇。

その発端になる部分の映像が、1話25分にまとめられた形で流れる。

「あー、懐かしいねー。この時は悲劇の主人公になりきってたなー。実際は世界征服をした後が肝心で大変なんだけど、この時はとにかく世界征服をして世界を統一すれば、これ以上の悲劇は防げる！と信じてたなー」

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ピンポンパンポーンッ♪

この物語は、あくまでも世界征服完了後の日常を扱った退屈な物語です。

視聴者を退屈させないために、世界征服するまでの活動の当時を振り返って、そこには対立や戦闘シーンが描かれますが、現在はそのようなことは起きておりません。

そこをご理解の上お楽しみください。

※※これはフィクションです※※

架空のロボットものアニメのテーマソングの設定で、内容はコーデ内容も取り入れつつの雰囲気重視でスカスカです(笑)

↑↑↑↑↑ここまでがほぼ元原稿のメモ↑↑↑↑↑

GREEのAvaMee(アバミー)で投稿した2Dアバターの投稿画像に添える形で、コーデ上の世界観に合わせた物語をコメント投稿してたわけだけど。コーデ画像は他所で使えないので載せていないことで、意味不明になる部分は削除する等の修正あり。

以下、補足。

奏良音(そらね)が生きる世界『猫神！(ねこがみ！)』の作品世界の物語内物語で、世界征服の願いを持つ（後に努力の末手にした「何でも願いを叶えてもらえる」権利を使って叶えている）奏良音(そらね)が眠っている時に見た、こんなアニメが放映されていてその主人公に自分がなってた、という夢ネタを想定したパロディ（※3）です。

なので奏良音(そらね)自身による世界征服の過程とは大きく違った展開になっています。

誰かこのアニメを作りませんか？(笑)

まだ設定ネタやエピソードネタの形で書いてるだけで、きちんとまとめ直して小説化できていない『猫神！』の物語ごと。

ちなみに『猫神！』の世界観の中には、魔法少女ものアニメと、戦隊ものの体で始まって、ライダーものよりのシリアス展開か？と思いきや中だるみで（しかしそれらは予定どおりで）現実で活躍中のゲストを本人役で登場させる職業紹介番組的な展開を続ける特撮ドラマが物語内物語として、『猫神！』本編にリンクする形で存在しています。

（※1当時なんとなく節をつけて歌ってみながら作詞したけど。作曲まではできていないし、できないし、なんとなくのメロディももう覚えていません。）

（※2新名在理可の別ハンネで＊ソラ＊(^・×・)＝新名在理可です）

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（※3【2023年11月3日(金)追記】ここでの「パロディ」は、狭い意味での特定の作品を模倣もしくは独自の解釈を加えて作り替えた二次創作でカクヨムで禁止されているパロディ、ではなく。

広い意味で、世界征服＝ある勢力による世界の統一を扱った世界観の作品群で踏襲されているテーマ……たとえば世界征服を目指す、あるいは行った主人公の理想とか、理想をなかなか理解されず、理解されても実現は難しい/実現まで時間がかかったことへの憤りや、その中で感じた孤独感とか。それを支えて共に道を歩んだ友や仲間たちの存在と彼らとの間で生まれる、誤解や考え方の違いが大きくなっての亀裂やすれ違いや対立、裏切りとか。征服する側とされる側のわかりやすい対立構造、の裏で複雑に絡み合った構造が垣間見えてくる過程とか。そういったものを抽出……一度抽象化して各々の要素を取り出……して、独自の解釈の元に組み立て直してから自分の作品に取り入れた、みたいな？

ひとことで言うと、元となる作品群（作品や作者も異なる、似た要素を持つ複数の作品）の作風を真似たパスティーシュ、に近い？

↓↓↓以下、続きは2023年11月3日(金)の限定近況ノート「それを何と呼ぼう？オマージュ？パスティーシュ？パロディであってパロディでないもの「『猫神（ねこがみ）！』シリーズ帳🗒️～REALITY＆Lit.Link版～第5話『桜と羽根舞う世界をこの手に』」の追記部分の続き含めた全文」【https://kakuyomu.jp/users/soraneko-chrome_keikaku/news/16817330666277102540】に収録）