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  • 第10話 ゴダ資金への応援コメント

    フィレネの、「殴れば殴るだけ金を出す肥え太った犬」が容赦なさ過ぎて笑ってしまいました。でもそれくらいのことさらっと言うのがこのご令嬢なので、やはりよく理解してくださっているなと思いました。笑
    やっぱりネリドル憎めないんですよね。頑張っていると思います。いやあ、本当西の上層部は大変だなとつくづく。東や北は恵まれているんですよね。人材が一番大事だ、と西を見ていたら学びます。笑
    フィレネに論破されちゃうところも含めて、可哀想だなと同情しちゃう。いや、確かにもうちょっとだけ不用意な発言には気をつけろと言いたいですが。笑

    ネリドルだってしっかり戦地を経験して、辛酸だって嘗めて来たのに、言葉が下手過ぎてちゃんと伝わらないのが、また可哀想なんですよね。ここで戦地の凄惨さを描いてくださったの、ありがたいです。本編ではふわっとしか書けていなかっただけで、本当はもっと……なんですよね。

    ジャコヴィッチ中隊長、完全にやらかしてるんですよね。東としてはもちろん溜まったものじゃない。フィレネの言うことももっともなんですよね。
    抗う姿勢を見せるルベールに対し、ネリドルは基本平伏の構え。うーん、やっぱりこういうところを見ると、ネリドル憎めない……ちゃんと「落ちこぼれで役立たずの自分を守ってくれて」っていう意識があるところも、私やっぱ彼結構好きだなあって思いました。ネリドル、西の中じゃまともな部類だとは思うんですけど、サードに比べたら劣るのはそうでしょうし……驕ってないところはいいですね。
    そっちでできなきゃこっちでやる、と言える東支部ってやっぱりすごい。
    そしてフィレネの、「中央でなければ、その瞬間あなたの首は胴体から離れてましたわ」の発言がまたいいですね。しっかり脅しちゃってるのもポイント高い。

    そして西支部に話が移りますが、ゴダぁ!
    ネリドルの努力をちょっとは買ってほしいんですけどね! ではそれを防ぐためにあなたが何をしたって言うんですかぁ!
    「あの方は高潔な人格者だ!」笑っちゃいました。人の見る目もないんだから。
    軍用犬ポチと軍用猫タマがゴダの側近でふんぞり返ってるのも笑える、というか癒されました。いや、癒されてる場合でもないんですけども。笑

    今回も楽しく読ませていただきました。いやもう本当に書き手冥利につきます。いつもたくさん元気をいただいています。本編、完結させないとなぁ……

    作者からの返信

    いつもお読み頂きありがとうございます!

    主にフィレネとネリドルのやり取りですけど、まあ一方的なフルボッコが続きますw
    これもフィレネがかなり塩対応なのですが、本編のセリフや、総会の様子を記したブログで中央の連中を「中央の豚ども」と言っていたり、かなり辛辣だったもので。
    描写はしてませんが、自分の想定ではパソコって貴族だけど精々中級貴族レベルで、西の貴族の中でもランク第3位の出自のネリドルと比べて全然家柄的には大したことないんです。
    そんな相手に対し、ネリドルは迷いなく土下座するわけですよね。
    ただ、もちろん白軍内での上下関係としてはパソコの方が上なのですが。
    フィレネは、そんなネリドルのプライドの無さと、問題解決のために土下座なんて方法を選択する彼の精神的な卑屈さが見ていて不愉快だったのではないかと思います。
    「自負」の回でフィレネが語ったベレリラ家の教えの片鱗、「幼い頃から選民思想を植えつけられて育ちます。貴族は平民とは違う、そのためふさわしいふるまいと心の在り方を身につけなさいと、幾度言われたかしれません」と言う部分。
    ネリドルの何のためらいもなく土下座ができるところは、フィレネが言う「貴族は平民とは違う、そのためふさわしいふるまいと心の在り方」なんて微塵も感じられないんですよね。
    どうして中央に対し毅然とした態度が取れないのかと。その弱さがフィレネ的にはNGだったって思っています。
    上記のブログの中でフィレネが「わたくし、自分より弱い殿方はお断りですわ」と言っていました。ネリドルなんかは肉体的にも精神的にもフィレネより大分弱いでしょう。
    もう見ていて不愉快なんでしょうね。これはもう「殴れば殴るだけ金を出す肥え太った犬」ですわ……。

    外伝の方で更新されていた「副長談話」いいですね!
    Ifさんの書くフィレネとネリドルのやり取り面白かったです!
    それなのにこっちではちょっとシャレにならないぐらい殺伐としたやり取りになってしまって。
    フィレネが「つもりも何も、脅迫しています」なんて言うものだから、ネリドルもいよいよフィレネを「貴様」呼ばわりするようになってきて。
    Ifさんの「副長談話」のエピソード、この二次創作第10話の前の話なのか後の話なのか、僭越ながらリンクして考えたりしてしまい。
    もし後だとしたら、このやり取りの後でフィレネに縁談申し込むって相当心臓に毛が生えてますよねwいや、こいつならやりそうですがw

    Ifさんにネリドルのこと、憎めない、結構好きと言って頂けて嬉しいです!
    「光闇」の回で名前だけ出てきたのを使わせて頂いてから、結構良キャラになってくれたなあと。
    フィレネに論破されっ放しなのは、もうしょうがないですよねwフィレネが舌戦弱いとはどうしても思えないし、ネリドルは言葉雑だし。

    激戦区の彼の記憶も、相当修羅場は見てきているのですが、「一体何度死んだと思ってんだ! あんなに死んだってのに、何で私は生きてんだ!?」って、もう支離滅裂過ぎて言葉が下手過ぎるにもほどがあるだろ!ってw
    設定的には白歴736年時点で29歳で、いい大人なんだからもうちょっと相手に伝わるよう話そうぜって感じですよね。
    新兵の頃は相当なクソ貴族のクソボンボンだったけど、サードの下で、戦場で、相当揉まれて鼻っ柱へし折られまくったんでしょうね。
    戦場では貴族の身分なんて何の役にも立ちませんから。無力感に打ちのめされ自分のことを「落ちこぼれで役立たず」と自覚するに至り。
    何でそんな自分が生き延びて、尊敬すべき先輩達が自分を守って死んでいったのか。サードを含む古参兵達は滅茶苦茶厳しかったけど、ネリドルのことを守ってくれていたので。
    この辺、「溜息」の回のコメントのお返事でIfさんが「割と命は大事にしたいタイプに見える」と仰っていたのをヒントにしています。
    サード含め、とても大きな借りを作ってしまったので。それこそ一生かけても返せないぐらいの借りを。
    どうして尊敬すべき人達が死んで自分みたいなどうしようもない奴が生き残ってしまったのか? その幸運を何とか還元するようにして、後付けでもその問いの答えを作りながら生きていきたい、というのがあるのだと思います。
    だからジャコヴィッチなんかの身代わりなんてくだらん理由で死ねないと。もう自分一人だけの命じゃないからもっと大事に、有効に使わないと借りを返せない、という思いですね。
    簡単に土下座できるプライドのなさも、そこら辺の体験から来ているイメージです。激戦地から帰ってきたら別人レベルで変わっていたっていう。
    自分にとって都合の悪い記憶、ストレスの芽になる嫌な記憶を忘れようと思って忘れられる類まれなる鈍感力も戦場で培ったようですw 成長したのかしてないのかw

    戦地の凄惨さ、ふわっとしか書けてないとのことですが、「戦の陰で」の回の負傷兵とか、結構露骨に書いてると思うのは自分だけでしょうかw

    ネリドルの戦地の記憶、全て「兵」としての経験で「将」としての経験ではないんですよね。
    部隊を率いる立場で戦場のキャリア積んでいないのは彼のウィークポイントかもしれません。
    フィレネなんかはどうなんだろうなぁ……。中央本部への反乱で総指揮官務め上げてるの見ると、激戦地で指揮執った経験ありそうに見える……。

    ゴダのクソ上司ムーブがクソ上司過ぎてクソ上司ですね!
    何かキレてますけど、仰る通りで、マジでこの人なんもしてませんよ? 何でこんな偉そうなんですかねw
    もうよりによってパソコを高潔な人格者ってもう人を見る目皆無でヤバ過ぎるし……。どういうことなのこの人……。
    ルベールに「民はこちらの動向に過敏になってます。下手したら民衆の暴発を。もしそうなったら我らには抑える力が」って指摘されて「何ぃ!? ふざけた話だ!」って市井の動向も全く把握してないし……。
    もう無能過ぎてヤバいんですけど……。どうしようこれからw
    まあ、まあ、サードがいるから大丈夫でしょう!

    いつも本当にありがとうございます! 今回はこの辺で!

  • 第9話 政治屋への応援コメント

    東と西の会議の場。興味津々で読ませていただきました!

    東と来たの人事傾向の違いも丁寧に書いてくださって嬉しいです。ちょっと書いただけなのに、本当に設定とってもきれいに拾ってくださって……もしかしたら今、サクットさんの方がReheartsの世界観お詳しいかもしれません。笑 私ときどき忘れちゃうので! たまーに読み直してはいるんですけどね!笑

    ウォルダ副長、ほっとんど書けずじまいだったので(気が向いたら後の方でちょろっと出すとは思いますが、他に出番食われそう)、ここで書いてくださって嬉しいです。しっかり褒めてくださって……とてもありがたい。
    でも、そうですよね、彼って戦いに夢中になりすぎるきらいはあると思うので、副長にして重しをつけておくのは正解かも。三つ目の理由にもあるように、いざというときの切り札にもなりますしね。

    西がすっかり白軍のATMになってて笑ってしまいました。実際お金持ちが多いエリアなんだと思います。土と緑の祠が近いから土地も豊饒でしょうし。

    本当に細部なんですけど、『ケルムの墓が増えるぞ』とか、こういうの丁寧に書いてくださるの、もうめちゃくちゃに嬉しいんですよ。ケルムって本編ではエルティとかアノレカとかワグレとかみたいに、大きな展開があった場所ではないんですけど、めちゃくちゃ丁寧に抑えてくださって……いやもう、読むたびなんだろう、自分が強くなれる気がします。笑

    既に五万出してるのに、また二万を要求される。理由を聞けば致し方ないかなとは思うんですけど、ぽんと出せるお金ではないですから、西も苦労しますね。そもそも自分たちがやったことじゃないのに、将の質が低いことを上層部が被らないといけないの、可哀想だなあって思います。東や北じゃ起こらないことでしょうから。
    フィレネが戦費の補填だけでは納得できないのも、彼女らしい気がします。彼女は将としての自身のあり方にプライドも持っていますし、他人がそれを放り出して兵を無為に死なせたと聞くと、絶対に許せないだろうなって……彼女も出番が多い方ではないのに、人となりを正確に捉えていてくださって、もう感動しきりです。これ以上の二次創作なんて存在しない気がする……

    それで、そうです、ショーンですよ! 彼も軍師という立ち位置にありながら、出番があまりに少ないままになっていて……どうしても北の面々がメインになるお話なので、東の人たちの出番が少ないのはどうしようもない部分ではあるんですけど、サクットさんの前回の創作ではあまり出てこなかった東の面々が今回は掘り下げられているの、とても嬉しいんです。本編の不足を補ってくださっている……第二の本編……
    ショーン氏、しっかり有能で心強い。でもネリドルがちょっと可哀想です。いやもう最近本当にネリドルに愛着が湧いてしまって……この人案外がんばってますよ……

    ゴダ資金ってのが俗に言われてしまっているくらい存在を知られているのが、ゴダさんの脇の甘さですよね。ちゃんと隠していればねぇ!
    東と中央の利害が一致することなんてほとんどないのに、私情でそれを作り出してしまうゴダさん、なんかもうすごいかもしれません。笑

    ショーンの冷酷さ、でも軍師たるものこうあるべきなのかもしれません。それに下手に情に弱くならない方が、結果的に犠牲は少なくて済むのかも、なんて彼と西の対応を見ていたら思いました。
    ネリドルの開き直り、嫌いじゃないです。こういうところが彼を憎めない理由なのかもしれません。

    フィレネに「ハズレの副長さん」呼ばわりされてるネリドル、やっぱり可哀想。どうしよう、私結構肩入れしちゃってるかもしれません。笑
    書いてくださってる通り、サードとフィレネってそう仲が悪いわけではないんですよね。たまに絡みもありそうです。

    ネリドル頑張ってるのに、改革される側なんて言われちゃって……君は西ではまだまともな部類なのにね……まあ比較対象がサードだと、どうしてもそうなるんでしょうけども!
    中央の人間にも、ゴダの無能さ(率直な物言いですみません)は伝わっているようで。でも、この話をネリドルにするってことは、中央の人間は案外ネリドルに期待しているんでしょうか?

    ああ、土下座までしてしまって……中央の人間だって、処世が上手いだけで、そこまでめっちゃ有能ってわけでもないでしょうにね……そんな相手に対して額を地面に擦り付けないといけないの、ネリドルも本意ではないだろうなあ……

    で、ほら、やっぱりー! 裏であざ笑ってやがるぞパソコさん!
    この人の話聞いていると、怒れる立場って大事なんだなあと思いました。ネリドルだって本当はキレてやりたかったでしょうにね。東と北の副長三人が中央に対して異を唱えられるのは、後ろ盾というか背景あってこそでもありますよね。能力的に彼ら三人が優れているのはもちろんありますけども。
    そう考えると、やっぱりちょっとネリドル不憫なんですよ。彼自身にも問題はあるとは思いますが、それでもね……

    「いつご自分が西へ飛ばされるとも知れないのですよ……」
    これ、ある程度物が見える中央の人間が抱える本音、というか恐怖ですよね。
    このワンシーン見ていても、パソコよりスマーフォンの方が有能そうなのが分かります。
    もしパソコが西に飛ばされたらどうなるんでしょうね。ちょっと見てみたい気もします。
    ゴダの下僕でもやらされるといいよ!笑

    今回も大変楽しく読ませていただきました! 最近よく過去話のPVが回るのは、多分サクットさんがかなり読み直してくださっているんだろうなと思っています。何度も読み返してくださってありがとうございます!
    こんなに素晴らしい二次創作作品を書いていただけるなんて、いやもうなんか本当に、書いててよかったってなりますね……嬉しすぎます。ありがとうございます。

    作者からの返信

    いつもお読み頂きありがとうございます!

    作者様より詳しいだなんて……そんな恐れ多い!
    本当だったら絵が描ければキャラのイラストとか描かせて頂きたいのですが、それは無理なので……。
    東の人事傾向に関しては、新しい祠防衛線のところで出てきたので、北とはまた違った感じかと思った次第です。
    今回の会議のシーンではポッと出のスマーフォンに視点を入れていたので、東はゼネラリスト、北はスペシャリストなんて評していますが、北の経緯から考えると、ハリアル支部長の意向として、支部内の親中央派、親レクシス派の将兵を激戦地に回した、というのがより実情に近いのかとは思います。
    この辺の北支部の過去、ブログやIfさんとのコメントのやり取りなどでお聞きしたところで、原作では書ききれない部分をエッセンスにしてしまい申し訳ないのですが。
    エルティの北支部本部内は、反中央に舵を切るに当たり、中央の人間がいるとやり辛いというのも、以前Ifさんからお話伺いしていて。
    人間関係的にもそうやって距離を置いた方がやり易いだろうし、反中央の人達と新中央の人達お互いにとってもいいというか、『その当時』の最適解だったんじゃないかと思います。
    そういう理由でエルティと激戦地の人事が決められているとしたら、一般兵士はある程度は配属替えもあるかもしれませんが、上層部の方は結構固定的になりそうなんですよね。
    だから東より北の方が各部隊間の異動は少ないように思えました。
    だけど中央にいるスマーフォンからは、一ヶ所に人を置いてその分野に特化させる方針なんだなーっていう風に見えるんですよね。

    ウォルダ副長、その節は情報を提供して下さり誠にありがとうございます。
    とにかく猛将で、東支部のイメージを具現化したような人物として書かせて頂きました。
    とにかく只者ではない武人っぽさを出そうと思いました。それで、東支部の人事傾向と絡め、実戦部隊の隊長や、激戦地総司令官の重要ポストも歴任しているという感じで箔付けしました。
    ウォルダが副長としてレベリアに戻った理由を中央がいくつか分析していたり、その去就に中央も注目している描写を入れることで大物感が出ればと思いました。
    戦場での彼を書けなかったのは残念ですが、「またケルムの墓が増えるぞ」みたいな、戦場を知り尽くしているっぽい台詞を言わせられたのはよかったです。
    初めてケルムに並ぶ墓標の多さを見て衝撃を受けたランテとは違い、もう戦場の感覚にどっぷり浸かっている人だからサラッとした言い方になるし、別に悲壮感も出さないんだけど、その悲劇も理解してるし、気にはしてるんですよね。

    Ifさんの仰る通り、金貨二万枚拠出の件、敵前逃亡という、将の質の低さに起因する事態で、東や北ではそうそう発生し得ないような、ダメ組織ならではの問題を書けるのでこの辺支部ごとの個性が際立っているリハーツの世界観、ホントいいなって思います。
    西支部の設定で、まともに戦闘の指揮を執れないような無能な指揮官が多いというのがあるので、本格的にそう言った典型例を一人出してやろうかと。ネームドにして。
    この敵前逃亡したジャコヴィッチ中隊長は、本当に救いようのない、徹底的にどーしよーもない奴にしています。
    フィレネ副長も怒ると思いますし、東の兵達もキレると思います。戦場では各支部間での連携というか、共同戦線もあるかもなので、今回、西が東の足引っ張る形でこんなことになってしまいました。
    これで西の上層部も代表して頭を下げねばなりません。『自分達がやらかしたことではなく』ても、『自分達の責任ではない』わけではないので。上層部として。
    会社が不祥事起こして、記者会見で社長が「私は何も聞いていませんでした。私も責任者には非常に憤っております。しっかり責任取らせますのでご安心下さい」なんて言ったら大炎上ですもんね。
    ネリドルやルベールも東の三人に対してそんなこといったら火に油を注ぐと分かり切っているから、もう頭を下げるのですが。
    ネリドルが「東の敗戦が原因であれば、まず東の中で解決することを模索して頂きたいのですが」と言って、ウォルダに「どっかの誰かさんがしっかり牽制の役目を果たさんから、その分の敵がこっちになだれ込んできたことに原因がある」と返されてしまう。そしてネリドルが謝る。
    この辺、あえてネリドルの駆け引きを浅く書いています。余裕がなく汲々な感じで。こういう、咄嗟に苦し紛れな回答をしてやり過ごそうとするが、結果完全に墓穴掘ってしまうという。

    本当に作者様からこんなにも有難いお褒めの言葉を頂き……光栄の至りです。
    フィレネは自分の将としての自負もあり、その分人の上に立つ者として、他者にも高い水準を要求している感じを出しました。
    だから責任者の処分を見せてくれないと納得がいかないのですが、ウォルダはもう少しさっぱりしているというか、西の内情については干渉しない。それは西がやることでこっちが口挟むようなことじゃない、という思想にしました。
    もちろん責任者に対して大甘な処分に対して、ウォルダも当然内心憤慨しているでしょうが、とりあえずこっちに対して金貨二万出して誠意見せてくれればそこで手を打とうと。
    あと、責任者の処罰に関してはあくまで西が解決すべき問題であって、それは良くも悪くも西の決定を尊重すべきだろうと。
    でもフィレネはそれで納得がいかず、また次の話で蒸し返されてしまうのですが。
    金貨二万枚の件、建前は戦況の悪化による追加資金拠出ですが、事実上の賠償金ですよね。中央の司令官が西を擁護してくれていればもう少し違う形になったかもしれませんが、これはどうしようもないw

    ショーンに関しても、新しいキャラですが魅力的に感じたので使わせて頂きましたw
    「優しさ」の回で、東らしい無慈悲な作戦をいくつも考案していたそうなので、こういう、調略の場でも無慈悲っぷりを発揮してもらうかとw
    あと単純に、東の面々、副長二人と軍師、絵的に三人ズラッと並べたかったというのがあります。ウォルダ、フィレネ、ショーンって居並ぶだけでなんかもうスゴイって感じに。
    お陰でネリドルがフルボッコになってしまうのですが。
    ルベールは、本当は出す必要もないのですが、ネリドル一人だけだとあまりに集中砲火過ぎるので、一緒に土下座したり、帰った後一緒にゴダから怒られたり、全部ネリドル一人に矛先が向かわないようにするために出しました。
    中央のでの権力闘争に負けて西に飛ばされた、西の高官の一人です。

    ゴダ資金なんて謎の概念が出てきましたw
    西の無尽蔵の財力を裏打ちする、都市伝説的に広がっている裏会計の存在、ゴダ資金の正体やいかに……。
    ゴダ資金なんて本人の名前が入っちゃってますが、出所の分からない謎の金なのです。ゴダの私財なのかすら不明。不気味ですね。
    ショーンは二万を引き出すついでに、その資金の正体を突き止めようと、パソコとスマーフォンを取りこみました。
    この辺、まさか中央の司令官と東が組むとはネリドルも予想外でした。でも建前上は同じ味方同士なので、利害が一致すればこういうこともあり得ると。
    この辺ショーンに軍師っぷりを発揮してもらっています。

    パソコとネリドルの会話、西支部の立場からすれば、もっと東と北をコントロールしてくれっていう思いだと思うんですよね。
    こっちにサードを排除するよう言うのだったら、お前らも東と北ぐらいしっかりコントロールしてみせろよ、と。
    そもそも他の支部に洗礼すら受け容れさせてないじゃないかと。
    この辺、白軍全体の中の「中央+西支部」で考えるとネリドルは多数派なのですが、中央を除外し、四つの支部の関係性で考えると、途端にネリドルはマイノリティになってしまう。
    特に副長勢は北のセト、東のフィレネ、ウォルダ、西のサードは反中央思想。南にいる三人の副長は中立。となると、ネリドルは現状副長ポジションの中では唯一の親中央。
    ここら辺、パワーゲーム的に非常に面白い部分だと思います。
    軍全体では主流派なのに、同格のポジション内では親中央のイデオロギーに立っているのはネリドルだけ。ここら辺で上手く遊べると思い今回の会議とかを書かせてもらいました。
    多分、中央は「東を滅ぼす」ことは容易いのでしょうが、「東に言う事聞かす」ことは無理なんだと思います。滅ぼしたら自分達が結局困るし。ルテルと激戦区の間にある緩衝地帯がなくなるわけですから。

    「兆し」の回からの引用ですが、

    ゴダもそうだが、身分だけの無能がのさばる白軍の実情を、長い間サードは不快に思い、憂いていた。
    最近では少し改善されたとはいえ、今ここにいる人間の三分の二は、その『身分だけの無能』に該当するだろう。
    残らず駆逐してやりたい、今も昔もその考えは変わらない。

    とあるんですよね。
    「最近では少し改善されたと」サードが思っていたり、きっとサードはダメダメな西支部を少しでもよくしようと色々頑張っているという想定で書きました。
    ただパソコからは認められない。サードが反中央である以上、何やっても評価されないんです。まず個人の能力より、その個人がどういうイデオロギーなのかが最重要です。
    中央としても、西が反中央に染まらないためにも、影響力の強いサードは警戒しているんだと思います。
    二人いる副長の内一人がサードだから、親中央のネリドルはゴダと共に西の窓口として残しておかないとっていうのが中央の考えだと思います。
    特にゴダはネリドル以上に話が通じないので、そういう意味ではネリドルは重宝されるであろうと、必然的にネリドルの人脈も豊かになると思います。
    ネリドルにとっても中央のルートはパソコだけではありません。土下座して足蹴にされながら、多分頭の中では「次誰を中央の窓口にしようかなー?」って考えています。
    媚び売りつつも、面従腹背ですっげーしたたかです。

    パソコは全然優秀じゃないです! 無能キャラです!
    金だけで上級司令官の位を得たような、上級司令官でも最底辺レベルを想定しています! スレスサー並みです(笑)。
    腰巾着のスマーフォンも、視点入れる関係上ちょっとアクを少なく、俯瞰して冷静に物を見れるタイプにしましたが、まあどっちもどっちの小物コンビです。
    スマーフォンは地の文でも、しっかり西を見下したり、ウォルダの歯に衣着せぬ発言を忌々しく思っていたりしています。
    二人ともまたド直球なネーミングですみません。伊達サクットワールドでは総じて『ド直球ネーミングのキャラは重要度低いかギャグキャラ』と思って頂いて構いません。

    はい、過去作のPVが回ってるの、犯人は自分だと思います。
    やっぱり、原作と解釈が極力ぶれないようにしたいので、気になる所は原作を都度確認させて頂いています。
    そうする中でフィレネの初登場シーンでエルティを辺境呼ばわりしていて、「ああ、こんなこと言ってたんだ」みたいな新発見もあったりして。
    この辺の西のエピソードも急遽思いつきで挟んでしまったんですが、実は東のウォルダやショーンを書かせて頂きたかったというのが大きいです。
    書けて凄く楽しかったです! 本当にありがとうございます!

    編集済
  • 第8話 呪部門研究室への応援コメント

    呪研って通称かっこいいですよね! サクットさんのお話読んでいると、北支部でやってみたいことが増えていきます。呪研も楽しそうだなあ……

    フェブラーリさん、ザ・研究員って感じの雰囲気ですね。研究第一で他のことがなおざりになっていそうな感じ。笑
    テイトは一応見た目にはある程度気は使いますけど、気持ちとしては研究第一ですから、気が合いそうです。
    この方もまた気が利く人ですね! よく文献を守ってくれました。本当に仕事ができる人が多いな北支部……それを感じるたび、私は西支部に同情します。
    いやほんとにサードやカゼッタの苦労が忍ばれる……ネリドルもです。

    よくセトやユウラが言われがちですけど、テイトだって遠征後は仕事量すごそうですよね。山積みの書類大変そう。なんでこんなに忙しい人たちが実戦部隊やってるんでしょうね! 北支部は優秀な人材は多いけど、やっぱり人手不足の度合いは重篤なんだなって思います。
    ついでに掃除を始めちゃうテイト、らしいなと思いました。本を収める環境ですから、ちゃんときれいにしておかないとですよね!

    マカジルさん(途中まで素でマジカルさんって呼んでました!笑)、すごい人ですね。詳しく書けていないんですけど、この世界って本当に呪に支えられているので、生活呪や農耕呪の重要度は本当に高いと思うんですよ。一般市民からしたら、戦いに使う攻撃呪とかはほとんど不要ですしね。すごく功績の大きな方だ。この方が北にいてくださって本当に良かった。

    病欠の主任教官についても触れてくださってありがとうございます! 設定はぼんやり頭にあったんですけど、結局ブログにも出さずじまいだったかな。ここで形にしてくださって、本当に嬉しいです。こういう、なんとなく頭にあるけど~っていうのが結構そのまま眠ってしまっていてもったいないので、ちょっとずつでもどこかで出していきたい。でもこうしてサクットさんが拾ってくださった方が、なんだかより面白くなっている気がするので、本当にありがたいんです。テイト本当に可哀想。でもよくやってますよ……

    徹夜の翌日は黒獣と戦った方が、って、もう完全に北支部に染まっちゃってますね。笑 セト隊だと多分余計極端だとは思います。過酷な環境に身を置くことになってしまって……テイトって普通であれば、親ガチャ成功組の温室育ちでいけたはずなんですけどね。いやでもどうだろう、経済的には勝ち組だっただけで、幸せかどうかは別問題ですね!
    こんなやばい状況下に置かれたテイトだったので、マカジルさんがいてくれたことは本当にありがたいですね。
    実はこれ、もうちょっと先で出すことなんですけど(もう書いてはいる部分です)、ユウラ達と入れ替える形で、祠防衛はリタイア組がメインですることになるんです。マカジルさんも行っちゃうかもですね。いや、でもマカジルさんいなくなったら、テイト不在時の呪研がカオスになる可能性があるから行けないかな……もし行っちゃったら、今度こそ現主任教官に帰ってきてもらわないとですね!

    シャニアリィさんの小言聞いてて思ったんですけど、掃除担当の短編書いてみるのも面白そうですよね。笑 みんなの部屋がそれぞれどんな感じか教えてくれると楽しいかも。

    テイトブレンドなるお茶が存在していることに笑っちゃいました。でもテイトそういうところこだわりそうなので、めっちゃ分かります。味ももちろんですけど、集中力が増したりする効能があったりするかも。
    「そこは主計部には文句言わせない」と言い切るテイト、かっこいいですね! 北支部ですから、主計部も温くはないんでしょうけど、ちゃんと必要性を説けばわかってくれるんじゃないでしょうか。しかも訴えるのはテイトですしね!

    ただそうやって今回の騒動の補填をしようとしていたところに、支部長からのお呼びがかかり。テイトも本当に忙しい身です。大変だな……
    ですけど、それを受けてぱぱっと指示を出せちゃうテイト、さすがです。いやもうほんと、この人優秀ですよね。

    東の祠と北の祠の違いのようなものを考えてくださって嬉しいです! というか本当に緻密な設定だ。すごい。
    ここの設定とエピソード、本当に興味深く読ませていただきました。めちゃくちゃ丁寧に考えられてる……
    実際そうなんだと思うんです。多分テイトが入って、というかその前から、北の方が技術としての呪の知識は多いし、平均練度も高いと思うんですけど、祠の性能とか、そういう防衛に絡むようなことは東の方が進んでいそうな気がするんですよね。
    学術交流でテイトが恥ずかしい思いをした、というのも、実際本当にありそう。だけど、東の人たちが悪気なく「遺跡だ」と言ってしまうのも分かります。
    結局気づいたうえで動かなきゃ進展はないわけで、こういうところにテイトが気づいて動いてくれるのも、北にとって本当に大きなことだなと思いました。
    しかしはるか昔の天才さんには辟易しますね。めちゃくちゃありそうですけど! だけど呪言語から七百年前の人間の思考に迫れるテイト、本当に優秀な人だ。この人いないと北支部本当にやばいですよね。この話一話読んだだけで、彼の重要性が浮き彫りになる。

    それなのに主計部ー! いやまあ、言い分は分かるんですけど。よくある話ですよね。専門外の人にはなかなかその重要性とか緊急性が伝わらないこと。
    でも、予算の回す先が「虫嫌いおばさん特別対策室」か「凄腕呪使い夫婦喧嘩特別対策室発足準備会」っていうのはどうかと思いますね!(こういう小ネタも拾ってくださって大変うれしいです!)

    祠の修復の舞台裏に、こんなにも大変な作業があったとは……今私はこう思っているんですけど、多くの人が私と同じような感覚でしょうね。知りもしない人、多かったんだろうなあ。
    過労死寸前で飲んだくれるテイト、ちょっと見てみたい。テイトって酔ったらどうなるんだろう。呪とかぶっぱなさなきゃいいですけど!笑

    そして主任教官殿、テイトのときだけではなく、前科持ちでしたか。いやあ、困った人ですね! 悪い人ではないんでしょうけど、心が弱すぎる……
    テイトは何も悪くないですよね! 勝手に追い詰められているだけですからね! この深刻な人材不足を見かねて、いつか戻ってきてくれることを信じましょう。戻ってきてくれるかな……笑

    今回も大変楽しく拝読しました! いやもう本当に、全部が面白いです。サクットさんは本当にきめ細やかに設定を作られる。読んでいて私が本当に勉強になります! 丁寧に書いてくださって、本当にありがとうございます!

    作者からの返信

    いつもお読み頂きありがとうございます!

    まず、この話だけで文字数が11000字超えてしまって、一区切り大変長くなってしまい申し訳なかったです。
    ここまで長くはしなくなかったのですが、一区切りつかず、途中で切る場所も思い当たらず……。
    この半分ぐらいで切るべきでした。これは反省点ですね。

    Ifさんの番外編で呪部門研究室という単語を見て、是非略称を「呪研(しゅけん)」にしたかったんです!
    ああ、呪部門研究室だったらこれはもう「呪研」だと。字面的にも響き的にもいいなあと。

    この話だけで呪研の面々を怒涛の如く出してしまったのですが……。
    みんなそれぞれ仕事ができる感じに書こうと思いました。それに比べて本当に西のサードやカゼッタ、苦労してそうですよねw
    ネリドルのことも労って頂けるとは! どっちかというと苦労かける側だと思いますが。笑
    りはーつは、ネームドキャラに関しては割と善人と悪人がはっきりと分かれている傾向があるので、ネリドルは薬にも毒にもならないような、はたまた薬にもなるし毒にもなるような、どっちかにぶれ過ぎないようにと思っています。
    あくまで「まあ悪い奴じゃないんだろうけど……。割と良い奴だと思ったらそんなことなかった」って感じられるぐらいのレベルに。いい奴になり過ぎず、でも決して中央のやり口に心から協賛しているわけではないという。
    あとは根底に「秩序を、体制を破壊することで何が得られるというのか」という、親中央派として、この時代の西ラフェンティアルン大陸に生きている平凡な人間が世に対して思う、凡庸な想像力を逸脱しないように注意しています。

    フェブラーリとシャニアリィはテイトの助手という形で、男の方は仰る通りザ・研究員という感じ、女の方はローブにとんがり帽子というこれまた如何にもな描写になっています。
    特に、シャニアリィはローブにとんがり帽子なら魔女っ娘だ!って具合に、とにかくホウキを持たせたいと思い、初登場シーン男子寮を掃除しているシーンにしました。
    男子寮、絶対汚いですよね。 笑
    掃除担当の番外編とかも面白そうです! メインキャラの普段の生活が垣間見れそう!

    マカジルに関しては、ホント由来が単純というかド直球ですみません。マジカルって空目しますよねw
    Ifさんのブログで、暮らしについて書かれているところもあったので、呪がラフェンティアルン大陸の人々の生活に根ざしている感じを出したかったっていうのがあります。
    ブログで「野菜とかは緑の呪の使い手がいれば、楽に育てられます。土の呪もあれば完璧です。地方では地道に作ってますが。」とあったので、戦い以外で呪が暮らしに役に立っている部分も出したいと思ったのです。
    そこでマカジルというキャラを思いつきました。農耕呪学界の大御所先生で、今でも学会で大きな影響力を持っているイメージです。現在の農耕呪学界で活躍している呪学者の中にもお弟子さんが大勢いるような。
    生活呪の道を進む者であれば知らない人はいないレベルの有名人です。気難しい偏屈な爺さんって感じですが、非常勤講師として呪研に戻ってきた際、主任代理のテイトが過労死レベルの状況だったのを見かねて、かつて長年主任をやってきた経験者として色々アドバイスしてくれたって感じですね。学界のしきたりとかも色々教えてくれて。
    非常勤で10日の内2~3日ぐらいしか本来入らないはずなのに、なし崩し的にほぼフルタイムで入ってくれてる感じです。老骨に鞭打って。
    他に、40過ぎぐらいのカースと、テイトと同世代ぐらいのイノロンという教官、まあほぼモブですが老壮青ばらつかせて出した感じです。
    呪研全体の規模はぼかしたというか、曖昧にして書きました。とりあえずこの話の中では、研究室に来ていたのはこの面子だけということにして、普段外出したりで色々あって誰もいないことも多いみたいな感じにして、呪研総勢でどのぐらいの規模なのかは誤魔化しときましたw
    この前更新されていた番外編の「息抜き」にて、テイトとモブ研究員の小話が出たときは思わずニヤリとさせられました!
    ちなみにマカジル、北では今やレアな光呪使いという裏設定持ってます。呪一筋50年以上という超ベテランなので、中央と北の関係が悪化する前の時代の人なんですよね。だから、まだ北の人間が中央本部の大神殿の統べる者と契約がしやすかった時代ということで。

    おお! 祠防衛リタイア組がメインになるってマジですか!
    もしかして、長らく設定上での存在だった、ハリアルやセトもお世話になったという前副長も出てきますかね?
    この人、ワグレ消滅事件のときにも関わってるんでしたっけ?

    テイトも絶対忙しいですよね!
    実戦部隊と研究室の二足の草鞋ですから! これはもうメインキャラの宿命と言っていいかもしれません 笑
    テイトが本棚の掃除をし始めるところは、丁寧でマメな印象があったのでこんな感じにさせて頂きました。
    あと紅茶のテイトブレンドというのも、研究室の中に生活感を出したかったのと、呪に関してもかなり凝り性なイメージがあったので、紅茶にもこだわりを持っているようにしました!
    実家が豪商で色々な産地の茶葉を商品として扱っている中で、いろんな種類の紅茶を飲む機会に恵まれていた、と脳内で妄想しました。

    祠の設定に関しては、好き勝手に書かせてもらってほんとごめんなさい……。
    ホントIfさんの仰る通り「祠の修復の舞台裏に、こんなにも大変な作業があったとは」っていう感じを書きたかったんです。プロ○ェクトX的に。笑
    本編の「何故」の回での、テイトが祠の紋章に呪力を通わせて制御機能を修復しているシーンから着想を得ました。
    何でもないようにやっているけど、元々ここの紋章には外部からの呪干渉を防ぐためのセキュリティがかけられていて、テイトがそのセキュリティを解除する方法を発見していたと。
    呪研としてのテイトの活躍を書きたくてこのエピソードを挟みました。文字数が凄く多くなってしまいましたが。
    まあテイトの助手ブラックですよね。絶対ブラックに違いないと思います! なんたってテイトの助手ですから! とりあえず二人出してみましたけど、実際テイトの助手なんてやりたがる人いるのかなぁ……笑

    主計部とのやり取りは、あくまでもテイトは軍属の研究者なので、軍の目的に適った研究を仕事としてやっている、という側面も表現したくて出しました。
    フリーではないから、何でも自由に研究できるわけではないぞと。だから基本、組織が予算を出す、組織が価値を見出す研究しかできないという。
    逆に、やりたい研究があれば、予算を取り付けるためにその研究の必要性を上に分からせるというのも、研究室主任としての大事な仕事だと思うんですよね。
    ただ研究だけしていればいいわけじゃない。研究室の主任となると、本当に普通の会社の管理職と同じような、部下を評価したり、余所にプレゼンをしたりと、研究以外の能力が要求される。
    虫嫌いおばさんや凄腕の呪使いの夫婦とか、ホントこういう小話を拾いたくなっちゃう癖があり……。こんなことばっかしてるから文字数増えちゃうんだよなぁ……。

    あっ、病欠の主任教官さんについては、ブログでもちゃんと情報ありましたよ!
    「取材」としてブログの情報を確認させて頂いたら、テイトの入隊までの流れが書いてあった記事に、「来たばかりのテイトと腕試しをして負けてしまった」「もうお爺さんだった」「お金さえもらえればいいや、的な姿勢の人」「テイトが白軍に慣れてきたころに引退」という情報がありましたので、それプラス、この前回答して頂いた情報も盛り込んだした感じにしました。お爺さんという設定から、マカジルと同世代で、過去にも同じようなことやらかした前科がある、メンタル折れやすく逃げ癖がある人ということにしました。
    多分、テイトとマカジルがいなくなればすぐにでも病気が治って復帰すると思います!笑

    本当に、りはーつという素晴らしい原作あっての事です!
    乗っからせて頂いて、作者様とこうして語ることもできて、本当に感謝しています!

    編集済
  • 第7話 本への応援コメント

    ラーバイルさん、典型的な中央司令官で少し笑ってしまいました。
    それにしても、軍楽隊って楽しそうですね! いや軍に所属している以上はかなり厳しく練習しているんでしょうけど、この間街で自衛隊の音楽隊の演奏を聞いたんですよ。めっちゃくちゃにハイレベルで感心しちゃいました。ここでの彼らも、きっと頑張っているんだろうな……なんて思ったりして。

    しかし、貴重な本も含めて全部持っていかれるなんて、テイトとしては憤死レベルの話です! ハリアルもどうしようもなかったことかとは思いますが、テイトにはものすごーく辛いでしょうね……
    ですが、そこは流石北の人間たち、ちゃんと複製をしているのはお見事でした! 全てを、という面では間に合ってはいなかったようですが、でもできる限りの努力はしていたことが少しは報われたのかなと思います。そしてリスト化もすばらしいです。テイトがいなくてもここまでの配慮ができるの、本当に優秀な人達が集まってるなあと思いました。ちょっと中央や西に同情します。これだけの層の厚さ、というか質の高さはないだろうからなあ……

    大聖者の呪の研究のところにも触れていただけて、感無量です……そうでしょうね、知識の収集のために本はありったけ集めるでしょう。そして万が一のためにカモフラージュだってすると思います。
    間に合わないものは白都までもってこい、もめちゃくちゃすぎて笑っちゃいました。期限はもっと笑いました。テイトの反応にもさらに笑ってしまって。
    ここって本人たちからしたら全然笑えないことなんですけど、だからこそ面白いというか……テイトごめん……中央めちゃくちゃすぎてこれ、放っておいてもいつか反乱くらいは起こったのでは? なんて。笑

    ジュライ、可哀そうに……どうか身体に気を付けて……
    その後の怖いテイトを引き留める役目も被らないといけなくなった点も含めて、めちゃくちゃ同情します。大変だ……

    テイト、流石の圧でした。なんでこの人こんなに怖いんでしょうね? 怒らせちゃいけないって、書き手の私まで思います。
    流れの中で、セトの半殺し事件にも触れてくださって嬉しいです! ブログを含め隅々まで読んでくださっているからこそのネタが散見されて、読んでいて本当に嬉しいんですよ。書き手としては堪りません。
    先に手を出させようとする分、テイトの方が年長者らしい落ち着きがありますね。しかし案外ラーバイルが利口で……と思ったら、結構普通にテイトを恐れていそうな点もあって。いやそりゃそうですよね。私だってテイトには仕掛けたくないです。絶対嫌です。

    キリスとレナのことをね……出してくださったのも嬉しいですし、私はここでラーバイルを見直しました。ちゃんと部下は大事にしてるんですね。テイトからしたら「はぁ?」でしょうけど、割といいやつなのかもしれません。私はちょろいだろうか……

    ラーバイルたち、大聖者が求めている呪に夢やロマンを持ってしまっているのが、なんだろう、哀れというか、物悲しいです。
    やっぱり大体の場合において、大聖者はじめトップが悪いだけなんですよね。周りの人間は、そう育てられてしまっているだけで、根っこはそんなに悪くないんですけど……
    疑わないことが罪だと言えばそうなのかもしれませんけど、なかなか先入観とか大きな流れに立ち向かうのって難しいことでしょうしね。

    テイト、捨て鉢になれなかったことを自嘲してますけど、本来それが正しいんですけどね。セトって最後は自分が責任取ればそれでいい、って思って自分にまつわることは思考投げちゃうところがあるので。いつでも「最悪自刃すればいい」なんて思ってる人間と、同じようにあろうとしてはいけない……
    ここの、『考え浅く、細かく疑問に思わず生きていけたら』って部分、胸を打たれました。いや、そうなんですよ。気づかない人間の方が幸せなんです。気づいてしまうと苦労が多いし恐怖だってある。無知は幸福だと、私も思います。
    『他者の研究や知識取得の機会、知の蓄積を意味もなく奪い取って行う独りよがりの研究など、知りたくもない』、ここもテイトらしくて最高です。私テイト視点をほとんど書けていないので、彼の掘り下げってそんなにできていないんですけど、どこもものすごくテイトらしくて本当にしっくりきました。すごい。
    本編で不足している部分まで補ってくださっているような感じがして、感動ものです。本当にこんなに素敵な創作をしてくださって、ありがとうございます!

    作者からの返信

    いつもお読み頂きありがとうございます!

    テイトが普段多くの本に触れていることが小話などでも分かるので書いた話でした。
    全然ダーク・ファングが絡まない、かなり脱線した話をねじ込んでしまいました。次の話もそんな感じですが。

    ラーバイル下級司令官、本当に、このりはーつでの中央のイメージを凝縮させた、本当に典型的なキャラをイメージして書きました。
    よくエルティに来ては無理難題を言ってくる、上に弱く下に強い嫌な奴。下級司令官っていう、中央では大した地位でもないくせに支部にやってきては威張っているという、笑っちゃうくらいコテコテのステレオタイプ。こういうベタなの大好きです。本当にいい具合に小物っぽく仕上がり、弱そうで(戦闘シーンありませんでしたが絶対弱いです。このキャラ造形で強かったら嫌です)、書いてて凄く楽しかったです。こういう面白小悪党キャラ大好きなんで。
    「多分しょっちゅう北に来ては威張ってんだろうなー」ってのが透けて見えるように。

    白軍学校にも武官コースと文官コースがあるので、文官(非戦闘系の兵科)の存在も描写できたらと思って学芸部という部署を考えました。主に学問・芸術関係を担当している、現実の日本でいうと文部科学省辺りに相当しそうな。地方の大きな町にある公営の学校や、エルティの白軍学校の運営とかも担当している想定です。
    北支部は文武両道というか、武官・文官両方いける人が多いという話だったと思いますが、エルティ白軍学校の文官コースを卒業した者の主な配属先の一つとして学芸部を想定しました。
    で、テイトと本にまつわる話を書くにあたって、支部の蔵書室の司書とか、あと芸術系として音楽を担う兵科としての軍楽隊も学芸部の中にあるだろうなと。
    本を運ぶ応援役として本当にただ出しただけとういう感じで、楽器を持たせなくて可哀想でしたが、普段軍の式典などで活躍してるはずですね。
    Ifさんが自衛隊の音楽隊の演奏を街で聞いたと仰っていましたが、この軍楽隊もエルティの市民に演奏を披露することもあるでしょうね。市民に親しみを持ってもらうというか、市民と軍の距離を縮める大事な役割を担っていると思います。
    演奏のレベルも高くて、軍楽隊のコンサートを楽しみにしているエルティ市民もいることでしょう。
    他にも、非戦闘系で言えば、例えば軍医とか、ユウラが栄養学に詳しいことも絡めて調理兵とかも出せたらと思ってるんですよね。
    前者はユウラの出身地であるトレアで疫病が出たところで、病を治せない、癒し手は決して万能の存在ではない『癒し手の限界』みたいなところを出したいし、後者はユウラが栄養学に明るい設定を出すところで、是非やりたいんですよね。ユウラの二次創作なので。

    二次創作に当たって、メインキャラの、メインキャラ以外の普段の人間関係、仕事関係とかも書きたかったので、ユウラのセト隊の中での女性兵の部下も書いたし、テイトも支部の蔵書室にはよく行くだろうから、そこの司書とも顔なじみなんじゃないかと、想像を巡らしてジュライを出しました。
    やっぱり、テイトにとって本を持っていかれるって憤死レベルでしたかw
    これでどれだけテイトが怒るのか、手探りでの挑戦となりましたが、テイトの怒りの表現とか、圧のかけかたとか、かなり小話を参考にしました。憤死レベルだったらもっと怒らせてもよかったかな?
    呪の名前を覚えきれなかったランテに「それで、結局ここまでしか覚えられなかったってこと?」「覚えられたのか、覚えられなかったのか、どっち?」って質問で詰めてくるところとか。笑

    学芸部が失われる本を司書総動員で必死のリスト化してくれてるの、ファインプレーだと思います。
    当初はジュライに「我々は書に命を懸けています」って言わせようと思ってたんですが、普通の会話でそんなこと言うか?ってあまりにクサ過ぎて日常会話感がなくなってしまうのと、あくまで『脇』に過ぎないキャラにそこまで尖った台詞言わすと悪目立ちしそうな感じがしたので「知の蓄積の流出はドラット部長も断腸の思いです」ぐらいの抑えた台詞に変えたんです。
    で、口先だけで「書に命を懸けています」なんて言わすんじゃなく、こうなる前から、普段より一冊しかない本のバックアップに励んでしっかり危機管理していたり、当日本を持っていくと言われたその日の内に、本が持ち去られる横でリスト化をするとか、やれることを全力でやる機転とか、行動で書に命を懸けている感を出せたらと。
    そのおかげでテイトにとっても不幸中の幸いだったと言えます。Ifさんに、北の文官系の優秀さも感じて頂けたのなら幸いでした。

    中央は他の支部にも同時に本の回収に行ってます。
    北、西、南には下級司令官の部隊を向かわせ、東は抵抗が予想されたから中級司令官レベルを向かわせています。
    にも関わらず、東はオルジェ自らが一喝して門前払いしたので被害はなしです。やっぱり東は流石です。
    ハリアルは東のように普段一番貧乏籤を引いているからこその『激戦区の戦線維持』という強力な外交カードを切れないことと、今回は大聖者の名前を出してきているということもあり、断り切れませんでした。
    北と同じように南も本を持っていかれましたが、北のように咄嗟の対応が取れなかったので、ダメージは一緒でも、その後の回復速度に差が出ると思います。
    北のように当日いきなり「呪の本7割持っていくんでヨロシク」と言われて、すぐさま「もう持っていかれるのはしょうがないから、牛歩戦術で時間稼ぎしながら、その脇で一冊しかないものを割り出して少しでも傷を浅くしよう」と迅速に動けなかったんですよね。
    そこは学芸部長であるドラットの迅速な采配と、司書達の高い記述力が光ったんだと思います。
    あとドラットが蔵書室で対応を指示したら、すぐさま他部署に応援を頼んで、図書館に先回りして対策取りに走ったところとかも。咄嗟の状況での判断スピード、被害を受け容れたらすぐさまリカバリー体制の構築の方に舵を切れたところで、南支部との差が出たかな……って想定です。
    西は南以上に従順で、大人しく本を渡したのですが、そもそも他の支部と比べてあまり価値のある本を保有していなかったことと、西は中央から「大聖者様が用済みになった本は中央の蔵書室に送られるだろうから、ちょっと不便になるがこっちに取りに来てもいいし、必要に応じて融通してやるよ」と言ってもらえて、そこまでの被害ではなかったです。
    ここは親中央を貫いている西が多少優遇してもらっている感じですね。だから相対的に痛手が大きかったのは南でしょうね。

    テイトとジュライのやりとり、笑って頂いて光栄ですw
    過去の洗礼未遂事件とか、あれは完全に越えちゃいけない一線越えてるというか、ガチ過ぎてギャグを挟める余地がないので、「本を持っていく」という人が傷つかない横暴さにしました。ギリ一線を超えてない、笑いにできるレベルの。
    それで本を借りている人間から回収してルテルに急ぎ持っていくという滅茶苦茶っぷりが笑えるんじゃないかと。
    傍から見てると滅茶苦茶過ぎて笑っちゃいますよね。当人達からすると笑えませんが。
    まあ、実際には街道といえど黒獣に襲われることもあるだろうから、非戦闘員のジュライ一人では行かないでしょうね。実際護衛はついて、本も分けて持つはずです。
    それでもきついでしょうが。休暇返上でご苦労様ですねw

    ラーバイルは洗礼未遂事件のときの「なんだ? ふっふふ、私が気に入らないのなら斬ったらいいだろう。私には中央本部と白女神の加護があるからな、手を出せんか。そうだろうな。おい、早く兵を連れて行け。こんなゴミ以下の連中」と口走った下級司令官より、少しは分別ある奴として書きました。
    「勝てないケンカは絶対しない」という、小物としてある意味潔い美学を持っているので、仮にあの洗礼未遂事件の下級司令官がラーバイルだったら、町を出たところでセト隊に包囲された時点でセトの怒りを感じ取って「そ、そんな怖い顔すんなって副長さんよぉ。せっかくのイケメンが台無しだぜ。わ、分かった、分かったって。今は大人しく諦める。まあ、そんな怒んなって! いやさあ、上から北の兵をさらって洗礼を受けさせろって言われてたんだが、実は俺も、正直今回ばかりはやり過ぎじゃねえかって思ってたんだよ。こちらとしても北と事を構えるのは本意じゃねえから、今回はちょっとやめとくわ。平和的に行こうぜ。な?」
    って言ってすぐさま北の兵を解放したと思います。ラーバイルは基本的に「極力楽に仕事を済ませたい。無用な問題起こしたくない」ってタイプなので。
    テイトに対して「普通に怖いに決まってんでしょ」も本音ですね。こういうところ、よくも悪くもプライドがない奴なんだと思います。
    嫌な奴には違いないけど洗礼未遂事件の下級司令官みたいに「ゴミ以下の連中」とか「癒しの呪だけでのし上がったクズ」とか、人の尊厳を踏みにじるような、一線越えた愚弄はしないんですよね。
    ジュライに「おいそこの眼鏡!」とかテイトを指差してこいつ呼ばわりしたりと、感じ悪い態度だけど、そこ止まりっていう。
    だから、またそのうちエルティにやってきて、別の無理難題をふかっけてくるんでしょうね。

    キリスとレナも出したかったんですよね。せっかくなので。
    本編を全て読んでいる人が読むこと前提で書いているので、ネタバレの楽しさというか。今後の展開を知っている上で、俯瞰して楽しめるというか、そんな感じで書きました。
    おかげでラーバイルが中途半端に人間味ある奴になっちゃいましたが。それはそれで味が出てよかったと思います。
    もちろんテイトにしてみれば「ハァ!?」みたいな感じですよねw
    北支部は中央に逆らう反乱分子として気に入らないんだけど、自分の部下は大切にしているんでしょうね。キリスを見送るシーンが無駄に爽やかな雰囲気出してたり、この後ラーバイル隊の連中が和気あいあいと雑談していたりで、普段から仲がいいチームなんだと思います。
    中央で洗礼を受けて感情を失った兵を多く見ているから、それを辛うじて免れている自分の部下達は大切にしたいとか、彼なりに思うところがあるのかもしれません。ラーバイル、大聖者は物凄い人と畏敬の念を抱いていますが、白女神とか黒女神とか命の神とか、内心その類は一切信じていないと思います。

    その分、大聖者の研究している呪に関してワクワクしているのを見ると、なんかもの悲しさが出ちゃいますよね。
    これもある意味、スピンオフで舞台裏が覗ける「ネタバレの楽しさ」の一つだと思います。ベイデルの超越の呪のことを知らない人が読んでもそういうシーンには見えないはずなんですよね。
    展開を知っている人が読んでいること前提で、大聖者の野望の伏線が見え隠れしていたり、あとはテイトが大聖者の研究に興味ないと言ってるけど、実はそう遠くない未来自分がこの呪を研究することになるとは知る由もなかった……みたいな。
    ジュライが何気なく言った「違う世界に生きる」という言葉が、大聖者の真の目的に迫っていたりと、そんな、フラグを散りばめたというか。

    細かいことを考えずに生きていければっていうのもそうですね。
    無知が幸福をもたらすこともあれば、無知のおかげでカルデみたいに不幸をもたらすこともあり。一長一短ですよね。
    テイトがセトほどキレることができなかったのも、やっぱり年長者としてセトのブレーキ役になっている部分もあるし、テイトらしさを感じて頂けたのであれば光栄です。
    ただ、言葉使いが丁寧なテイトに「クソ」なんて汚い言葉を二度も言わせてしまったのは申し訳ないです。
    ギャクシーンのつもりで書いていたこともあったので、ちょっとキャラを崩してしまいました。

    いつも丁寧な感想を頂き、本当にありがとうございます。
    こちらも楽しく書かせてもらっています!

    編集済
  • 第6話 副長候補への応援コメント

    今話も楽しく読ませていただきました!

    ユウラ、実戦部隊では副隊長やってますし、支部でも副長副官なんですけど、能力的には十分隊長をやれますし、副長だってできると思うんですよね。本人がそれほど強くそれ以上の地位を望んでいないということ、それとセトも彼女をこれ以上深みに入らせるのをよしとしないので、今のポジションに収まってはいますが……だから今回の作戦、白羽の矢が立つのも頷けます。

    アージェかユウラなのは間違いないんですけど、アージェはなんだかんだ元は中央の人間だというのを気にしていますし、やっぱり副長のポストにそれほど興味もないんですよね。書類仕事嫌いですし。笑 今のまま実戦部隊長で、外での仕事をメインでやっていきたいんだと思います。やっぱユウラだよな、となりますね……

    秘術のことに詳しく触れていただけたの、ありがたかったです! ユウラの外伝も書き進めたらいずれ到達するところではあるんですが、いかんせんまだまだ先は長く……
    苦痛の重さのところを、特に丁寧に描いていただけたのはありがたかったです。そうなんですよ、本当に辛いもので。
    後から大変丁寧に断ってくださっていますが、今回の件は私の想像と何ら齟齬がなかったので、正史にしていただいて問題ありません!
    今日自作の他の方の返信に書いたんですけど、ユウラも結構波乱万丈な来歴なんですよね。もっと精神的に不安定でもおかしくないのに、ユウラって精神面はかなり安定しています。
    その理由って、このベレリラ家の秘術伝承の際の苦痛に耐えたから、というのもあるような気がするんですよね。あれを乗り越えられたんだから、と思うと自信になるというか……まだやれるって踏ん張れる理由にはなりそうです。

    ユウラは、フィレネに本当に感謝していると思いますし、何なら少しは東で、と思うところもあったと思うんですよ。結局は北を選びましたけど、結構悩んだんじゃないかなと思います。

    余談ですが、セトは本気でユウラを止めるつもりだったので、ハリアルにユウラを落としてくれないかって直談判までしています。もちろんハリアルはNOだったし、この件についてセトを諭しましたけど、これがユウラにバレたらまた怒られそうなネタが増えちゃいますね!笑

    セトとユウラでユウラの方が指揮能力が秀でている理由が、ものすごく丁寧に書かれていて、ちょっと嬉しくなっちゃいました。大体ファストの言う通りです。
    20%で死者0になるけど、80%で大量の死者が出る、という局面を迎えたとき、ユウラは別の道(たとえば数人の死者が出ようとも、大きな被害を避ける道)を模索するんですよね。将としてはこちらが正しい。
    セトは自分が無茶をすることで20%を通そうとします。それで失敗しないから生き長らえられたんですけど、多分何度かは薄氷を踏むこともあったでしょう。死者が一人で済んだとしても、それが将だったなら損失が大きすぎる。ダメなんですけどね……そういう点で、きちんと自分も守れるユウラの方が優秀です。

    ユウラが堂々と内部資料を見ちゃっているの、笑っちゃいました。とってもやりそう。

    実戦部隊を三隊構成にするの、良さそうな案ですね! セト隊もアージェ隊も、結構な頻度で遠出しているので、もう一部隊あると助かるだろうな。
    セト隊のユウラの穴がかなり大きいんですけど、黒獣相手ならまあ何とかなりそうではあります。セト隊、後でファストにも言われていますが基本戦力過剰なので。笑 そもそも北支部で指折りの呪の能力を持つセトとテイトが同じ隊なの、大分よくないんですよね本当は。もし三隊編成になったら、テイトはユウラ隊かなあ……

    それぞれの部隊に要求される、『数』『個』『専門性』の話は、私の方が「なるほど」と思いながら読みました。いや、面白い……ファストさん、仰る通りです。
    セトって結構無理利くタイプなんですけど、それでも倒れちゃうって相当しわ寄せくらってるんでしょうね。ユウラが優秀なサポートをしてなおそれですから、本当に忙しいんでしょう。

    勲章の件でのハリアルの一声、かっこよかったです。ある程度厳しくないと組織って回らないですよね。ちゃんと人事部長に責任取らせようとしてる。ユウラ、勲章もらえるんでしょうか。ぜひもらってほしいですが!

    『ユウラはどこからか耳に入ってきた雑音を』のくだり、めちゃくちゃ笑っちゃいました。やりそう。何なら冷たい一瞥くらいくれてやりそうです。

    組織体制のこととか、やっぱりサクットさん本当に体系的に考えていらっしゃって、とても良い刺激を受けています。
    こんなに素敵な創作をしてくださって、本当にありがとうございます!

    作者からの返信

    お読み頂きありがとうございます!

    ユウラ副長案、なんてものが出てきてしまったのですが、まぁこの二次創作だけの話ですね(笑)。
    やはり自分としてもユウラはセトの副官として、彼を側で支えているのが彼女らしいと思うんですよね。
    今以上のポジションを望んでいないというのもその通りだと思いますし。
    これ、ハリアルがユウラを西に送るの、彼女を副長として推したいから、何か作戦を指揮する実績を作らせたい、みたいな意図がありますよねw

    アージェは実戦部隊隊長として、外の任務に専念している今のスタイルの方が、彼のポテンシャルを活かせてそうですよね。
    変に書類仕事やらすより、飛び回ってもらっている方がセトの負担を減らせそうでいいと思います。
    本編で、セト、ユウラ、テイトがランテと共にワグレに向かって、ずっと支部に戻らなくなってからは、アージェはマジで支部の重要戦力になっていると思うんですよね。

    秘術に関しての描写の件、温かい目で見て頂きまして、本当にありがとうございます。
    正史だなんて……そんな恐れ多い……っ! あくまでファンアートの二次創作なので! でも作者様からそんな勿体ないお言葉をかけて頂き本当に、ファン冥利に尽きます。

    この秘術に臨むときのユウラの気持ちを考えると、なかなかキツイですよね。「これから味わう痛みへの恐怖で自分の鼓膜が破れそうなくらいに心音が高鳴る」とか「震える唇で秘術を受ける決断を口にした」とか表現しましたが、これから廃人になりかねない拷問みたいな痛みを受けることを分かってて、自分の口から秘術をかけるよう言うって、このときのユウラの葛藤と恐怖を思うと……。
    肉体的な痛みもそうですが、秘術を受けるまでの、その精神的な辛さもなかなかエグいですよね……。
    もし痛みに耐えきれず精神が崩壊してしまったら、妹も救えないばかりか、自身も破滅なので本末転倒ですし。うわ書いててきっつい! ホントよく踏み出せたなぁ……。ユウラ強い。そしてフィレネも。
    本当によく心を保ったまま秘術をモノにして帰ってきてくれました……。
    だから、その痛みを耐え切った経験が、ユウラの強さ、自信に繋がっているっていうの、ホントよく分かります。

    Ifさんのブログでの「中央プレゼンツ~人の心の壊し方~」の記事で、ユウラに関するところ、ランテは作中でメンタル最強だから除外するとして、他3人の中では一番ユウラが踏ん張れるっていうの。
    妹とセトを天秤にかける精神攻撃以外は「それ以外のことは何でも耐えると思います、彼女。何をされても。」っていう箇所、やっぱり秘術の痛みを耐え抜いたことを裏打ちさせる一文だと思いました。
    楽の章の「自負」の回のフィレネの語りでは、同じ秘術を、ベレリラ家の家紋をその身に刻んだ者同士の、ちょっと歪な絆も見えてきますね。
    フィレネは自分が耐え切った危険な秘術をユウラに提示し、彼女は自分の意思で術を受ける決意をしたわけですけど。同じ苦しみを味わって戦う力を得た者同士にしか理解し合えない、少々闇が深いけど固い絆というものが。

    セトがハリアルにユウラを落とすよう直談判したって、セトはユウラを思ってのことだし秘術のことも知らないわけですが、秘術を受けて戦うための肉体を得た者に対して戦いの場を奪うって凄く残酷な話……。
    最新話ではシュアが誓っていましたが、ああしてこられるとモナーダも断れないですもんね。誓って人であることも辞めてしまったから、もう後戻りできない。誓う者になって、退路を断って臨んできたシュアに対して「戦いには参加しちゃ駄目です」なんて最早言えるわけないです。
    それと同じでユウラも戦いに身を置かないと、力を得たことが無意味になってしまうし、あの痛みに耐え切ったことも無意味になってしまう。仮に北で戦うことができなかったら、ユウラは東に戻ってフィレネと共に戦うだろうし。
    どのみち戦いから遠ざけるのはもう無理ゲーなんですよね。
    でもこの頃のセトも、激戦区を見てきたばかりでユウラを戦場に行かせるわけにはいかないという思いがあったんですよね。そしてセトはユウラが秘術を身体に施したことを知らないという。なかなか難しい……。
    Ifさんによって綴られるユウラとフィレネの半年間が楽しみです!

    セトは可能性低くても自分以外の全員が助かる道を選ぶんですよね。
    そこら辺の判断基準がヒーロータイプと言うか。軍人タイプではありませんよね。
    ユウラは冷静で堅実な選択ができるところがセトの副官としては相性いいのだと思います。セトに足りない部分を補えて。
    この若さでこれだけ優秀なのだから、10年後の27~8歳ぐらいのユウラとか見てみたいですね。
    セトと共に、新組織を指導する立場にいてほしい。

    ユウラが内部資料普通に覗いちゃうの、どうでしょかね? やりそうでしょうかw

    実戦部隊を三隊にするとか、ユウラを副長にするとか、色々な案が出ていますが、最後は原作に帰結する形になるので、結局全部お蔵入りになるんですけどねw
    この二次創作のラストでは、ユウラの口からハリアルに「自分はあくまでもセトの副官としてセトを支えたい」というようなことを言わせたいです。
    セト隊、セト、ユウラ、テイト、イッチェ、過去にはデリヤも、かなり優秀な人材を集中させてますが、少なくともセトとパーティー組んで戦える強さじゃないと駄目ってことだと思うんですよね。
    戦闘で連係取るにもある程度実力が近くないと、セトのポテンシャルを活かせないだろうし、仲間が足引っ張るようじゃしょうがないので。
    あとIfさんが「名もなき兵の独白」でのコメント返しで仰っていた、ユウラとテイトはほぼセトが連れてきたようなものでその流れで……っていうのと、ハリアルが将来を担う人材同士で関係性を築かせたかったってのもあるでしょうし。
    「名もなき兵の独白」で実戦部隊は兵士にとって憧れの精鋭部隊であることが分かるので、他の兵も弱くはないはずなんですけどね。
    Ifさんのブログで、セト隊もアージェ隊もそれぞれ50人ぐらいの規模の隊だって書いてあったので、ユウラがウォールリバー向かう前にセト隊の全体ミーティングとか書いてみたいんですよね。また加筆シーンが増えちゃって話が進まないんですが。

    ただ、人事部長のファストとしては、『個』の力に頼らない、属人的ではない軍を組織しなければ、人事部としては敗北だと思ってるんですよね。
    ファストみたいな変なキャラ、西支部向きかと思ったんですが、北でもこういう人を出しちゃいました。まあこのキャラじゃユウラから辛辣に見られますよねw

    ハリアルが他のおっさんの幹部を引き締めるシーンとかも書きたかったんですよね。支部長として。
    やっぱ軍なので、友達関係じゃないし、支部長として締めるところは締めるというか。
    前回の話で、メイが各地を採用活動で回ったのに、帰ってきたら「お前らはただ旅行して遊んでただけでござるか!」って厳しく怒られてるんですよね。
    ハリアルも、下に厳しくする奴にはその分自分も厳しく当たるというか。ファストみたいに人の上に立つ者が、他人に厳しく自分に甘いのは許さないみたいな。そんな感じで書きました。
    勲章ですが、ユウラは全然興味ないと思うんですが、しっかり背筋伸ばして勲章をもらうシーンとか書きたいです。

    いつも素晴らしいコメントを綴って下さり、本当にありがとうございます!

  • 第5話 女子寮道場への応援コメント

    このお話、新しい話ですよね! 大変楽しく拝読しました。
    レヴィアンビューナ、という名前がすごく気に入っています。貴族らしい高貴なお名前……響きも素敵で。
    彼女、後に強者に数えられていましたけど、しっかり鍛錬も積んでいるんですね。かっこいい。
    背も高いとなると、モデルまでできそうですよね。この世界に芸能界みたいなのってほぼ存在していないでしょうから(旅芸人とかはいるでしょうけども)、生まれた時代が違えば、ですけども!
    しかし女子寮の道場なら、ユウラの相手になるような人ってそういないだろうなあ……大体指導者側になりそうです。

    マリナはテイトの指導を受けた呪使いでしょうか。彼女、あの厳しい指導乗り切れたかなあ……笑 呪のことになると目の色が変わるタイプの可能性はありますね!
    レヴィアンビューナの口調が、なんとなくユウラに影響を受けているような感じがして、なんだかにこにこしちゃいました。

    ワイングラスの柔軟、これとんでもないですね。すごいな……
    柔軟性以外に精神力も必要そうですよね。私なら柔軟性があって鍛錬を繰り返しても、数回で音を上げちゃいそう。
    最後までこぼさなかったユウラはさすがです。いや、かっこいいな……

    人事部のメイ、こちらもかなり好きなキャラになりました!
    採用チーム、めちゃくちゃ過酷ですね。断られてもめげないメンタル、急に襲撃されても返り討ちにできる&相手の能力を測れる技量……結構な能力が必要そう。

    ムキコさんがここでもでてきて嬉しかったです! これはその後、もしかしたらまた出会えますか!?
    ムキコって前も言ったかもですけど、門に立っていてもらうだけでも仕事ができそうですよね。笑
    威圧感で悪いことなんてできなくなりそう。
    ユウラがしっかり隊に回してもらえるよう根回しするのに笑ってしまいました。まあ、ユウラが見つけて来た人材ですからね! いただいておかないと!

    レヴィアンビューナの剣の特性は、デリヤを彷彿とさせます。貴族あるあるなんでしょうね。
    ユウラの副官名乗っちゃうの、レヴィアンビューナ可愛いんですけど、とんでもない負け方をしてしまって……これは矜持も傷ついたでしょうね。でも彼女なら、励みにして頑張れるんでしょうか?
    衆目の前で吐いちゃってなお勝負を諦めないその心意気は買いたいです。きっともっと強くなる……頑張って乗り越えて! と、なんだか応援したくなっちゃいました。

    ところでレヴィアンビューナってとてもユウラのこと慕ってそうですけど、ユウラのことどれくらい理解しているんだろう……妹のことは知っているんでしょうか? 秘術のこととかはどうだろう。気持ちをどこに向けてるかとかも知っているのかな。ちょっと気になっちゃいました。

    あ、ちなみに前のコメントのお返事にあった、ユウラの柔軟をセトが見たことあるかですけど、旅先でやる軽いものくらいしか見たことないんじゃないかなあ……ユウラは遠征中も、何なら野営でも欠かさずやっているでしょうけど、私室や女子寮道場でやってるようなのまでは、男子勢の目があるとしにくい、かも?
    トレーニング用コスチュームも男性陣は目のやり場に困りそうですね。笑 支部にいるときに急な呼び出しとかで、もしユウラがそのまま出てきたら、多分上着を渡されるか、着替えて来いって言われると思います。ユウラは人気があるので、仕事にならない人が増えちゃうと思うので。笑 ジムだとこういう格好している人普通にいるんですけど、まあ、基本線セトは過保護なので多分そうなります(これについては、相手が他の女子でもそうすると思います)。

    引き続き楽しく読ませていただいています! 自分の作った話がこうして他の方によって彩られて読めるの、最高に幸せな気持ちです。ありがとうございます!

    作者からの返信

    お読み頂きありがとうございます!

    レヴィアンビューナ、上級貴族の設定で、高貴な人っぽい名前にしたかったので、文字数を多くしました。
    ミゼリローザ、ルテルアーノ、ベイテルハルク、ラフェンティアルン、レイサムバードなど、この話に出てくる身分の高いキャラは長い名前が多いので、レヴィアンビューナ・ノースノーザルと名づけました。気に入ってもらえて嬉しいです。

    <レヴィアンビューナに関して>
    ・セト隊の中で、セト、ユウラ、テイト、イッチェに継ぐ実力者という位置付け
    ・Ifさんのブログの強さランクで言うと、C+。イッチェよりやや弱い。運とコンディションが味方すれば互角ぐらい
    ・山脈以北の、北支部統治地方の中でも最も寒い地方の、有力貴族・ノースノーザル家の出自で、地図で言えば北西(左上)の方の出身
    ・呪は水属性特化。他の属性は使えない。極寒地方の強い精霊と契約していて、一部の中級呪までは使いこなせる。
    ・純粋な剣だけの勝負ではメイに一発でやられましたが、呪も含めた総合力だとレヴィの方が上
    ・木剣での練習試合で10回手合わせすると、おそらくメイ相手に10戦全敗、呪もありの勝負だと7勝3敗か6勝4敗ぐらいで、何とかメイに勝ち越せる
    ・エルティの白軍学校の武官コースを極めて優秀な成績で卒業して、15歳で白軍入り
    ・歳はユウラより2個上。この話は本編半年前の736年で、ユウラは17歳だから、レヴィは19歳
    ・身長は181cmのハリアルより高い185cmで、161cmのユウラと並ぶと丁度頭一つ分ぐらいの身長差。プライベートではこの長身でも10㎝ぐらいのヒール履いたりする
    ・小顔で、胸大きく、腰がくびれてて、お尻が大きく、脚が超長い。パーフェクトボディの美人設定。現代だったらトップモデル間違いなしの顔と体型
    ・ノースノーザル家は昔から政略結婚を重視しており、政略結婚を有利にするため妻を娶るときは美女のみ、婿養子は美男しか選ばない。それで代々美男美女一族を維持してきた

    口調がユウラに影響受けてるっていうのはそうですね!
    ユウラの影響で「私は優秀だから」とか言ったりします。口調だけじゃなく、生き様も影響受けてますね。
    どこまで書けるか分かりませんが、732年、エルティ白軍学校を15歳で卒業して白軍に入隊しているので、731年入隊のセトより1年後、733年入隊のユウラの1年前に入っています。
    732年の白軍に入隊する直前、北地方の北方で流行した疫病で両親を失っています。死んだ父が地方領主で、レヴィの兄が後を継いでいるが、レヴィと違って武芸・学問・政治もヘッポコ。
    最初色々あって女子寮に来たユウラを自分の取り巻きと一緒に虐めてたけど、ユウラも疫病で両親を失っている境遇だったこと、戦いの中で助けられたこと、妹を助けるという意志の強さなど、ユウラの生き様に惚れ、慕うようになります。
    ユウラがセトの副官に出世することで、上下関係が逆転してしまいましたが、ユウラを上官として認めています。


    マリナはテイトの指導を一通りクリアしているイメージです。
    北支部の呪使いの中では上の方だと思います。
    出せるか分からないけど、どっかの辺境の下級貴族で、中級貴族の家来の家柄。故郷の村に出張講義に来たテイトの講義を受け、呪に興味を持ちました。
    テイトのことを「先生」と呼びますが、レヴィのキャラが強過ぎる煽りで今んとこほぼモブに毛が生えたようなもんだからなぁ……。出せるかなあ……。

    仰る通り、ユウラは女子寮の人達はもう相手にならないですよね(笑)。
    そんなつもりで、メイとレヴィの勝負も一段上から見ていて、ユウラの読み通りメイが勝つことで、ユウラの強キャラ感出しました。
    ルーナも槍の練習の相手にはするけど、どうも指導者側になってしまいますよね。
    セト隊に選抜されているから女性兵の槍使いの中ではかなり強い方なんでしょうが。
    でも北支部のレギュラーキャラやアージェ、リイザを除くと、女性兵士で槍使いでそれなりにユウラに合わせられるのがルーナぐらいしかいないっていう。
    でもルーナもレヴィのキャラが強過ぎる煽りで今んとこほぼモブに毛が生えたようなもんだからなぁ……。そこら辺出せるかなあ……。

    メイも本当はセト隊志望で、人事部のスカウトチームは希望通りの所属じゃなかったんですが、ファスト人事部長がメイを他の隊へはやりません。
    あいつ、人を見る目「だけ」はあるので、あまり目立って評価されてない『埋もれた有能人材』をしれっと自分の部内に囲っています。

    ワイングラスの柔軟、とんでもないですよねw
    ソニモ戦の「秘術」の回で、支部一の柔軟性と謳われているとの事で、ソニモにも称賛されているので、その気になればこのぐらいできるかと。
    あとは体幹というか、バランス感覚にも優れているんじゃないかと思い書きました。

    ムキコが北支部に正式に入って、門の警備するシーンとか是非書いてみたいですよね……。絶対「圧」が凄いでしょうから。
    ムキコは2メートル軽く超えてるので、ムキコをセト隊に入れて、ユウラを中心に両脇にムキコとレヴィを立たせるってシーンを書きたいですね。

    レヴィ、ムキコ、マリナ、ルーナ。
    きっと支部連合軍のルテル侵攻作戦でも頑張ってたし、ソニモ戦ではみんなカメラに映っていない所で、光の子達を相手に奮闘しているはず!

    レヴィはさっき書いた通り、ユウラが妹を探していることを知っていて、自分で道を切り開いていく強い生き方をリスペクトしている感じですね。
    妹探し、できることがあれば手伝いたいとかは言っていると思います。秘術のことは知りません。
    セトに当初想いを寄せていて、セトとユウラの出会いに嫉妬して、前述の虐めをしていたって感じなんですが、二人の絆を察して、今は身を引いており、リイザみたいにくっつけようとしているって感じです。

    セトがユウラの柔軟を見たことがあるかとか、トレーニング時の姿への反応など、ありがとうございます!
    ユウラは人前で露出多めの格好するようなタイプじゃないだろうから、基本女の園の女子寮限定ですよね。セクシー衣装担当はレヴィでいいんじゃないかと思ったり。

    ユウラと、セト隊の女性の部下達の関係とかも色々やりたいんですが、いい加減ウォールリバーに舞台移さないと……。
    ここはつい書きたくてほぼ完全新規の追加エピソードみたいになってしまいました。

    いつも丁寧なコメント本当にありがとうございます。
    本編の方では、東の戦いも決着がつきましたね。東の犠牲を厭わない徹なる戦いぶり、あっぱれでした。
    また本編の方もじっくり読ませて頂きます!

  • このクルトの実家のやり取り、本当に胸が痛いんですよね……お金にしか興味がない反応。本当に死んでしまっているからこそ、やり切れなくて……
    遺品を物色して財布だけ取り出す、っていうのも、ね。あまりに……どんな親子関係だったんでしょうか。

    怒りを抑えきれなくなったジュンを止めたユウラ、らしいと思います。多分怒ったところで、何かが変わるかって言うと変わらないんですよね。
    テイトも最後、あんなことを言われたのに大人な反応でした。
    クルトのお母さん、言ってることそのものは、もしかしたら一般市民が心の奥底で思っているかもしれなくて、だからこそ威力が高いんですよね。
    でも、それを白軍の皆にぶつけないでって、結局のところ私も当事者じゃないからそう言えちゃうんです。

    呪を一生懸命教えた相手が戦地に行って、そして死んでいく。テイトの心中も相当なものでしょう……
    でも、望んだことができる力を与えることは、間違ったことでもないと思うんですよ。
    一番悪いのは戦争をし始めたやつらなんですよね。いやもう本当に。
    ジュンって多分結構光属性の人間ですよね。クルトの母親に怒ったり、こういう場面で重い話を嫌がったりするの、すごくそれっぽいです。
    ユウラに足踏まれるのはご褒美ですよね?笑
    そのあとのユウラとテイトのジュン絡みの会話もよかったです。すごくしそう!

    物流部ってなんだかんだ力つきそうですよね。忙しそうですし。
    レクシスのジジイ、に笑っちゃいました。言うところで言ったら大変なことになりますね。ジュンって結構口がもとで大変なことになっていそう。
    結構好きなんですけど、ユウラをちょっと疲れさせたことについては有罪です!

    サンフ砦の背景もとても丁寧に練られていて、歴史の勉強をしているときの感動がありました。なるほど、だからか! というあれです。

    エルティに戻ってからのユウラのトレーニング、好きでした! お団子、似合うだろうなあ。
    ここでペンダントの加筆をしてくださったの、ものすごく嬉しいです。いやもう本当に、随所に原作愛を感じます。ありがたや、ありがたや……
    柔軟体操、いいですよね。私もユウラみたいな柔らかな身体を手に入れたい! でもユウラのストイックさがあるからこそ手に入れられるものです。
    柔軟をしっかりしていると、怪我もしにくくなる。身体を柔らかくしているのは、強くなりたいという思いの他にも、セトの負担を思いやってのことなのかも。
    リイザがやってくるのもいいですね! 基本ユウラとリイザは、書いてくださった通りリイザの方からやってくることが多いんですよ。
    ちゃんと柔軟中は邪魔をしないの、偉いですね。結構リイザは空気読むので、そうしてると思います!
    なんかなんでしょう、私女なんですけど、ユウラの柔軟の挙動一つ一つにちょっとどきっとしちゃいました。ユウラ足が長くてきれいだから、柔軟体操も映えるだろうなあ……
    普段かっこいいユウラですけど、セトとのことつつかれると可愛くなるところが好きだったりします。しっかり入れてくださって嬉しかったです。
    この話はおしまい、って言わなきゃリイザしつこいでしょうからね。笑

    ただたぶん、リイザだけが割と深いところまで……本質的なところまで直感的に理解したうえで、ユウラはもっと押した方がいいって本気で思ってこう言ってると思うんですよ。
    実際、ユウラが思いっきり押してたらもっと早い段階でもどうにかなっていたかもしれません、あの二人。

    本当に丁寧に書いてくださって嬉しいです! また近々残りの更新話のところにもお邪魔しますー!
    更新直後に一回読んで、そのあと数回読み直し、コメント前にもう一回丁寧に読むっていうのがお気に入りです。
    本当に楽しく読ませていただいております!

    作者からの返信

    クルトの実家のシーン、ニーナの実家への報告とは対照的な感じにしようと思ったんですよね。本編の「戦の陰で」の回で、殉職報告書に名前が挙がっている中で唯一本当に戦死していた人物。そのクルトを、こんな風に使ってしまいました。正直、ちょっと「やり切れなさ」を強調しようとした意図はありました。

    どんな親子関係だったんでしょうかねえ。自分の中では明確に設定していないのですが、荒んだ家庭環境だったのは間違いないと思います。
    書いていた当時、自分では「そもそもこの母親、本質的にクルトのことが好きじゃないんだろうなあ。あと元々白軍にも良い印象持っていない」ってイメージを持っていたと思います。

    テイト達が持ってきた遺品の中で「母親にとって価値のある物は財布の中身の金だけ。後は何の価値もないゴミ」だというのは間違いないです。なのでそのレベルだと、Ifさんが仰る通り、ジュンが怒ったところでもはや何も変わらないですよね。ましてや親子でもない赤の他人が怒ったところで。何の意味もありません。もう、最悪の中の最悪といっていい空気ですよね。ジュンはそういう「最悪の中の最悪といっていい空気」が好きじゃないです(大抵の人間は好きじゃないと思いますが)。気に食わないのです。だから、奥歯をグッと噛み締めました。
    ただ、ニーナの両親に報告したユウラの方が、より辛かったのかもしれませんね。両親があんなにも悲しんでたから。ある意味、クルトの両親に報告したテイトの方が楽です。だって母親なーんも悲しんでないから、金だけ渡してはい、終わりって感じで。あとの遺品はゴミでポイ。……という風にテイトは思うことができなかったから、帰り道の街道であんなにへこんでたんですよね。自分がクルトを呪使いにしたんですから。

    でもジュンはそこで後ろ向きになるのも好きじゃないんでしょうねえ。光属性ですから。「もうやれることやるしかないじゃん」みたいな。結局こんなときも自分の物流部の愚痴ばっか言ってテイトを聞き役にしている。やっぱテイトは大人。ジュンは配慮の足りない、空気を読まない(読めないわけではく、読まない)光属性のガキだと思います。
    レクシスをジジイ呼ばわりは怖いもの知らずですよねw口悪いwまあ、ちゃんと相手を選んで言うだろうから大丈夫だとは思いますが。

    要は物流部って補給部隊ですよね。ハリアルは戦争における補給の重要性をよく分かっているだろうから、物流部も忙しいと思います。大まかに「兵站部門」と「民間部門」に分かれていて、兵站部門は各地の駐在軍・激戦地への補給はもちろん、在庫管理、物資調達、町や村での徴税(農作物、特産品等)などを担い、民間部門は宅配、運送業務、商隊護衛を担う。そんな脳内イメージを持っています。補給部隊も後方任務と思いきや、敵が補給物資を狙って来れば一気にそこが最前線ですから、危険な役割だと思います。

    ユウラのトレーニングシーン、色々と加筆しました。楽しかったです。逆立ちして脚をパカパカなど、超絶技能を披露させるようになったので、髪も邪魔になってしまうからひっつめお団子にしました。ユウラのキリッとした顔つきで額出してるの、自分も似合うと思います。

    トレーニングウェアも当時から変えました。スポーツジムにいる人やヨガをやる人が着ている、スポブラとレギンス(ヨガパンツ)姿がカッコいいと思ったので、ユウラにさせてしまいました。ああいうスポーツタイツみたいな、伸縮性あって密着するタイプの衣装はオーバーテクノロジーだと思うのですが、「呪で錬成した伸縮性のある繊維を用いた、最新の縫製技術」なんて無理矢理こじつけて出しました。スポブラとレギンス姿だからヘソ出しなんですが、どうせこの先のウォールリバーで捜査するシーンもヘソ出しの衣装着せるっていうのに、ここでも次の「女子寮道場」の話でもヘソ出しの格好させて申し訳ないです。

    ユウラとリイザの絡みは、Ifさんのブログや小話でも出ることがあって、参考にさせてもらっています! 女子同士の会話があまり思いつかないので、結構手探りですw
    リイザはユウラとセトをくっつけようと色々画策してるけど、Ifさんの仰る通り、リイザはユウラの想いを深いところまで洞察しているからこその事だと思います。ちゃかしてるようだけど、結構真剣に二人はくっつくべきだと思っているんだと。

    ユウラの柔軟の挙動にドキッっとして頂きありがとうございます! 間違いなく美しいですよね。スポブラとレギンス姿での柔軟、セトに見せてやりたいです。と言うか、見たことぐらいあるのかな? でも基本男子禁制の女子寮でトレーニングしてるから、どうなんでしょうね? 柔軟、ユウラのストイックで努力ができる意志の強さや、身体の隅々に至るまでの意識の高さを表現できるいい要素だと思います。是非ヨガとかやらせてみたいけど、まあ世界観とかありますからねw

    次の話、Ifさんのウケが良かったので、ちょっとムキコを一発キャラにしないで拾い上げてみようと画策してるのと、ユウラ直属の部下というか、セト隊の中のユウラ小隊的なチームを出せたらと思ってまた脱線して、なかなか進まないのですが……。本当にこちらも楽しく書かせて頂いております。本当にありがとうございます。

    編集済
  • ユウラの強さがしっかり描かれている、お気に入りの回です。楽しく読ませていただきました!

    ユウラの出身から暑さに弱いのまで拾ってくださって、本当にユウラのことを見ていてくださっているな、と嬉しくなります。

    そして浪人相手のユウラの言動が本当にユウラでもう……そう、絶対軽口は相手にしないんですよね。分かっていらっしゃる。
    槍を二回回す癖のところも拾ってくださっていて、本当に読むたび書き手が嬉しくなっちゃいます。
    で、戦闘ですけどとてもあざやかで。瞬殺なのがかっこいいですよね。

    ムキコさん好きなんですよ。素手でと言われてしっかり対応しちゃうユウラのイケメン度の高さもまたいいですよね。
    ユウラは身体の柔らかさもあって、多分武道も強いですよね。長い脚からのハイキックがかっこよすぎる……そのあと結局力比べでも勝っちゃうの、いいなあ。

    ベレリラ家の秘術の、最近出した情報も含めてくださって本当に嬉しいです。
    この設定自分でも気に入っていて、早く出したかったんですけど、ようやく出せました。サクットさんにもこの先でも存分に使っていただけたら嬉しいです!

    三番目の方、そりゃ目の前でムキコさんみたいな強そうな人やられちゃったら怖くていけないですよね。笑 おなか痛くなっちゃうの、なんだかほほえましい。
    ユウラが軽く脅しちゃうのがいいですよね。反応が良すぎて私でもからかいたくなっちゃうなこの人。

    進行役にもきっちりお灸を据えちゃうの、いいですね! しかもやっぱり一瞬で勝負が決まっちゃう。いやもうこの強さがいいです。本当に本編では相手が悪すぎて、圧倒的なユウラを書けていないので、いつかまた書きたいなと思いました。

    私この三人目の人が受かったの、前に読ませていただいたときには「大丈夫か!?」って思っていたんですけど、彼我の実力者を理解して引く、というのは正しい判断だったのかもしれないなーと今では思います。そこらへんが買われたのかな?

    テイトの講義、超がめっちゃついてますけどちゃんと基本的なことやってますかね?笑
    いつもみたいに、それこそ後述の『鼻っ柱のへし折りっぷり』という状態になっていないか心配です。
    ところでこのテイトの教官としてのあり方(出会いの方を大事にする)、私ブログかどこかで書いてましたっけ!? いやもうその通り過ぎて何度も頷いたんですけど、どこに書いたっけって記憶喪失になりました。十年の月日は怖いです。もしかしてサクットさんがご自分で考えられたのだろうか……だとしたら私の脳トレースがすごいです。私より私を分かっているかもしれない……

    クルト、それからニーナのくだりは、何度読んでも心が痛むところです。
    ニーナの親御さんはやがて娘が帰ってきますから、まだいいんですけど、クルトは……彼については次話でまた触れますね。
    ニーナの親御さん、白女神の敬虔な信者だったとしたら、今回のことはどう思われるんだろうなあ……やっぱり胸が痛みます。
    ユウラの心の強さは流石ですよね。メンタルの安定っぷりはランテを除いたら一番かもしれません。

    ジュンのセリフは重たいです。戦う術を教えたら、それだけ命を失うリスクも与えることになる。この時代に生きたのだから誰かが戦わなければならないんですけど、辛いことですよね。どうにもならないことではあっても……
    こういう切なさは本編では描けていないところだったんですけど、なんだろう、なんだかそこに触れるのがすごくこの作品っぽくて、私とは違った切り口のReheartsらしさが見えたような気がしています。

    テイトの教官っぷり、さすが板についていますね。ここにいる人が、将来呪でご飯を食べていけるようになったら、テイトはそれでとても嬉しいんだろうなあ……

    次話にもまた近いうちにお邪魔します! 本当に丁寧に一話一話を書いてくださっていて、とても嬉しいです。エネルギーをたくさんいただいております!

    作者からの返信

    たくさんコメントを頂き本当にありがとうございます!

    ユウラが暑さに弱いところ、トレアという寒い地方の出身だったから、そのイメージで書きました。もしかしたらどこかでIfさんが書かれていたかもしれませんが、そこまでは自分も拾い切れてはいませんでした。お気に召して頂ければ幸いです。

    ユウラの戦うシーンは、自分がユウラのカッコいいシーンを見たいので、ここはムキコ以外はちょっと雑魚っぽい感じにしました。あまり書き過ぎると文章が肥大化しちゃうから、さらっと済ますには瞬殺が都合がいいんですよね。このへん、本編では苦戦するシーンが多いから、ちょっと弱い相手で無双させてあげたいという欲が出ています。
    ベレリラ家の秘術に関しては、ソニモとの戦いでメカニズムが分かったので、ここのシーンでも是非入れたいと思っていました! ユウラの視点で書けるので、以降の戦いでも盛り込んでいきたいです。

    X(ツイッター)の方でも言いましたが、ムキコの脳内モデルがワンピースのミス・マンデーでした。しかもビキニアーマーという。見た目のインパクトが凄いだろうなとw彼女は1番と3番の浪人とは比較にならない逸材で、紛うことなき強者です。Ifさんに好きって言ってもらい、もっと名前真面目につければよかったかなぁって。

    何もしてない3番の浪人も合格になってたの、屯所の人不足が深刻だから採用試験そのものが茶番で、元々みんな採用するつもりというか、かなり出来レースっぽかった想定です。中央との緊張が高まっているから、3番のような役に立たなそうな奴でもとにかく数合わせで警備を水増ししとこうみたいな。あの巨体のムキコにあっさり力比べで勝つユウラ、怖いですよね。自分が3番の浪人の立場でもビビっちゃうかも……。1番目の人もチンピラ臭いし、ムキコ以外はちょっと不作な感じですよね。もっといい浪人来てくれないかなぁ……。

    テイトの教官としてのスタンス、ここに関してはIfさんが特に書かれていたということはなく、本編や番外編の既存の描写を元に自分なりに敷衍してみたところです。今回掲載するにあたって加筆した部分になります。勝手にテイトの教師としてのポリシー的な部分を書いちゃっていいかなぁ?とか思いもしましたが。
    やっぱり「第一回呪部門基礎講座」の話の影響が大きいです。本編でもランテやユウラに、まずはスタートラインのところで知識を叩き込むところから教えてるし、最初の方向性のところをしっかり指導するのがテイト流なのかなぁと思った次第です。中~上級者より、ビギナーに教えている場面が多いんですよね。だからまず、主任教官としてスタートラインで方針を提示するところはテイトが教えるんだろうなと。もちろん、他にも教官がいる中での『主任』教官だし、テイト一人で全員を教えるわけじゃないだろうから、基礎をマスターして、テイト流がある程度染みついている者には、他の教官に担当させているのかもしれないとか。そこら辺を想像して加筆してみました。ストテラ時代書いていたときと比べて、本編も番外編も増えたので、新たに見えてきたキャラ像を是非取りこんでいこうと。

    ニーナ、本編では生きてるんですよね。両親への報告をユウラが行ったっていうエピソード、使わせてもらいました。生きて戻ってくるときっとご両親喜ぶだろうなぁ……。でも彼女が言っていた「私は女ですから。生かされてたんです」という言葉が暗に示すもの、どんなことをさせられたのか……。ニーナ本人に聞くのも躊躇われますが、立ち直って生きていってほしいです。クルトは本当に死んでるけど、彼女は生きてますから。

    このジュンの台詞、ちょっと変なシーンになってしまって、まるで直前にユウラが地の文で思っていたことに対して答えているような感じになっているんですよね。ユウラが頭の中で考えていることに対して会話しているみたいになってしまいました。シーンだけ切り取ると、ジュンが唐突に長々と独白し始めたみたいになってしまいました。ちょっと何とかできないかと考えてみたんですが、あまり手を入れることはできませんでした。台詞自体はカットしたくはなかったので。
    ジュンとユウラの間で「これからクルトが戦死した報告をしに行く」という、モチベーションが上がらない共通認識があって、そんな雰囲気の中で漏れた言葉なのかもしれません。

    この講義の参加者の中でも、呪の道を本格的に歩んだり、白軍に仕官するきかっけになったりするといいですよね!
    外部の人達向けの講義だから、ちょっと手加減というか、普段支部で教えているほど鼻っ柱をへし折りモードではないかなぁ……って想定です。

    脳トレースだなんてとんでもない! 本当に恐れ多いです! 全てIfさんの丁寧に書かれた物語の中から素材を拾わせてもらっているだけで、本当に作者様の原作あってこそで、あくまでお許し頂いて書かせてもらっている立場なので。Ifさんがそう思われたってことは、それは原作が素晴らしいということです!

    率直に、書いてて楽しませてもらっています! 本当にありがとうございます!

  • 第2話 西支部への応援コメント

    第二話、楽しく読ませていただきました!

    これは前話のコメントを読んでのことになりますが、情報部かなりやばそうですね!
    でもそのストイックさというか徹底した感じ、私は結構好きかもしれません。やっぱりやってみたいかも……

    それで、今話ですが! ネリドルさん、寝ぐせついたまんまサードに会いに来るの、結構やるなあと思って見ていました。笑 肝据わってますよね!
    ジェノさん西支部でもご厄介になっていたようで……中央の高官相手となると、機嫌取りも大変ですよね。
    ネリドルはなんだかんだ頑張っていると思います。自分も楽しんでるかもしれませんけど!
    後で出てきますが思い切りボンボンでいながら、ゴダよりはよっぽど役に立ってるでしょうし、私は結構評価高いんですよね……作中では能力が低いって言われてますが!
    ここの、サードの「あーはいはい!」から始まる投げやりな嫌味が結構好きで、いつもちょっとふっと笑っちゃいます。その後のネリドルの「ビジネスライクに行きましょうか!」もいいですよね。

    さて、ダーク・ファングのことに話が進みますが、「送春祭のときも送夏祭のときも~」のくだりがまた面白くって笑っちゃいました。屋台の流れも面白い。こういう随所で笑える部分を入れてくださるのが、サクットさんらしくてコラボ感を強く感じ楽しく読ませていただいています。

    さて、中央と西の癒着についてもしっかり語ってくださって。私前から思っていたんですけど、サクットさんって歴史が結構お好きでしたか?
    私の知識の中だと、こういう組織体系や組織の事情の部分に興味を示される方って、歴史好きの方が結構多かった気がするので、ちょっと思ったんです。

    ゴダの「任せる。好きにしろ」のこのどうしようもない無能っぽさ、いろんな意味で堪りませんね! いやほんといいキャラをしている……私やっぱり西支部で働いてみたいかもしれない……いや北がいいですけど、でも北だとブラック勤務に染まりそうだから、西で支部長をあざ笑いながらまったりやってみたいかもしれません。
    後に出てくる記念式典中の粗相ももう……この人愉快すぎませんか? いや私結構好きですよ。支部が明るくなりそう。サードはこの点については本気で怖がってますけども。笑

    「ワグレみたいに」とか、こういう細かなところで本当に作品をしっかり読んでくださってることを感じます。それなのにところどころ私の作りが甘くてすみません! 今でも読み直してさーっと顔が青くなることがよくあります。気を付けなければ。
    ネリドルの誕生日が送秋祭のときだというのもきっちり書いてくださっている! いやもう本当にこういう細部に渡る気の回しよう、ありがたくて感動します。嬉しい……(私が最近ネリドルの誕生日を忘れていたのは内緒です)

    麦芽つながりなだけで絶対に合わない現物支給とか、西支部書いてるとサクットさんがすごく調子が出ている感じがして、私も読んでいて楽しかったです。笑
    サードが隊長になる流れも自然? で笑いました。いやこのネリドルの素直な白状、ちょっとかわいいなと思ってしまう私は歳を取りました……笑

    アホスギール・バカジャネーノのあたりにはもうものすごく脱力神の波動を感じて、とっても懐かしくなりました。かなり前に二週目が途中で止まってしまっているので、また読みたいな……サクットさんのところの、風邪をひきそうになるほどのシリアスとギャグの温度感がすごく好きなんですよ。猛ダッシュで行ったり来たりする感じ、なかなか他では味わえません。

    カゼッタ、まーた苦労を抱えそうですね。本当に彼は苦労人ポジです。胃も痛いだろなあ。
    でもここで賄賂を受け取らないあたりが、彼が苦労するゆえんであり、サードに重宝される理由であるのだと思うと、苦労するべくしてしている人なのだ、という気にもなっちゃいますね。
    しかし金貨十枚ごとき、なんて言うんなら、私にそれくらいなかなあ……
    強要しないあたり、ネリドルも人は悪くないんだろうなと思います。

    いやー、やっぱり西支部の空気感好きです。抜け抜け感もありますけど、そこがいいような気にもなってくるから、なんだかすごい。
    ゴダって無能だけど、案外上司としてはアリなのかもしれない……サードがいたら回るし……笑

    ここまで本当に楽しく読ませていただいております! ものすごく丁寧に書いてくださって、本当にありがとうございます。私は幸せ者です……

    作者からの返信

    こちらこそ、本当に素晴らしいコメント頂き、本当にありがとうございます……!

    情報部、ストイックだし、やっぱりなんか殺伐としてる感じしますよね。エイリル見てるとそんな感じしませんが。ハリアルがセーウィンのことを優秀な人材とは認めつつも、根っこの部分ではこいつとは交わらないなー……みたいに思ってそうな距離感が出せればと思って加筆した部分です。ハリアルはセーウィンのことを人の気持ちが分からない奴と評価してますが、逆に言えば徹底したプロフェッショナルなんだと思います。
    Ifさんの書く情報部とか見てみたいなぁ……。番外編とかでどうでしょうか?チラッ)

    ネリドルはジェノの接待、カゼッタに「誰が好き好んであんなのと……」って愚痴ってたのが本音ですね。ジェノってなんかナチュラルに嫌な奴そうだし(笑)。ただ、接待中はバリバリ営業スマイルの太鼓持ちですね。
    サードとの掛け合い、気に入ってもらえて嬉しいです。なんだかんだの腐れ縁みたいな感じにしたかったので。
    サードとネリドル、派閥の上では対立しているけど、戦場で共に戦っているときだけは昔の先輩と後輩の関係に戻れる……みたいなシーン入れたいですがストーリー中ではこの後サードはウォールリバーに行き、ネリドルはスフィリーナに留まるのでそういったシーンが作れないんですよねぇ……。まいった。

    送春祭とか、ネリドルの誕生日とか、設定集を拝見して、何とかそういうの反映させたいなぁって思い入れました。西支部って総会と女神祭が近いからこの時期大変そうだな……とか。

    仰る通りで、歴史は好きです。世界史は全然ダメですけど、日本史の、戦国時代や幕末が好きです。大河ドラマは毎年見てます。Reheartsって本当に大河ファンタジーですね! 組織のことを考察しがちなのは、ガンダムシリーズの影響があるかもしれません。

    ゴダは「遊びの達人」にしようかと。もう狩りでも釣りでも、テーブルゲーム、カードゲーム、ギャンブル全般、現実世界でいうホステス、キャバ嬢的な人を水揚げして愛人にするような大人の遊びも、そして童心を維持したままなので砂場遊びやかくれんぼのような子供の遊びもマスターしてます。なんかもう、世の中の神羅万象全てが玩具に見えるような。白軍も含め。
    ハリアル、オルジェ、ミラハとはまた違ったキャラ付けができればと思います。
    遊びの達人なんだから当然仕事は無能だよなぁ?「任せる、好きにしろ」もそうだし、現責任者であるネリドルに情報が全く落ちてないっていう報・連・相の欠如っぷりもですね。

    西支部、ネリドルが言う「決算の収支が全然合ってない」とか「こっちの指示がことごとく現場に正しく伝わってない」とか、自分が仕事してる上で経験してきたあるある現場猫案件を出していきたいなって思っています。北支部や東支部じゃおよそ絶対起こらないようなミスとか。
    パンとビールのところ、古代エジプトでピラミッド建設の労働者へ報酬としてパンとビールが配給されていたことが元ネタです。サードが「いつの時代の話だよ!」ってツッコミ入れてますが、本当は「古代エジプトかよ! ピラミッドか!」って言わせたかったんです。メタになっちゃいますからねぇ……。

    ネリドル「すいません! できません!」って直球台詞、いわゆる「逃げる勇気」を持っている人ですよね。7割ぐらい本音かな? 多分ダーク・ファング対策チームの指揮、頑張ってやってできないことはないだろうけど、3割ぐらいはこの後カゼッタに言う「先輩が離れた隙に、先輩の耳に入れたくない案件をたくさん通したい」って戦略も含んでますよね。この、素直さと人懐っこさに、調子の良さと利や保身に聡い要素がブレンドされた感じが何とも……。

    アホスギール・バカジャネーノはもう脱力神センスでしたwこういう直球ネーミングも大好きで。ねぇ……ちょっと、まあ、ネタも下品で申し訳ないです。

    ネリドルのこと高く評価して下さってありがとうございます!
    ブログでの、総会のときにセトがネリドルとの勝負を一瞬でつけてしまったっていうエピソードが好きで、ネリドルをサードや、他の優秀なメインキャラの噛ませ犬というか、引き立て役にしたいんですよね。すげー似合う。

    ネリドルがカゼッタに金貨をつかませようとしたシーン、カゼッタの堅物な感じの描写ができればと思って書いたところです。日本円で15万円。欲しいですよねw

    ゴダって「働かない無能」って感じですよね。「働く無能」よりは余計なことしない分マシというか。ホントよく中央協賛派の西支部の副長にサードを任命しましたよね。Ifさんが以前回答してくださった「なーんも考えてない。楽したいだけの人事」という、サードの起用理由を大事にしていきたいと思います。

    ここまで色々書かせて頂き、本当にありがとうございます!








    編集済
  • 第1話 北支部への応援コメント

    まずは、拙作で二次創作をしてくださって、本当にありがとうございます!
    昔からずっと追いかけてくださって、こうして作品とキャラクターを愛していただき、書き手冥利に尽きます。もう本当に……感謝しつくせません。ありがとうございます。

    ランテがみんなと出会う半年前のお話。支部の雰囲気は現在とほとんど変わらない頃だと思います。
    早速ですが、好き勝手やっている闇の牙の根城が西地区にあるというの、「わかってるなー」と……一番やりやすい地域なんですよね。サードは頑張っているんですけども。
    そもそも西支部って本編ではほとんど取り扱っていなくて、ゴダとかネリドルは私の方がむしろ逆輸入という形で参考にさせていただいている部分も多く。
    だんだんなんだか憎めなくなってきてしまっていて、結構西支部も好きになっちゃいました。
    西が中央に救いを求めない理由もきっちり作ってくださっていて、なんだかもう、本当に感動しきりでした。
    この判断はサードがかなり噛んでいそうですね。

    支部の内部構造に関しては、私はざくっとしか作っていないんですけど、こういう情報部とかの細部を組み上げてくださってるの、サクットさんだなあと感じる場所です。私情報部やってみたいなあ……

    実戦部隊からユウラ、テイト、リイザが抜けちゃうと結構大変なんですけど、セトとアージェが残るなら何とかなりそうです。黒獣相手にするには、実は若干戦力過剰気味ですしね!笑

    ゴダ支部長の人となりをエイリルが話しているところ、これって実際どのくらい本当なんでしょう? ゴダって狙って笑いを取れるんだろうか……それとも天然で笑いを取っているんだろうか……私の感覚だと後者なんですけど、前者でも面白いかもしれません。笑
    ハリアルが思わず突っ込みいれちゃってるのも面白いです。初ツッコミかもしれない!

    レクシスとのことについてもここで触れてくださっていて、もう本当にここら辺が原作の理解度の高さを物語っているというか、いやもうほんと私よりりはーつのことを理解してくださっているかもしれない……ここにデリヤのことも追加で入れてくださってますよね。
    マーイ、貸すわけにはいかないんですよね。セトが常駐しているならともかく、そうではないのもあり……

    ハリアルの心持がすごく丁寧に書かれていて、ふおおおおとなりました。ご存じのように私は本編で書いたことがないのですが、ものすごく正確にハリアルの心境を描いてくださっていて。いやもう本当に解像度が高い……

    原作ではオルジェがそんなにいいところをまだ見せていないんですけど、これを読むと頑張らないとって気持ちになります。渋いいい年のおじさん、私で書ききれるだろうか……いや年齢は十年前よりも大分近づいたんですけどね!

    ハリアルの前でエイリルとオーガスがちょっとした喧嘩を始めるの、なんだかほほえましかったです。その後の指の件はちょっとぞっとしましたけどね!
    でもそこですかさず挟まれるパンツでの雑巾がけ、がまたうまいテンポです。この辺りもサクットさんらしい。

    裏切りは~のところも、ドキッとしました。ここも加筆部分ですよね。
    ハリアル、本編ではなんだかんだほとんど書けないままになってしまっていたので、彼の背景を形作る挿話を作ってくださって嬉しいです。この人、絶対苦労してきてますからね……

    レクシスのことは特に、本編との絡みまで本当に丁寧に書いてくださって、二次創作としてとにかくレベルが高すぎる……むしろ私が書いたものより洗練されている気までします。
    そんな魂のこもった二次創作を、こうして読者として拝めること、感無量です。無二の幸福感があります。
    頑張ろう、という気持ちを強く持ちます。背筋が伸びる感じ……本当に頑張ります!

    この度は本当にありがとうございます。また続きにもお邪魔しますね。あー、明日から仕事も頑張ろう……

    作者からの返信

    途中で中断してから随分時間が経ってしまいましたが、Ifさんがまたカクヨムで連載を初めて下さったので、自分も「あそこまで書いたんだから」ということで、再始動できました! ある意味ストテラが潰れてくれたのがいいきっかけになったかもしれません(笑)。
    当初、これを書き始めたとき、本編はまだ怒の章だったと記憶しています。りはーつで二次創作、それもギャグをやるには、本編でおよそ描写される予定がなさそうな西支部がいいかなと。支部長が無能という設定も使いやすいと思いました。サードとカゼッタは「西の動乱」でしっかりキャラ描写されてて「あ、いいなあ」と思ったのと、ネリドルに関しては当時質問した際、Ifさんも一回だけ名前を出しただけであまり覚えていなさそうだったのと、もう今後出す予定ないとの事だったのでもう自由にやらせてもらおうと。それで元はサードの後輩で、サードの反中央(非主流)派に対する親中央(主流)派にして、サードやカゼッタと絡ませたいと思いました。ゴダとの掛け合いも色々妄想できて楽しませてもらっています。「溜息」の回でIfさんの書くネリドルが登場したときは超テンション上がりました!

    西が北に協力を求めたのはサードの判断ですね。次回で出てきます。西支部を舞台にしたいのと、ユウラを活躍させたいのとで、そこに持っていくにはどうしたらいいか、逆算的にシナリオを考えました。西支部が反中央思想の北支部と連携するって、政治的にはかなり中央に睨まれるリスクがあると思うので、まあ秘密裏ですよね。

    ハリアルの視点で書いたのだから、加筆する際に、ハリアルの視点でないとできないことをやろうと思って、過去の回想を追加しました。ハリアルが支部長になった729年から、セトが入隊する731年の間の出来事として。この時期、前支部長が病死して、ハリアルが若くして支部長に。仰るように、この時期のハリアルって地獄のような状況だったと思うんですよね。この頃のハリアルをよく支えてくれていたという、結構年上の「もう一人の副長」もいたのでしょうが。この「もう一人の副長」に関しては、設定上のみの人物だけど、重要キャラだろうから、Ifさんが書く前に自分が手を付けるべきではないと思い出しませんでした。

    ハリアルの視点で書くのだから、普段読者に見せるセトから見た父親のようなハリアル、という描写とは逆に、セトを見るハリアルを表現したいな、と。特に、729年時点で37歳、セトのほぼ倍生きているハリアルがセトに話していない、セトと出会う前の事。支部長をやっているからには、前述の地獄のような状況の中で、色々清濁併せ呑むこともあったんだと。
    セトはデリヤ追放の件でハリアルの判断に疑問を持ちましたが、言ってないだけで、セトと出会う前のハリアルは、もっと闇の深いこともやってますよと。セーウィンが言ったように、処刑した部下は私利私欲のためではなく「情実やしがらみ」というものを捨て切れずに裏切っていたから、ハリアルは説得したかったのですが、そんな動機だからこそ根が深い。多分まだ若いセトには分かってもらえないかも? 自分がハリアルだったら、セトが25歳前後になったぐらいで話せるかな?なんて思いました。

    そんな中で、ハリアルが軍人として手本としたいのは、尊敬できるのは、オルジェだったんじゃないかなぁって思った次第です。やっぱり東の状況から逆算すると、オルジェ滅茶苦茶優秀な指揮官だと思います。

    支部の構造とか、世界を広げたくて書いた部分はあるのですが、あまり細部を具体化すると、それに縛られてしまうというデメリットもあり……、あまり決め過ぎるのも自由度減ってよくないんですよね。でも書いちゃうんですが。

    Ifさん情報部やってみたいってマジっすかw
    要はスパイ部門ですよね。エイリルが担当している、豪商の用心棒に変装しての西への潜入や、レクシスの戦死者偽装疑惑の調査とかモロだと思いますし、こういう諜報員的な仕事って戦争物に付き物というか、ロマンありますよね。ただ、自分で書いてて言うのもアレですが、エイリルって結構粗野で血の気が多い奴なんで、この部署適性あるかなぁ?って思ったり。自作の脱力神でもチューリーっていうスパイのキャラは一度書いてて、かなり鬱で胸糞な最期を遂げているから、今度は明るい奴で行こうと。
    情報部に入る際、一応セーウィンから覚悟は問われると思います。
    ・仕事柄、もししくじって敵に捕らえられた場合、何されても(=拷問)文句言えない
    ・捕まった場合、悪いけど見捨てる。こっちは情報が全部漏洩したものと思って動く
    セーウィン、この2点は要求してくるかなぁ……って思っています。まあ、このハリアルの回想だけでもう登場する予定ありませんが。

    この情報部、本編に出てないところで、工作員達がハリアルの中央潜伏やテイト奪還計画を、裏でサポートしてたりって勝手に脳内補完していました。

    本当にお褒めの言葉をたくさん頂き、感無量です。
    あれからストックも溜められたので、早いとこ(?)完結できればと思っています!
    こんなに自由にやらせて頂き、本当にありがとうございます!





    編集済