第6話 学校から帰って

学校から美月が帰ってきた。スマホで音楽を聴きながら台所仕事をしている母、美里が振り返って声をかけた。



美里「あら美月!お帰り。」


美月「うん。お母さん、ただいま。」


美里「どう?新しい学校は?冬美は、なんかお友達と遊びに行くってもう出かけちゃったけど。」


美月「ああ、そうなんだ。うん何とかやってるよ。みんな優しいし、先生もね、いい人だよ。」


美里「そう。それはよかった」


美月「あ、今日のおやつは何?」


美里「テーブルの上に用意してあるわよ。」


美月「あ!お母さんのドーナッツ!おいしいんだよね!あたし好き!」



テーブルの上のドーナッツののったお皿を見てにっこり微笑む美月。



美里「そうお?手を洗ってうがいをして早く食べなさい。」


美月「は~い!」



美月はそう言うと洗面所へ向かった。


美里はいつも陽気で夕飯を作りながら流行りのk-popの曲を口ずさみながらたまにステップを踏んでいた。

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