魔王と対面
魔王に近づくにつれて俺の股間の性剣は怒張していく。
興奮からでは無い。
そういう仕様なのだ。
そしてそれに伴い俺は裸になる。
性剣を隠す事もせず、堂々と。
仲間のヒタチ(♂)が涎と鼻血垂らしながらこっちを見て興奮している。
目はガッチガチに充血しているけど瞬きはしていない。
出血多量で倒れないかな?
………ちなみに俺に露出癖はありません。
性剣に触れしものは爆ぜる。
例え服であろうと、俺の体の一部であろうと。
魔王討伐に向け歩いていると、魔王の気配に反応して怒張した性剣が
服が爆ぜる。
靴履いた全裸オッサン爆誕。
慌てて性剣を手で隠そうとしたときタチアナの神託で『手が触れたら腕が無くなる』と言われ隠す事を断念。
恥ずかしさで
靴もどこかへ飛んでいく。
諦めて歩いていると段々恥ずかしさが薄れていく。
そして
↑イマココ
恥ずかしさに慣れて唯一の防具とも言えるスキルも発動しなくなった今の俺を守ってくれるのは………
魔王討伐後の褒美でハーレムを希望していて、興奮すると視野が狭くなる猪突猛進タイプのタチアナ
近接戦闘力だけはメンバー1だが、俺の性剣見て興奮し、鼻血出し過ぎてすでに瀕死状態のヒタチ
桁外れの魔力で圧倒的火力を有するも、妊娠による体調不良で魔法の制御が不安定になっているコモリ
の3人だ。
…………助けて。
死んじゃう。
勝てる気がしなくなってきたんだけど。
そんな事思っても、無慈悲に魔王の前まで到着してしまうのが現実ですよね。
トボトボ歩くと徐々に見えてくる大きな影。
股間の性剣も怒張具合が最高潮で、魔王に引っ張られるかのように少しだけ腰が浮く。
のそり
と影が動いたと思ったら
低い唸り声みたいな音が響く。
そして
「よく来た……
我が餌共よ………」
魔王だ。
のそりと動いた影がこっちを向く。
陽の光に当てられてその全貌が顕になる。
グロテスク……
第1印象はそれだった。
最初に神に教えられてた通り、
ムカデとタコとクモとゴリラを足して4で割るビジュアルだが……
下半身はムカデみたいな節足動物で、その脚がクモみたいな脚になってる。
上半身はゴリラみたいだが、アチコチからタコの脚みたいなのが生えてる。
「「「「!!!」」」」
突如物陰から魔王を狙った魔物が飛び出す。
魔王の背中側から仕掛けた魔物だったが、
呆気なく触手に捉えられ、大きく開けた口で1噛みされたら頭が無くなった。
頭が無くなってもピクピク動いていたが、
その後は口の中の無数の牙によってぐちゃぐちゃと残りを咀嚼され魔王の体内に収まった。
「次はオマエ達だ」
魔王は歪な笑顔をこちらに向けた。
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