聖剣ガチンコ案件
「フッフッフッ…これぞ地球の聖剣エクスカリバーにちなんで作った性剣 エックス(サイズ) カリ・バーさ!!!」
「オイイイイイィィィィィ!!!!」
「不満?」
「不満しかねーわ!!
なんだよチン◯が武器です!!って!!
薄い本の主人公じゃねーか!!
どうやってこれで魔王倒せってんだよ!」
「じゃあ君は今まで剣を握ってきたことはあるのかな?」
「……あ」
「剣の腕が無いのに聖剣を持たせてもナマクラと同じなんだよ。」
「…だ…だったら誰もが達人になれる聖剣とかにしてくれれば…」
「聖剣を僕の力まで作り出して貸し出すってだけでも星への干渉度は高いのに、その聖剣が持てば誰でも剣の達人になれるって力までつけたらどれほど干渉していると思う?
それに仮に干渉度が低いとしてもそんな聖剣を奪われたら君はどうする?
魔王を倒せる武器ならば相手は確実に血眼になって奪いに来るよね。君は全部対応できるのかな?」
………正論だ。
確かに平和ボケしている日本で剣を振る機会なんてのはほとんど無い。
剣道をやっているってやつなら幾分かマシかもしれないがそれでも真剣とは使い方が違うから実戦向きではないと多方面から聞いたことがある。
「……どうだい?
体の一部が聖剣ってのが1番マトモじゃないかな?」
「それなら腕とかに付けるとかは…せめて股間は…」
「腕に付けても同じさ。
もぎ取られたら何も無くなる。
股間ならもぎ取られたら即死だろ?
(☆(ゝω・)vキャピ)」
「そのキャピってのやめろ
単純に腹立つってかキモイ。」
「君辛辣だな。何度も言うけど僕は神様だよ?」
「チン◯を聖剣にするようなやつは神様として認めん。」
「まぁまぁ…ポジティブに考えなよ。仮に魔王が麗しい女性だったらどうする?」
「う………」
「魔王に属する者達にも色んな種族が居るけど、そんなのを君は正義の名目で股間の聖剣で貫けるんだよ?」
「…………」
「いわゆるサキュバス的なおねぇさんとかボン・キュッ・ボンの牛女みたいなやつも居るけどロリ的な娘がいても君は正義の名目で合法で貫けるんだよ?」
「…合法ロリ…だと…?」
「ふふふ………まぁ……今回行ってもらう星の魔王は君の世界で言うムカデとタコとクモとゴリラを足して4で割ったような容姿何だけどね(笑)」
「お前ふざけんな!!」
「冷静になるんだ。」
「なれねーわ!!アホか!!冷静になったらむしろそこに行くまでのオスの種族に対してもチン◯振り回さなきゃいけないのがわかってきたから地獄だわ!俺にそんな趣味ねぇわ!」
「え?君はそっちもイケるかと…」
殴りてぇなぁ!!
「殴りてぇなぁ!!」
「君はいちいち物騒だな!」
「お前のせいだ!」
「お前とか言うな!僕は神だ!」
「神様らしいとこ見せてみろ!現状ただのダメ神だわ!クソが!」
「……だったら見せてやる!ふん!」
「……ぐ!
は……腹が……痛え……」
「ははは!ウン◯が止まらない呪いをかけてやった!ここの空間ではウン◯を出す事を禁じているから腹痛に悶え続けるがいい!はははははは!」
「クソが…やっぱ呪いじゃねぇか!
このアホが!バカが!バ神が!!」
「痛み追加しておくね。ほいっと。」
「ぎゃあああ!!!!」
目が覚めたら真っ白い空間だった。
「さっきのは夢か…あんなおかしな神様とか勘弁してくれよ…」
起きて周りを見渡すと見慣れた男がいた。
こっちを見て笑顔で手を振っている。
「チッ!」
「あー舌打ちしたー何度も言うけど僕神様だからね?」
「夢だったら良いのに…何が起きた?」
「腹痛が痛すぎて気を失ったんだよ。」
「チッ!…そっくりさんだったら良かったのに………あんたかよ。腹痛が痛いとかおかしな言葉使うのあんたくらいだからな。」
「…また舌打ちした…それに僕の事見下してない?また激痛に苦しみたい?」
「……すみませんでした……(ボソッ)」
「えー?きこえなーい!」
「すみませんでした!!」
「よしよし。わかれば良いんだよ。わかればね。(・∀・)ニヤニヤ」
「チッ!その顔腹立つ!」
「僕は神様だからね。何しても許されるのさ。」
「ところでこんな剣だけで魔王倒せとか言わないよな?このままなら裸だぜ?」
「そこもバッチリさ。最強の鎧も作ってあるよ。」
「おぉ!少しは期待出来そうだな!」
「恥ずかしさに応じて防御範囲が変化する光の鎧!!!……素敵だろ?」
「はああぁぁぁ!???」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます