用語集

随時追加していきます。


・暁片(あかつきへん、ぎょうへん、晓片シャオピェン)

大きな力を持つ法宝(妖鬼退治アイテム)であるとされる。暁片を巡って昔から各地で戦が起こっている厄介な代物。だが、だれも暁片がどんな形なのか、どんな力を持っているのかを知らない。


儀仙堂ぎせんどう

国で一番大きい川である永河ヨンフーのほとりにある土地の名。毎年各地の勢力が集まり会合が開かれ、古くからある門の名でもある。現在、政主と黄龍が一人の人間により兼任されている。芸術文化が栄えているため、各地から職人や芸に秀でた者が集まる。ご飯も美味しい。


玄郭げんかく

土地の名でもあり、五つの勢力の中では比較的歴史が浅い門の名でもある。大きな蔵書殿がある。政主せいしゅと玄武を役職としてそれぞれ一人ずつ置いている。蔵書殿があるからか、書部しょぶ呪部じゅぶが人数の七割を占める。蔵書殿の裏には立派な園林(庭園のこと)がある。


黒衣こくい白虎びゃっこ

雪雲閣せつうんかくの現在の白虎、秋一睿チウ・イールイのあだ名。白虎と言うからには白い外套を着るはずなのに黒い外套を着ているため、そう呼ばれる。あまり良い意味で使われていない。「黒衣」とだけ呼ばれるときもある。


紙鳥しちょう

書部が直接届けられないほどの距離か、急ぎの時の連絡手段として用いられている。普段は折りたたまれた紙であるが、息を吹きかけると鳥になる。門によって使われる紙の色が違うため、差出人が分かるようになっている。(門下生は読み書きを学んでいるので使用される機会は少ないが)読み上げ機能もあるので字が読めなくても伝達できる。


紙馬しま

急ぎの時の移動手段。普段は折りたたまれた紙であるが、息を吹きかけると馬になり、人が一人乗れるようになる。歩くより速い。紙であるため長距離移動には適していない。


政主せいしゅ

各勢力を率いる統治者。まつりごとを行う。妖鬼討伐の頭の役職(青龍・白虎・朱雀・玄武)と政主が上下関係なのか対等であるかは各勢力により違いが見られる。


呪部じゅぶ

政主の下に配置されている、呪術や天文学を司る人間たちの総称。呪術的な道具である、霊符れいふ紙鳥しちょう紙馬しまなどもここで開発されている。


参山シェンシャン

雪雲閣せつうんかくがある山の名前。


城歴じょうれき

常河チャンフーのほとりにある一帯の地名。五つの勢力ではなく、李氏が統治している。中心部には李氏の住まいである常院楼じょういんろうが建っている。


常院楼じょういんろう

・李氏の住まい。五階建て。常河の澄んだ水を引き入れ、建物の至る所に流している。


書部しょぶ

政主の下に配置されている、書状を届けたり書類全般の管理をしたりする人たちの総称。


泉古嶺洞せんこれいどう

土地の名でもあり、五つの勢力の中では門下生の数も多く歴史の長い門の名でもある。政主と青龍を役職としてそれぞれ一人ずつ置いている。土地の名前として呼ぶ場合は、門や各部の建物の周りにある、常緑樹の生えた山林一帯を指す。


雪雲閣せつうんかく

土地の名でもあり、五つの勢力の中では歴史の長い門の名でもある。参山シェンシャンの上にあるため、一年中雪が降り積もる。政主と白虎を役職としてそれぞれ一人ずつ置いている。寒さと守りが強いことで有名。


大麓岵ダールゥフ

雪雲閣よりも更に北にある山。岩がそびえて立ちならび、強い風が吹くことで有名。夏であっても脛ほどの高さまで雪が降り積もっている。


常河チャンフー

大河である永河ヨンフーの支流であり、城歴の土地の真ん中を流れている河川。定期的に氾濫する。


天弥道てんみどう

土地の名でもあり、五つの勢力の中では歴史が浅いが急成長している門の名でもある。交通の要衝であるため全体が賑わっている。政主と朱雀を役職としてそれぞれ一人ずつ置いている。政主と朱雀にカリスマ性があるため、門下生の数が急激に増加している。元々侠客だったり用心棒的な人たちの集まりだったため、唯一呪部を置いていない勢力である。


判部はんぶ

罪を犯した人を裁くために規則を決めたり、治安維持を行う人々の総称。


・白虎

一般的には宇宙の均衡を司る四神を指すが、ここでは四神の名を冠した妖鬼討伐の頭の一人のことを指すことが多い。白虎は雪雲閣せつうんかくの妖鬼討伐の頭。白虎は政主の推薦によって誰になるか決まる。四神の白虎のイメージからか、死を想起させるため人に恐れられがちである。


・厄災を招く子

厄災を招く子が生まれたら、すぐに殺さなければいけないという言い伝えがある。厄災を招く子が生まれる時は、例外なく太陽が月に隠れ、空には渦のような模様ができるらしい。どんな厄災を招くのかについては書簡にあまり記述がない。


玉剣山ユィージェンシャン

自然豊かで昔から修行に適した山で有名であったが、最近妖鬼が数多く出没する土地となってしまっていた。数年のうちに数十名もの人が行方不明となり、人を食う鬼がいるという悪い噂が立ち、昼間であっても人が寄りつかなくなっている。







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