うんちく

※魔法都市国家マハラティーニ

 シャンテ=ムーン大陸に現存する巨大12国家の一つ。

 不老長寿ハイエルフの大国で、ケイトの住むガーディア国とは友好的な関係が築かれている。

 主要な関係は魔法具(マジック・アイテム)を取り扱った交易。

 魔法国家だけあって、魔法のスクロール(巻物)やブック(書物)、アイテム(道具)の取り扱いは世界一。


※邪龍ラハブ

 巨大12寺院では、私欲に溺れた堕王の成れの果てと揶揄する禍々しき存在として扱われている。

 邪教集団ラハブでは、強大な力で根底から世界を変えてくれる神龍として崇められている。

 その実態は、南の海で猛威を振るっていたという怪物。

 龍の姿をしているという古代の記述から、龍という外観が定義づけられている。


※邪教集団ラハブ

 先述の龍を祀る教徒たちの集まり。

 何百年と安寧に生きる事を嫌い、大きな変革を求める者たちの出自は様々で、中には貴族も含む。

 その貴族が、今回の黒幕の一人。


※盗賊ギルド

 世界各地の裏社会に関わる闇組織の代表格。

 1つの国に必ず4つの盗賊ギルドを設け、互いを監視しながら活動する。

 4つの名は以下の通り。

 ナンバー1“フォクスル”。表向きはカクテル・バーを経営。

 ナンバー2“マスト”。表向きは老舗の生地工房を経営。

 ナンバー3“セイル”。ケイトに潰されたが再編の動きあり。

 ナンバー4“アンカー”。表向きは鍛冶屋を経営。

 ナンバーは序列らしいが、言うほどの上下関係は無いらしい。

 全てが船にちなんだ名称になっているのは、昔盗賊の元締めをしていた男が海賊だったからという説がある。


※大聖堂と巨大12寺院

 巨大12国家に存在する寺院を総称して巨大12寺院と呼ぶ。

 貴重な楽器“オルガン”を備えている事から、吟遊詩人には大変興味深い寺院らしい。

 ここに勤める者は、大司教、司教、司祭、高僧、僧侶と階位があり、ケイトの親友アリサは高僧にあたる。

 大聖堂は3つあり、1つの大聖堂が4つの巨大寺院の本山としての役目を持つ。

 ただ役目と呼ぶのは表向きで、その実は目付。

 何か寺院にある問題が発覚すれば、大聖堂からお偉いさんがやってくる事もある。

 ハイエルフの国マハラティーニには寺院だけでなく大聖堂もあり、ガーディア、マハラティーニ、シンクラビア、ノスタンジアの4カ国の寺院を管轄としている。

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