〝それでは始めましょう!走馬灯クイズ!〟
〝何だって!?〟
この瞬間に、笑いました。
そりゃそうだろう。そう思ったのです。
主人公は、それどころじゃないのです。
このクイズが始まった瞬間。
主人公は自殺の最中なのです。
クイズ出しているのは、天使です。
そして。
主人公は知らないのです。そんなクイズ。
事前にクイズをやる目的とか何をするのかまったく教えてくれてないのです。天使は。
そして続く言葉。
〝まってくれ!何がしたいんだ!?〟
〝天使は何も答えない〟
ここで確信しました。
好みの話だと。
このやりとりに、意味とかないのだと。
実際。この出来事の意味は最後まで読んだところで、何なのかわかりません。
もちろん。オチはあります。
良いオチです。
わからないことがあったとしても関係ない。
ただ面白い。
よくできた不条理コントみたいな短編です。
即笑いしたいとき。ピッタリです。
どうぞ御一読ください。