第19話 無法者達と『 』
十夜達の戦闘が終わり大空洞には静けさが戻った。
全てが
彼らは
全てを救うほどの力は無いのだ。
その旨を『鍛冶屋』に伝えると、
「それでもアンタ達は俺らの恩人だ。妻と子供も喜んでると思う」
彼の側ではその二人の霊魂が寄り添うようについていた。
その光景を見るとまだするべき事がある。
「さて、問題は―――――」
両腕を縛られているエスカトーレを見下ろす。
最早彼は抵抗する気力も無いのかぐったりとしている。
しかしエスカトーレの目だけはまだギラギラと鋭いモノだった。
「団長さんよ、アンタにはまだ聞きたい事が山ほどあるんだが答える気は?」
しかしエスカトーレは無言を貫く。
分かりきっていたが、正直十夜の後ろで拳を鳴らしている蓮花が恐いので素直に喋って欲しいのが本音だった。
「十夜殿、拙僧はいいのだが『鍛冶屋』の御仁が少し荒れておっての―――――このまま彼らに引き渡すのも有りかもしれませんぞ?」
万里の言うことも一理ある。
彼らは―――特に『鍛冶屋』の男は家族を手に掛けられている。
腹の虫が治まらないのも無理はない
だが、
「いや、そりゃまだ危険だ。俺らが側にいねぇと何かあった時対処が出来ない」
実際このエスカトーレは強かった。
武人としてでなく、この男は何がなんでも生き残ると言う強い意思がある。
そう言った者は何を仕出かすか分からない。
「成程、それも一理ありますな―――御仁はそれで納得して頂けますかな?」
万里の言葉に『鍛冶屋』は納得をし兼ねていたが、それでも十夜達がいなければ自分達でどうにか出来る相手ではないのは重々承知していた。
だから、『鍛冶屋』は拳を握り締めそれでも十夜達に頭を下げた。
「すまない―――――アンタ達に頼めるか?」
「あぁ、悪いようにはしねぇよ。コイツにはきっちりと落とし前つけさせてやる」
十夜は『鍛冶屋』の肩に手を置くとそのままその場を後にさせた。
「さて、もう一回聞くけど―――――アンタには色々と吐いてもらう。『迷い人』の事や『
首根っこを掴み、エスカトーレを先へと案内させる。
向かうのは、エスカトーレが出て来た扉の奥だ。
「だんまりしててもいいけど、後で後悔すんなよ?」
ニッコリと笑う十夜の背後では更に怖い笑顔の蓮花が大百足の毒付きのクナイを持ち構えていた。
これ以上無言を貫いていても仕方がないと判断したエスカトーレはしぶしぶと歩き出す。
「みんな少し待っててくれ」
十夜が言うと、フェリスとリューシカが近寄ってくる。
「お兄ちゃん」
「だいじょうぶ?」
心配そうな表情をしている二人の頭を優しく撫でる。
「あぁ、すぐに戻って来るから大人しく待ってな」
そう言って三人はエスカトーレの案内の元、奥の扉へと向かった。
扉の奥はねっとりとした空気が漂っていた。
部屋の中は暗く、文字通りの一寸先は闇という状況だった。
「むぅ、暗くてよく見えませんな」
「右に同じ。ってか鳴上いるの?」
十夜の呼びかけに蓮花が答えた。
「えぇ、一応これでも私はくノ一ですよ? 夜目は利く方です。ちなみにこの男もいますよ」
どうやら蓮花が見張っているようでエスカトーレは下手な動きを見せていない。
大人しすぎて逆に不気味だったが、今は少しでも元の世界に戻れるよう情報が欲しかった。
「―――――ここだ」
エスカトーレが立ち止まるが、暗すぎて全く何も見えなかった。
そんな彼らの心情を悟ったのかエスカトーレは「
すると部屋全体が明るくなった。
特に松明や電気の類は無い。
なのにその部屋だけ明るくなったのだ。
「異世界すげぇ」
「便利ですな」
と男共は感心していたが、一人蓮花だけはスンとしていた。
特に興味が引かれるわけではないようだ。
その場所はフラスコやらビーカーなど、見ようによっては研究室のようにも見える。
そして机の上には見覚えのある〝白い花〟と〝注射器〟―――――そしてあまり見覚えのない鉱石が置いてあった。
色は乳白色で少し透明がかっているその石が、〝例の鉱石〟なのだろう。
「何かここだけ現実的だな。それに―――――」
十夜がチラリと横目で〝ある物〟を見る。
そこは白いベッドのような台が置かれており、白のベッドにしては所々に赤黒いシミが付着していた。
それはどう見ても〝血〟だった。
何が行われていたのか?
何故そんなものがあるのか、と疑問は浮かぶがエスカトーレという男はどういった人間かを知れば答えは自ずと知れてくる。
「胸糞悪い場所だな…………」
十夜が呟く。
色々と察したのは十夜だけでなく、万里と蓮花も何となく気付いた。
万里は手を合わせ「南無阿弥陀仏」と呟いていた。
「で? 肝心の〝魔法陣〟とやらはどこに?」
蓮花の声が無機質な物に変わる。
どうやらかなりご立腹のようだ。
「―――――この先だ」
顎で指示したのは隣にももう一つ部屋があった。
その部屋は今までの場所とは違い、豪華な装飾が施されており異空間になっていた。
そして淡い光に包まれた部屋の光源は足元に描かれている『魔法陣』からだった。
「ほう、これが」
「そうだ。貴様らの言う〝召喚魔法陣〟―――――これで異世界から貴様らのような奴らを召喚している」
ようやく見つけた手掛かりの一つに飛びつきたくなるような気持ちを抑え、十夜はその魔法陣をまじまじと見る事にする。
大きな魔法陣は家が一軒丸ごと入るほどあり、その用途は十夜達のような現代にいる者達をここへ召喚する為だというのが分かった。
だが、
「よぉ、肝心のこの魔法陣なんだが……動いてないぞ?」
何故かそんな事が分かった。
これも十夜にとり憑いている『悪鬼』の影響なのか? それとも怨霊などと言ったモノと関わって来ていたからなのかは分からないが、この魔法陣は今は機能していないという事だけは理解できた。
「当たり前だ―――――それは一方通行だぞ。向こうから呼び寄せる事は可能だが、こちらから向こうへ帰す事は出来ない。残念だったな」
勝ち誇ったような嗤いをその歪んだ表情に浮かべるエスカトーレだったが、近くにいた蓮花が軽く殴る。
急所に入ったのか、それとも十夜から受けたダメージがまだ残っているのかは分からないが、エスカトーレは悶絶し蹲る。
「余計な事は言わなくていいです。それよりも一方通行とは?」
蓮花が聞くと、痛みを堪えているエスカトーレが語る。
「言っただろう―――――こっ、これは召喚魔法陣だと。召喚する為〝だけ〟の魔法陣なんだ。これで元の世界には戻れない」
どうやらふりだしに戻ったようだ。
「参ったな、元の世界に戻れないのか……これからどうするか」
「そうですなぁ、しかもこの『まほーじん』とやらがここにある限り異世界からどんどん人を呼び寄せる、と」
「本当に、はた迷惑なモノですよね。この部屋を含めて全部」
三人は特に目を合わせるわけでもなく、無言で各自武器を構える。
十夜は拳を握り締め『鬼火』を噴き出す。
轟々と燃え盛る黒炎が十夜の感情に比例しどんどん勢いを増していく。
「な、何を―――――」
エスカトーレが言い終わる前に、
「「「まずは、ここをぶっ潰すッッッ!!!」」」
三人の声がハモり大暴れしだした。
万里は召喚魔法陣のある部屋を、十夜と蓮花は恐らくエスカトーレの研究室らしき部屋を片っ端から破壊しつくした。
もちろんこれ以上、異世界からの犠牲者やエスカトーレが行っていた〝であろう〟研究も全てだ。
しかし正直に言ってしまうと半分以上はただの八つ当たりだった。
折角ここまで来て、という気持ちと。
帰れると思った分の落胆もだが、今までの苦労が見事に水の泡になったのだ。
これが八つ当たりせずにいられるか、というのが彼らの〝本音〟だった。
「やっ、やめ―――――」
エスカトーレの消え入りそうな声は三人には届かない。
それどころではないのだ。
三人共暴れすぎてその破壊音やらストレス発散による雄叫びやらでエスカトーレの声が一切耳に入らない状況だった。
そして、
三人がふりだしに戻る、という選択を強制的に執行させられたストレスはこの研究室及び召喚魔法陣の間の破壊という行動で少しだけ治まる事が出来た。
「いやぁ、スッキリしたァ!!」
他の人達がいる場所、大空洞に戻る道中の十夜の声は清々しかった。
久しぶりに? 思い切り暴れられたので気分は高揚していた。
「ふむ、拙僧は修行中の身。故にそんなもので快楽を貪るにはいきますまい。精進せねば」
そう言う万里も表情が少しニヤけていた。
気のせいか、あの『鋼鐵巨兵』と戦っていた時よりもテンションが高い。
「全く、貴方達は暴れすぎなんです。こんなに目立つなんていけませんよ」
蓮花はポーカーフェイスを貫いていたが時折鼻歌が聞こえてくるので、彼女なりにストレスが発散されたのだろう。
「そう言えば、あの第四師団の団長殿は?」
「ん? あぁ、なんか自分の
十夜の声は何ともないように言っていたが、要するに「絶対に逃がさない」と言っているようなモノだった。
「ま、確かにあの男はそれだけの事をしたんです。当然ですよ」
蓮花も先ほどとは打って変わって冷たい声になっていた。
気持ちは分からなくはないが、少し過剰のような感じは気のせいだろうか?
そう思っていた時、
「――――――――――――――――――――なぁ」
十夜が立ち止まり二人を制した。
その意味と、そして大空洞には捕まっていた人達と、それよりも明らかに人数が増えていた。
「はぁ」
「またですな」
二人も何が言いたいのか理解した。
恐らく、なのだが―――――。
「動くな!! 『迷い人』共よ!!」
大空洞に出ると、そこには武装した兵士が十数名がフェリスやリューシカ、それに『鍛冶屋』の男や老人達を人質に取っていた。
そして、その中央にはこれぞ、と言った風貌の男が立っていた。
赤いマントには豪華な装飾が、
頭の上には王冠が乗っておりふくよかな体型をしていた。
「控えろ『迷い人』共!! このお方はこの『ディアケテル王国』国王、ルイマルス・ディア・ケテル国王様であるぞ!!」
国王と呼ばれた男は片手で兵士を制し一歩前に出る。
「初めましてかな、反逆者―――――いや、異世界人とも言えばいいかな? 私はこの国のこk」
「さっき聞いたから自己紹介はいらねーよ。それにオッサンの名前を覚えるのは趣味じゃねーし」
国王の言葉を遮り、十夜が一歩前に出る。
残った万里と蓮花は十夜よりも一歩後ろに下がっている。
「なッ―――――貴様!! 無礼だぞ!!」
兵士の一人がリューシカの首に剣を当てる。
リューシカは今にも泣きそうだったが、十夜の目を見て何かを悟ったようだった。
小さく頷くとその小さな口をギュッと閉じる。
「はっはっは、よいよい。異世界の者は〝王〟という存在はあまり見た事がないと聞いておる。そこの『迷い人』よ、そちの名は?」
国王の質問に耳の穴をほじりながら興味なさそうに適当に十夜は答える。
「あ、そういうのいいから。さっきも同じ事をしてきた馬鹿がいたけどアンタら学習しないねぇ。まぁ俺の名前が知りたきゃブヒブヒいって地面這いつくばれよ。なら教えてやってもいいぞ」
十夜は親指を下へと突き立てる。
明らかな挑発。
先ほどまでなら疲れがあったのかもしれないが、今の十夜達はストレス発散により絶好調だ。
そんな彼の態度に国王は額に青筋を立てる。
「よく、聞こえなかったが―――――まぁいい。単刀直入に言おう。お前達私に仕えんか? 今なら私の近衛兵に迎えてやる」
「あ?」
十夜は訝しげに顔を歪める。
明らかな拒否反応。
しかしそれに気付いていない国王がペラペラと語りだす。
「悪い話ではないはずだ。お前達の知りたい事を教えてやってもいい。例えば、元の世界に帰る方法とかな」
「へぇ――――――――――――気になるね」
十夜の反応に気分を良くしたのか、国王は喋りだす。
「そうであろう? 私ならお前たちの知りたい事は答えてやる。だから私に仕えろッ。今ならお前達だけなら助けてやる」
脂汗を浮かばせ国王は必死に説得する。
目は泳いでおり挙動不審だ。
「お前たちの知識と強さ。そして我が国に伝わる召喚用魔法陣と第四師団長の研究があれば我が国に敵は無い!!」
言い切ると国王は肩で息をしている。
ぜぇっぜぇっと息を切らしながら意気揚々と語っている姿は、何と言うか少し可哀そうに思えてきた。
何故なら、
十夜の背後ではズズン! と何かが崩れる音がした。
「あ~、いやブタ―――――じゃなかった王様? その召喚用の魔法陣とあのエスカトーレの研究室なんだけどぉ……」
十夜が喋り終わる前に彼の背後では三人が暴れた衝撃により全て崩れ去った。
研究所があった場所は崩れ去り、地割れを起こして全て亀裂の中へと消えていく。
その中には召喚用魔法陣も当然あったのだが、それらも全部壊したのでもうない。
呆然と口を開けている国王に対し、
「――――ゴメンねッ♪」
特に反省の色ナシの十夜の軽い謝罪だけが飛んできた。
ブチン、と血管の切れる音が少し離れた十夜の場所まで聞こえて来た。
「こっ―――――ころ」
「はい、私達を殺す前に兵士さん達はどうやらお眠のようですよ?」
いつの間にか背後を取っていた蓮花の苦無が国王の首筋に当てられていた。
十夜の後ろでは蓮花だけでなく万里の姿もなかった。
十夜が国王を引き付けている間に、二人して人質を取っていた兵士を素早く気絶させていたようだ。
国王の口が金魚の口のようにパクパクと動いている。
「さぁて、王様。気になる事いってたけどぉ、元の世界がどうとか言ってたけど…………知ってる事を全部話しな」
「な、な―――――」
国王は絶句していた。
これでまた元の世界に戻れる手掛かりが手に入る。
そう思っていた――――――その時、
「く、くくくくく」
十夜の背後で地の底から響くような嗤い声が聞こえて来た。
慌てて振り返ると、そこには両腕から血を流したエスカトーレが立っていた。
片腕は完全に失っており、残った腕もボロボロでとてもではないが使い物にならないほどだった。
「おぉ! エスカトーレ団長!! よく生きていた!! 早くこの『迷い人』共を殺せ!!」
今まで委縮していた態度が大きくなっていた。
現金な国王だ、と思っていた十夜は呆れたように声を掛ける。
「そんなボロボロの姿でどうしようってんだ? お前にはもう―――――」
「…………もう、いい」
エスカトーレの声は空洞が崩壊している音で聞こえ辛かった。
もう一度よく耳を澄ませていると、
「もう、どうでもいい」
と返って来た。
よく見ると彼の手には〝あの注射器〟が握られていた。
シリンダーの中には赤味がかった液体が入っている。
「そりゃ―――」
「そう、お前達の言っていた『
虚ろな目をしているエスカトーレはゆらゆらとまるで幽鬼のような足取りで一歩、また一歩と近付いてくる。
「教えてやる『異世界人』。この『魔薬』の効能は中毒性や廃人化、凶暴化じゃぁない。あくまでそれらは副産物だ」
エスカトーレは自分の首に注射器を当てるとそのまま液体を自分の身体に注入した。
「ぐっ、―――――ふぅッ」
エスカトーレの全身から血管が浮き出てくる。
目の色が変わり、言葉も口調も変わってくる。
「こ、レハっ―――――『
ボコボコと身体が変形していく。
不味い、そう判断した三人は各々が行動を起こす。
十夜は一気に後ろへ下がり。
蓮花は捕らえられていた人達を護るように引き下がらせる。
万里は持っていた錫杖を槍のように投擲しエスカトーレを貫いた。
反動でエスカトーレは一歩、また一歩と下がり、大空洞に出来た亀裂へと落ちていった。
様子を伺う三人。
だが、
「べる、セルクの―――――効果ハ、『恩恵』ヲ暴、走さセル」
地の底から響くような声が空洞に轟く。
身構える三人は気を抜かず周囲を見回す。
国王と気を失っていた兵士達は突然の出来事慌てるだけだった。
「モゥイイ―――――王国モ、住人モ、全テワタシガ滅ボシテヤル!!」
大空洞に殺気が充満する。
「来ます!」
何かに気付いた蓮花が叫ぶ。
それと同時に、
エスカトーレが落ちた亀裂から巨大な腕が伸びてきた。
「おいおいおいッ」
「これは何ともまぁ」
十夜と万里が思わず呻いた。
体長は多く見積もっても三メートルあるほどの大きさで、直接対峙した万里と蓮花もその大きさは知っていた。
知っていたのだが、
顕現したのは大空洞を埋め尽くさんばかりの巨人だった。
肌は赤黒く変色し、元々のエスカトーレの身体は筋肉質と言うよりも言い方は悪いが貧相な身体だった。
だが、そんな体型を覆すほどの蠢く筋肉がより不気味さを増している。
体長は優に二十メートルほどだろうか。
いや、
それでも下半身はまだ亀裂の下にあったので上半身だけでその大きさなのだ。
これがもし地上に出たら――――――――――。
「ワタシノ、『恩恵』の暴走ハ〝
腕が肥大化した身体から伸びていく。
一対が二対に、三対四対と増えていき、五対十本の腕が生え揃った。
「うっ―――――――――――――――」
十夜が口を押さえる。
見えてしまったのだ。
あの巨体を造り上げるためにどれほどの人が犠牲になったのか。
十や二十では済まない。
それ以上の犠牲者があの身体を造り上げているのだ。
「エスカトーレ――――――」
もう人間だった彼には言葉は届かない。
ただ自分が喋る時に喋っている状態で、もうほとんど自我は無い。
「グ、ルゥゥゥオアァァァァァァアアアアアアアアッッッ!!」
百手百腕の巨人―――――『ヘカトンケイル』が咆哮する。
「エスカトーレェェェェッッッ!!」
十夜が叫ぶ。
力を求めていた
『
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