第10話

ゲートを潜らなくてもモンスターがいて、倒せばお金になると分かった俺はそれから毎晩ドライブをして藍が反応する場所を回った結果


江浦幸助

レベル8

肉体24

精神36

霊力2.4


藍はレベル6になった


ただしゲートの中のモンスターじゃなければアイテムは落とさないようでゲートの攻略も必要な事に気付いた


毎晩の成果である程度のお金が貯まったので今日は買えていなかったアイテムを買うことにするかとショップを開く


肉体の実1万円 残り3個

精神の実1万円 残り3個

霊力の雫10万円 残り1個


肉体の実をとりあえず1つ買うとサクランボ程の大きさの実が目の前に現れる


「これが肉体の実か、鑑定っと」


肉体の実

食べる事で肉体強度を上げてくれる実だが味は酷い

現世には存在しない


「あの世ならあるって事か?まぁいい食べてみよう」


口に入れるとなんとも言えない味が広がるが

吸収されたのかすぐに味が消える


ステータスの肉体が1上がり25になっていた

それから残りの肉体の実2つと精神の実を3つ買い食べ


「雫は高いけど霊力は使えるから必要だよな」

そう口に出しながら金額の高い雫を購入する


霊力の雫

霊力が凝縮され液体になった物

一滴摂取するだけで一般人でも霊能力を得るほどの力を持つ

霊物と言われる


小さな瓶に入った無色透明な液体を口に含むとその瞬間身体中に沁み渡る

生まれ変わった様な気分だ

無意識に鏡に目をやると写ったのは草臥れたおっさんではなく新品のおっさんだった


「見た目が若返ってるっ!?」


ステータス

レベル8

肉体27

精神39

霊力12.4


霊力が10も上がってる


これは何個も食べれば20代の頃に戻れるのでは?と思いショップを開くが在庫が無いのでどうしようもない

しかし新しい商品が入荷されていた


スキルの実30万円 残り3個

高級モンスター肉10万円 残り∞個

最高級モンスター肉100万円 残り∞個

神酒5万円 残り∞個

霊獣の餌3日分1万円 残り∞個

人払いの呪符1万円 残り∞個


ランダムアイテムチケット10ポイント 残り10個

防護の呪符3ポイント 残り10個

武器進化の槌25ポイント 残り3個

モンスターの卵100ポイント 残り1個

身代わり人形100ポイント 残り1個

霊樹の苗1000ポイント 残り1個



「商品が増えてるっ!?」


「キュゥ?」

首を傾げてる藍が可愛い


一瞬で16万円を使ったのにまた欲しい物が出て来てしまった


「待て、ポイントってなんだ?」


新商品の衝撃で見逃すところだったポイント表記

調べてみると魔石をポイントに交換することが出来るようだ


「つまり現実モンスターは金に、ゲートモンスターはポイントにって事か」


これはゲート攻略も休んでられないな……


「藍!お前に弟か妹が出来るかもしれないから頑張ろうな」


「キュッ!」

赤ちゃん蛇が分かってるのか分かってないのか元気よく返事をしてるのはやっぱり可愛いので動画を撮る

後でMonTubeに上げておこう


そうと決まれば今日行くゲートの品定めと行こうか

マップを開き調べ始める


「よし決めた次はここだ」


指差した先にはT山貯水池の字があった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る